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2016年9月号 [和庵だより]

◇ 悲しい時に悲しむ大切さ

 オリンピックの応援でひときわ暑い夏を過ごした方も多かったのではないでしょうか。ふと気になったのは、メダルや上位を期待されながらも不本意な成績になった選手の自責や謝罪の言葉です。中でも選手団団長を務めた女子レスリングの吉田沙保里選手の言葉は、痛々しいほどの責任感と落胆に染まっていて、強く印象に残りました。

 もっとも五十年前の円谷幸吉選手の時代と違い、吉田選手を責めるような人は誰もいません。コメンテーターも街行く人も「立派な銀メダル」「素晴らしい戦績」「謝らないで胸を張って欲しい」と口にします。これはもちろん選手をいたわり讃える素晴らしい言葉なのですが、反面「悲しみたい」という本人の気持ちを否定することに繋がる可能性もあります。

 私の知人僧侶が早くに奥さまを亡くされました。多くの参列者を幼い一人娘とお迎えすると、誰もが「悲しんでいたら奥さんが安心できませんよ」「お嬢さんがいるんだから泣いてちゃダメ」と励ましの言葉をかけてくれたそうです。

 私は参列できなかったのですが、きっとそのようなことになっているだろうと思い、式の後に電話をしました。そして気持ちを吐き出すこと、涙を流すことを大切にして欲しいと伝えました。するとその方は「誰もが泣くなと励ましてくれたが、泣いて良いと言ってくれたのは君だけだ」と言い、受話器の向こうから嗚咽が聞こえてきました。

 「自分を責めないで」も「泣かないで」も相手をいたわる言葉です。でもどこかに「悲しむ相手を見たくない」という自分のための気持ちもあるのではないでしょうか。悲しむ相手と同じ気持ちになって寄り添う、仏さまの「同悲・同治」のお心をわずかでも見習いたいものです。


△ お 知 ら せ △

@秋彼岸のご案内 「親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え」
9月19日(月祝)10時30分より、秋彼岸法要をお勤めいたします。
法要のあと、坊守による絵本『おおきな木』の朗読があり、そのあと住職による絵本にちなんだ法話、そして茶話会です。
スクリーンショット 2016-07-26 07-26 22.44.06.png
法名用箋を同封しましたので、法要での奉読ご希望の方は記入の上、当日お持ち頂くか、事前に郵送・ファックス等でお送りください。
個別のお彼岸法要をご希望の方は、お早めにご連絡をお願いします。

@十日市場地区センター 終活講座
9月24日(土)15時30分より、横浜線十日市場駅より徒歩5分の地区センターで、お墓の話を中心とした講座を開催します。申込先:045−981−9573

@坊守(お寺の奥さん)出演舞台のお知らせ
10月14日〜19日まで下北沢で舞台の公演があります。詳細は別紙ご参照ください。

@ほうおんこう ご案内
浄土真宗のお寺でもっとも大切な報恩講法要、少し気が早いですが今年は12月11日(日)13時です。今年は私がぜひ法話をお聴きしたい先生にお願いすることができました。 来月には詳細がご案内できると思いますが、ぜひぜひ手帳に予定を書き入れておいてください。

◎課外活動 神之木地区センター笑いヨガ…9月12日(月)10時30分
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)


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