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ようこそ! 倶生山(ぐしょうさん)なごみ庵HPへ!

なごみ庵は2006年に開所した、ちいさな新しいお寺です

〜定例行事予定〜
・1月 6日(第1金):イキイキ長いきの会 14時
・12月の法話会はお休みです(1月は13日)
・12月の写経会はお休みです(1月は20日)
・12月の笑いヨガはお休みです(1月は27日)
※いずれの会も1時間ほど、その後茶話会(参加自由)があります
※いずれの会も参加費500円ほどお願いしています
(写経初回と夜法話会のみ1000円ほどお願いします)
※宗教・宗派を気にせずおいで下さい
※初回来場者には腕輪念珠プレゼント

〜特別行事予定〜
12月11日(日):報恩講法要 13時

〜課外活動予定〜
・写経会in神之木地区センター(横浜線大口駅 東口より徒歩4分)
 毎月第1・3(火)18時半〜(変更の場合あり 要お問い合わせ)
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インターネットでお坊さんを注文してはいけない [その他色々]

今日、12月8日は「成道会(じょうどうえ)と言って、お釈迦さまが悟りを開かれた日とされ、仏教徒にとって非常に大切な日です。

昨年(2015年)の12月8日にはインターネット通販大手の「商品」として僧侶が出品され、社会を賑わしました。けれど実はそれ以前から、僧侶をインターネットで派遣する仲介業者は存在しましたし、菩提寺の無い喪主に葬儀社が僧侶を紹介することもありました。

いたしかたない部分もありますし、私自身もそういったご縁で繋がった方もいます。どんなご縁であっても信頼関係が生み出され、その後に親しくなってお寺の行事に出席して頂いている方もあり、それはとても有り難いことです。

私はそれでもなお、インターネットでお坊さんを注文すること、また見ず知らずの僧侶を紹介してもらうのは、極力避けるべきだと思っています。理由は3つあります。
スクリーンショット 2016-11-14 11-14 19.23.18.png

1:ギャンブルを避ける
葬儀は人生に必ず1回だけの儀式です。その大切な儀式に、どんな僧侶がやってくるか分からないギャンブルを避けるべきだと思います。もちろん良い僧侶がやってくる可能性もありますが、そうでない場合も少なくありません。

先日、お子さんを亡くした若い夫婦が、葬儀のために「インターネットで僧侶を注文」しました。当日やってきた僧侶は淡々と挨拶をし、淡々と読経をし、帰っていったそうです。若い喪主は「なんのために僧侶が必要か分からない、もう僧侶は呼ばない」と言っていました。

ですので、信頼できる僧侶に直接頼むのが望ましいのです。


2:余計な出費を避ける
細かくは書きませんが、仲介者が存在することによって喪主は余計な出費をすることになります。野菜を生産者から直接購入するのと様々な流通経路を経て購入するのとでは、価格が異なることと似ています。

お布施は非常に高額だと思っている方も多いでしょうが、そもそも「料金」や「サービスの対価」とは性質を異にしています。本当に困っている状況を僧侶に相談すれば、心ある対応をする者もおります。

ですので、良心的な僧侶に直接頼むのが望ましいのです。


3:違う目的に使われることを避ける
喪主としては仏さまにお供えすると思って包んでいるお布施。お寺の護持、仏教を伝える活動、慈善活動などに使われて欲しいと願われているものが、一般企業に渡るという問題があります。

お寺で専業で成り立っているのは約3割です。あとの7割は、副業やアルバイトで生計を立てたり、お寺の維持修繕費を賄っています。儲からないから止めた、ということは出来ないのです。
一般企業は会社法人ですから、利益を出すのが目的です。仕組みや理念の違う両者が、「お布施」というひとつのものを、利用者に明確にされていない割合で分け合うのは不自然なことだと思います。

たとえば「お布施は〜〜円程度で、当社への仲介手数料は〜〜円です」と明示されるのが望ましいと私は考えています。そうなれば、お布施はお寺にお供えされ、仲介手数料は会社に入り、それぞれ本来の目的に使われるからです。

ですので、お布施を本来の目的に使ってくれる僧侶に直接頼むのが望ましいのです。


まとめ
3つの理由を述べながら、「僧侶に直接頼むのが望ましい」と繰り返しました。
「でも坊さんの知り合いなんかいないし、探す手間なんかかけられない」と思われるかもしれません。

けれど、この記事を見つけたあなたなら、インターネットでお寺や僧侶を探すことは難しくないはずです。今は宗派や寺院もネットで積極的に情報発信をしています。お寺のHPを見れば、考え方や人柄を前もって知ることが出来ます。

もしインターネットが苦手な方は、地図を見て下さい。お寺は新設や移転や消滅する可能性が低いので、目印として地図に掲載されやすいのです。日本にはコンビニの1.6倍ほどの寺院がありますので、必ず見つかります。
実際にお寺の様子を見た方が、PC画面を通すよりも直接的にお寺や僧侶の雰囲気をつかめることでしょう。

1で「ギャンブルを避ける」と書きました。たとえばあなたが家を買う時、不動産屋さんに「任せるから適当に頼むよ」とは言わないでしょう。場所を考え、間取りを検討し、熟考に熟考を重ねる手間を惜しまないはずです。
それと同じ……とまではいかないかもしれませんが、少しばかりの手間と時間を使ってください。良いお寺、良い僧侶との出逢いは、葬儀や法事の時だけでなく、あなたや家族の人生をより良いものにしてくれるのですから。


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2016年12月号 [和庵だより]

◇ 「高座バトル」の顛末 ◇

 先月お伝えしました「高座バトル」、無事に終えることができました。なごみ庵からも大勢の応援の方が駆けつけて下さいました。

 昼の部と夜の部それぞれテーマが決まっていて、昼は「品」というテーマです。東急大井町線に「九品仏(くほんぶつ)」という駅がありますが、仏教ではこの文字を「ほん・ぼん」と読みます。駅の近くに浄真寺というお寺があり、ここにある九体の阿弥陀如来像が駅名の由来です。

IMG_2887.cng.jpg
 「九品来迎」という、その人の生き方や信仰心で、死に際のお迎えが変わるという思想の説明をし、さらに私が経験した小さなお子さんの葬儀の話をさせて頂きました。


 そして夜のテーマは「貧」です。貧困家庭支援活動の「おてらおやつクラブ」の説明をし、また四年前に私が三重県の本山で経験した、仏さまや菩薩さまの化身に出逢ったような経験をお話しいたしました。
 珍しい場への登壇で久々に緊張をしましたが、落語家さんの話芸の巧さや、日蓮宗の説教高座の造りなど、学びや気づきの収穫が数多くあり、本当に素晴らしい経験をさせて頂きました。


◇脳トレ遊具の募集
 なごみ庵では来年から、将棋や囲碁、オセロやトランプなど、脳トレに良いと言われているゲームをしながら親睦を深める会を計画しています。
 もし皆さまのご家庭に使わなくなった遊具があれば、ぜひ使わせて頂きたいと思います。すでにNさんからはステキな将棋盤を頂きました。何かご寄付を頂ける方は、どうぞご一報ください。


△ お 知 ら せ △

@自死者追悼法要「いのちの日 いのちの時間 東京」ご案内
毎年12月1日に行われる法要、今年は浄土宗大本山 増上寺さまにて厳修されます。
詳細はお問い合わせ下さい。また、この情報を必要とされている方に、どうぞお伝えください。
申し込み無しでのご参加も可能です。

@報恩講 ご案内
12月11日(日)13時より報恩講法要をお勤めいたします。
ご講師にお招きするのは、住職が師と仰ぐ本願寺派 万行寺住職の本多靜芳先生です。
10年以上前になりますが、私が築地本願寺の東京仏教学院で学んでいた際、教師と生徒という間柄で出逢いました。
武蔵野大学 元助教授で、著書も多数あり、ピリリと目が覚めるご法話です。
年内最後のご法座、ぜひ聴聞にいらしてください。

@二歳参り(ふたとせまいり) ご案内
大晦日のp;夜22時頃ごろから軽く食事をしたり歓談しながら時を過ごし、日付が変わる直前の23時55分ごろから短いお経をお勤めし、年の変わる瞬間をお経とお念仏とで過ごします。準備の都合上、可能な限りお申し込みをお願いいたします。

◎課外活動 神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)
        神之木地区センター笑いヨガ 12月12日(月)10時30分


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日蓮宗 現代宗教研究所さまでワークショップ [死の体験旅行]

日蓮宗大本山、池上本門寺さまにて、現代宗教研究所のメンバーさまたちに「死の体験旅行」をお受け頂きました。
http://www.genshu.gr.jp

3日間にわたる研修の初っぱながこのワークショップです。
2時間の時間を頂き、じっくりと自分と向き合う時間をお取り頂きました。
IMG_1800.cng.jpg

ワークショップそのものは普段の開催通りに進めたのですが、終了後に質疑応答の時間がありました。
そこで尋ねられたのが「普段は夜の開催ですが、それは意図的なものですか?」というもの。その質問をしてくださった方は、数カ月前に椎名町の金剛院さまで同WSを受けて頂いたのですが、その時は19時開始。
そして今回はお昼の開催ということで、受けた時の印象が違ったようなのです。

考えてみると、朝や昼間は人間は活発な時間帯です。「これから頑張るぞ!」「まだまだ頑張るぞ!」と活動モードになっています。しかし黄昏時になると「今日はよく頑張った」「今日はもう休もう」と落ち着くモードに移行するのでしょう。

人生の最期を体感するワークショップですから、活動モードよりも落ち着くモードの方が腰を据えて受けられるのも道理だと思います。普段夜に開催しているのは諸々の都合上で偶然の産物なのですが、意外と良い影響もあるのかもしれないな、と気づかせて頂きました。

ワークショップ開催情報

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2016年 いのちの日 いのちの時間 東京 [その他色々]

毎年12月1日に、都内の大寺院を会場に行われている自死者追悼法要「いのちの日 いのちの時間 東京」が、今年も増上寺さまにて無事に執り行われました。

今回は10回目の節目となる開催でした。
私自身は2011年に入会したものの、その年は追悼法要に参加していません。ちなみにその年が増上寺での開催でした。
翌年の第6回から本格的に関わり始め、ここ3回は受付班の責任者となっています。自分としては、この受付を最重要な場所と思い、毎年精度を高めようと努力しています。

もちろん他の部署……寒いなか屋外に立つ案内の者から、受付、お茶を淹れる者、そしてもちろん荘厳な法要に出仕する者、全てが自分の持ち場を「最重要」と思って取り組んでいます。

葬儀社さんなどの業者さんに色々頼めば、もっとスムーズで完成度の高い会になるでしょう。でもこの追悼法要は、不器用であっても僧侶が全て手作りで行うことに意味があるのだと思っています。


この追悼法要に、誰も来なくなることが理想なのかもしれません。
でも現状の日本では、それは難しいことのように思います。
であれば、深い悲しみを抱いた方々の心を、ほんの僅かでも暖められることが出来ればと願って続けていきたいと思います。

IMG_1805.cng.jpg
セピア色に加工した祭壇の様子。
中央には阿弥陀如来の掛け軸。
周りにライトアップバルーンが浮かび、一輪挿しの花々と、安全性を考慮したLEDキャンドルが並べられています。

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高座バトル、おまけ [その他色々]

先日、中目黒の正覚寺さまで行われた高座バトル。
http://753an.blog.so-net.ne.jp/2016-11-20


おまけ、僧侶側の出演者の写真です。

IMG_2827_1.cng.jpg
日蓮宗の村井惇匡さん。
超正統派、格調高いご法話を、場の雰囲気に惑わされず徹しておられました。
使い古された言葉かもしれませんが、本当に「有り難い」と頭が下がるお話です。

IMG_2887.cng.jpg
あと一応ワタクシ。
後ろから日蓮聖人がガン見です。
どうりで後頭部に緊張感が走ると思った (^_^;) 

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高座バトル、無事終了! [その他色々]

落語の源流が僧侶の説法であったという故事を元にした人気イベント「高座バトル」、第3回に出演させて頂きました!
http://www.tera-buddha.net/1992/

会場は中目黒駅から徒歩5分ほどという好立地にある日蓮宗正覚寺さま。こんなオシャレな街の駅近にお寺があるんだな〜、と思って到着したら…
IMG_1794.cng.jpg
広っっ! 立派っっっ!!
仙台伊達藩とも縁が深い、由緒正しいお寺です。

IMG_1795.cng.jpg
控え室として使わせて頂いた部屋からは美しいお庭が…
高級旅館に来たのかと思ってしまいました (^_^;) 


さて、話を高座バトルに戻します。
「死の体験旅行」でいつもお世話になっている寺子屋ブッダさんが開催しているイベントで、人気を博し第3回目にお声がかかりました。以前からぜひ出させて頂きたいと思っていたので、二つ返事で引き受けます。

けれど話のプロ、落語家さんと同じ舞台に上がるということで、日に日に増す緊張感。
IMG_1796.cng.jpg
不慣れな高座に上がっての話ということも相まって、何年ぶりだろうかという緊張をしてしまい、登場直前には何故かアゴと横隔膜が痛くなってくる始末 (>_<) 

でもなんとか昼の部を終え、それで緊張が解けたのか、夜の部は少しリラックスして高座に上ることができました。

この高座バトル、お題が決まっています。
私の担当は、昼の部が「品」、夜の部が「貧」でした。
昼には『国家の品格』という本の話から入って、九品仏の話、そして私が経験した小さいお子さんの葬儀の話と進みました。

夜のテーマは「貧」でしたので、子どもの貧困を問題とする「おてらおやつクラブ」の活動を紹介し、皆さんに募金を強要(苦笑)、そして私が経験した「貧乏神と出会った話?」という組み立てでした。

しかし、本当に良い勉強になりました。
落語家さんたちの、さすがの話芸。
そしてもう1人の僧侶出演者である日蓮宗の村井惇匡さんのお話も格調高い素晴らしいものでした。

終演後、出口で「おてらおやつクラブ」の募金箱を持って立っていると、やはり話をしたお陰か皆さんお志を入れて下さいます。あとで数えたところ、なんと45,170円! お気持ち、とても有り難いです。なごみ庵からも少しお出しして、5万円をおてらおやつクラブ本部に寄附させて頂きます。
この寄附は、本部から多くの「おやつ」を発送する際の宅急便代や活動資金に充てられます。

2016.11.21追記
早速お振り込みをさせて頂きました。
お預かりしたご懇志が、少しでも多くのお子さんたちを笑顔にしてくれますように (^人^)
スクリーンショット 2016-11-21 11-21 16.41.27.png

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100回目の「死の体験旅行」 [死の体験旅行]

2013年から始めたワークショップ「死の体験旅行」、100回目の開催をいたしました[ひらめき]

普段は椎名町の金剛院さまで開催させて頂いていますが、なぜか節目の時は外してしまうんです (^_^;) 

今回は徳島で100回を迎えるという、豪快な外しっぷり。
9月に生まれて初めて徳島に行き、ワークショップをしました。

その時のご縁で、地元企業である三谷薬局さんから依頼をお受けしました。
なんでもお得意さま、そして社員さんへ実施して欲しいと…。

徳島に行く前段階で98回。そして三谷薬局さんで2日間で3回開催ですから、もう外しようがありません。覚悟を決めて、無事に3回済ませて参りました。


とても快活な女性社長さんで、食事や観光なども大変お世話になりました。
以前いただいて非常に気に入った鳴門のお菓子、鳴門っ娘を本店まで買いに行きました。
スクリーンショット 2016-11-18 11-18 16.26.32.png

鳴門金時というサツマイモが有名ですが、それを使ったお菓子。
なんと、本物のサツマイモのミニチュアのような形で、食べてもサツマイモ感があります。
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そしてお店に行って分かったのですが、店名が「和庵 鳳月坊」で、「なごみあん」という言葉が入っているのです! 他にも奇遇なことがあって、本当に驚きました。


また、帰る前のわずかな時間を縫って「阿波踊り会館」に連れていってもらいました。
……実は正直に言うと、コンパクトな施設を想像していたんです。しかし…
スクリーンショット 2016-11-19 11-19 0.22.04.png
まさかの5階建て!

徳島県民の阿波踊りに対する気合いの入り方はハンパではありません!
IMG_1790.cng.jpg
しかも2階のホールで、毎日4〜5回、阿波踊りの公演があるのです!
踊り過ぎだろっ! Σ(゚д゚|||)

なんだか徳島観光案内みたいになってしまいましたが、「死の体験旅行」100回目の節目でした。
次の節目は2000人です (^_^)

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2016年11月の法語 [月々の法語]

今年の真宗教団連合カレンダーは、正信偈を意訳した『和訳 正信偈』から部分的に題材が取られています。
ですのでカレンダーの言葉だけを取り扱うと、正信偈をコマギレでお話することになってしまいますので、今年は正信偈を通してお話させて頂こうと思います。

正信偈は7文字で1行で、全体で120行の構成になっています。
12月は報恩講法要になり、通常の法話会はお休みです。
ですので最終回となる11月は、以下の12行をお話させて頂きました。

本師源空明仏教 憐愍善悪凡夫人 真宗教証興片州 選択本願弘悪世
還来生死輪転家 決以疑情為所止 速入寂静無為楽 必以信心為能入
弘経大士宗師等 拯済無辺極濁悪 道俗時衆共同心 唯可信斯高僧説

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さて、正信偈の最終回は、浄土七高僧の第七祖、源空上人(法然上人)です。
法然上人は、浄土真宗の宗祖、親鸞聖人の直接のお師匠さまであり、生涯敬愛し続けた方でもあります。

幼名は勢至丸、現在の岡山県に生を受けました。
父親は押領使(おうりょうし)の漆間時国。「おうりょう」なんて言うと会社のお金を使い込む人かと思ってしまいますが、それは「横領」。押領使は、現在で言う地方警察署の署長さんのような立場。いわゆる武人でした。

勢至丸が9歳の時、漆間時国は対立関係にあった明石貞明に夜討ちをかけられ、重傷を負い、やがて死に至ります。今際の際、時国は息子を呼び寄せこう言います。
時国「お前も武家の子、きっと私の仇を討つのだぞ…」

……ではありません。
実際には「お前が仇を討てば、やがて相手の子どもがお前の命を狙うだろう。仇討ちは仇討ちを生み、怨みは怨みを生む。お前は仇討ちなど忘れ、仏門に入って私の菩提を弔ってほしい…」という内容を息子に告げました。

お釈迦さまの言葉に「怨みに報いるに怨みをもってしたならば、ついに怨みの止むことがない。怨みを捨ててこそ止む」という言葉があります。時国は息子を、血で血を洗う修羅道から救ったのです。


さて、やがて仏門に入った勢至丸は、あまりの天才ぶりに比叡山で学ぶこととなります。そしてそこでも異才を放ち、「智慧第一の法然房」と呼ばれる当代随一の学僧として尊敬を集めます。

しかし自分では己のことを「愚痴の法然」と呼び、そんな自分が救われる道は果たしてあるのだろうかと求道し続けます。そこには仏道に入って功徳を積むことなく、戦で命を落とした父親が救われる道を探したいという思い。ひいては全ての人々が平等に救われていく道がないのだろうかと探し求めていたのではないでしょうか。

そして法然上人は中国の善導大師が記した「順彼仏願故(彼の仏の願に順ずるが故に)」という言葉に出逢います。「念仏を称えることは、仏の願いに適ったことなのだ」と感動し、その教えは浄土宗・浄土真宗となって今に受け継がれています。

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2016年11月号 [和庵だより]

◇ 落語と説法 ◇

 同封のチラシの通り、十一月十九日(土)に開催される「高座バトル」というイベントに出演させて頂くことになりました。なぜお寺を会場に、落語家と僧侶が高座に上がって話をするのか。不思議に思われた方もいらっしゃるかもしれません。実は落語と仏教には、深い因縁があるのです。

 落語の祖と言われているのは、戦国末期〜江戸初期の浄土宗僧侶、安楽庵策伝。策伝は、真面目な説教だけではお寺に集まった人々が眠気をもよおしてしまうと思い、まずは滑稽話で目を覚まさせてから説教をしたそうです。その滑稽話を『醒睡笑』という書物にまとめました。その楽しい部分が発展し、落語になったと言われています。

 なごみ庵で以前落語家さんをお招きした、その打ち合わせの時。「高座が無ければ落語にならない」と仰いました。それぐらい落語に高座は付き物ですが、これも元々はお寺の本堂で使うものです。儀式の際は導師が仏さまに向かってそこに上がり、法要を司ります。そして説教の際は参拝者の方に向かってそこに上がり、法を説くのです。……ということで、落語と仏教の因縁、ご理解頂けたでしょうか。

 落語家と僧侶、どちらも人さまの前で話をする機会が多い立場です。しかし「青は藍より出でて藍より青し」ではありませんが、落語家は「噺家」と呼ばれるほどその道に長け、話芸では他の追随を許しません。バトルと銘打たれてはいますが、勝ち負けを決めるわけではなく胸を借りる気持ちで準備をしています。また「高座バトル」ではお題を決めて話をします。今回のお題は「品と貧」。さて、どんな話をしましょうか……?


△ お 知 ら せ △

@高座バトル(落語家と僧侶のトークライブ)in中目黒に出演!
表面に記入の通り、また別紙同封チラシの通り、11月19日(土)に3名の落語家と2名の僧侶が話芸で対決する「高座バトル」に出演させて頂くことになりました。
ぜひ応援にいらしてください!

@自死者追悼法要「いのちの日 いのちの時間 東京」
毎年12月1日に行われる法要、今年は浄土宗大本山 増上寺さまにて厳修されます。
例年百五十名前後のご遺族が参加され、スタッフはお茶入れから道案内にいたるまで、全てボランティアの僧侶が務めます。報道などは全てシャットアウトして、ご参加の方々が亡き大切な方を偲んで手を合わせる時間をお守りしています。
詳細はお問い合わせ下さい。また、この情報を必要とされている方に、どうぞお伝えください。

@報恩講 ご案内
別紙の通り、12月11日(日)13時より報恩講法要をお勤めいたします。
ご講師にお招きするのは、私が師と仰ぐ本願寺派 万行寺住職の本多靜芳先生です。武蔵野大学 元助教授、著書多数。ピリリと目が覚めるお話です、ぜひ聴聞にいらしてください。

◎課外活動 神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)
※神奈川地区センター写経会 東神奈川駅、仲木戸駅から徒歩6分の神奈川地区センターで
 写経会を開催します。11月8日・22日・12月13日・27日(全て火曜)18時30分
 から19時30分まで。申し込みは地区センターまで。 045−453−7350


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オトナ女子雑誌『Precious』掲載! [死の体験旅行]

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こんにちは、ミスター女子力、浦上哲也です。
今日も「大人の女性を、もっと美しく! もっと幸せに!」のフレーズでおなじみの雑誌『Precious』を読んで女子力を高めています……


というのは大ウソで、こちらの雑誌の2016年12月号に「死の体験旅行」の記事を掲載して頂き、見本誌が届いたところです。中を見ると、ゼロの数を1つか2つ間違えてるんじゃないか! Σ(゚д゚|||) という服や宝飾品が掲載されていらっしゃいまして、まさに未知の領域。

クラクラしながら巻末にたどり着くと、「大人のための社会科見学」というコーナーに記事が掲載されています。今回特徴的なのは、実際のワークショップをライターさんとイラストレーターさんが2人で受けて下さり、記事と共にイメージイラストが掲載されています。

全体は紙面をご覧戴くとして…
スクリーンショット 2016-11-03 11-03 15.53.52.png
私のアップ。
どうでしょう、似てますか?
若干おじいちゃんっぽい気もしますが… (。・・。)  でも似顔絵を描いてもらうのって、嬉しいですね!

実物をご覧になりたい方は、本屋さんかコンビニにゴー!
オマケにミキモトの2017カレンダーと、「美容賢者が支持する美容液、コスメデコルテ」のサンプルが付いてます!

 (._. ).。oO(これ……頭に塗ってもいいのかな……?)

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