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『13歳、「私」をなくした私』出版記念のパネリスト [その他色々]

『13歳、「私」をなくした私』という本が朝日新聞出版から発行され、2017年2月25日に千代田区で出版記念トークショーがあり、パネリストとしてお手伝いをさせていただくことになりました。

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この本、サブタイトルは「性暴力と生きることのリアル」となっています。
筆者は山本潤さん、プロフィールは以下の通りです。

看護師・保健師。
性暴力被害に遭った経験から勉強を始め、2007年SANE(性暴力被害者支援看護師)研修修了、2010年看護学修士取得。2008年より講演活動開始。被害経験と専門的知識を融合させたワークと講演は、納得ができ理解が深まると定評がある。
性暴力被害支援者研修、一般市民対象の講演活動多数。

NPO法人女性の安全と健康のための支援教育センター運営委員
日本フォレンジック看護学会理事
自助グループ野いちごの会運営者


題名の通り、13歳から受けることになった性暴力。
それによって、まさに千々に引き裂かれた心。
どのような経験をされ、どのような影響があり、どのように回復の道をたどっているのかが書かれた本です。

実は、間に入って頂いた方からこの話が来た時、私に専門的な知識も何も無いので一度はお断りしかけました。しかしその方は「仏教者の立場から発言して欲しい」と仰いましたので、お受けさせて頂くことになりました。

性暴力に関する事柄は、普段私たちの耳にあまり入ってきません。
でもそれは確実に起きています。
山本潤さんが振り絞った勇気を、少しでも支えられるように頑張りたいと思います。

2017年1月の法語 [月々の法語]

無明の闇を破するゆえ 智慧光仏となづけたり
The light dispels the darkness of ignorance.
Thus, Amida is called “Buddha of the Light of Wisdom.”

今年の法語カレンダーは、2009年以来8年ぶりに、親鸞聖人の和讃が題材になっています。和讃は七五調の和語の歌で、平安時代に流行した今様と形式は同じですが、仏・法・僧伽を讃嘆したものが特に「和讃」と呼ばれます。
また、カレンダーでは4行ある和讃の2行が記されていますので、まずは全体像をご紹介します。

無明の闇を破するゆえ 智慧光仏となづけたり
一切諸仏三乗衆 ともに嘆誉したまへり

「一切諸仏」は文字通り、一切の仏さまという意味ですが、続く「三乗衆」が見慣れない言葉です。「三乗」とは、仏道を歩むものが声聞・縁覚・菩薩の三種あり、それを指す言葉です。「衆」が付きますので、「仏道を歩む諸々の人々」という意味になります。

また「嘆誉」という言葉があり、親鸞聖人はここに「ほめ・ほむ」という左訓を付けています。「嘆」は「なげく」と読みますが「感嘆」という言葉もあり、感心するという意味もあります。

以上を踏まえて、現代語訳は以下の通りです。
迷いの闇を照らし破るので、(阿弥陀仏は)智慧の光の仏と名付けられる。
一切の仏さまや仏道を歩む者が、共にその光をほめたたえる。


さて、阿弥陀仏を誉めたたえると言っても、「ハンサムですね」「超やさしいですね」「耳たぶ大きいですね」などという言葉をかけるということではなく、やはりお念仏がそれにあたります。2014年9月の法語カレンダーは「お念仏は讃嘆であり、懺悔である」という金子大榮さんの言葉でしたが、お念仏には阿弥陀さまを讃える意味も含まれています(それだけではありませんが)。
ですので私は葬儀や法事などの時、参列の方になるべくお念仏を口に出して頂こうと、あの手この手を駆使するようにしています。

先日、ある女性の葬儀がありました。その方はコーラスをしており、通夜葬儀にはその友人たちが大勢いらして、別れを悲しんでいました。

出棺の時にはその方々が、『今日の日はさようなら』を歌うことになっていました。この歌は森山良子さんの1966年の曲で、若者の友情を育む歌として作られました。でも友情は、若者だけの特権ではありません。「今日の日はさようなら♪」「また会う日まで♪」という歌詞は、葬儀の場にもふさわしいものだと思います。
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浄土真宗でお勤めする『仏説阿弥陀経』には「倶会一処」という言葉がありますが、これは「一つの場所(お浄土)で必ず再会しましょうね」という意味の言葉です。ですのでこの歌は、仏教的な意味も含むものだと感じました。

そういったご法話をさせて頂いたのが通じたのでしょうか。
「それでは皆さん、ご一緒にお念仏を…」と呼びかけたところ、参列の方々がしっかりとお念仏を称えて下さいました。

hasunoha王に会いに行く [その他色々]

お坊さんがこたえるQ&A、hasunoha(ハスノハ)で、最多回答数を誇る丹下覚元さんに会ってきました!

事の発端は、お手伝いしているお寺から頼まれたご葬儀。
お茶で有名な埼玉県狭山市でのお通夜・ご葬儀だったのですが、確かそのあたりに知人がいたような……
そう思って調べてみると、丹下さんのお寺が比較的近いのです。

事前に訪問する旨を連絡し、当日早めに向かいます。
最寄り駅まで電車で行って、そこからはカーシェアでお寺を目指すと…

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目の前の道路からもよく目立って見える八角形?のお堂が目印の安穏寺さんです。

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本堂の中も特徴的な作りになっていて、座禅会も行えるようになっています。

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1時間ほどの滞在でしたが、話が盛り上がり、あっという間に時間が!
丹下さんもお通夜があったので、2人とも慌てて準備をします。

帰り際に2人で写真を、ということで撮った1枚。
2人とも自分の顔を小さく写すため、サッカーのPKのようなポジション争いをし(笑)、撮れたのがこの写真です。私がポジション争いに負けたものもありますが、それは封印。

丹下さん、また今度ゆっくりお邪魔しますね〜 (^_^)

2017年1月号 [和庵だより]

◇ お師匠さま、はじめました ◇

 「お坊さんになるには、どうしたら良いですか?」という質問を時々受けます。日本ではお寺に生まれてお坊さんになるケースが多く、私のように一般家庭出身は珍しいので質問が来るのだと思います。宗派によって状況は様々ですが、なかなか狭き門であるというのが実情で、そういった話をすると諦めてしまう方がほとんどです。

 昨年の春ごろ、そういった問い合わせがありました。いつも通り狭き門であることをお話ししたのですが、その方はすでに色々調べたり動かれたりしていました。また、なごみ庵の行事にも継続的に足を運んでくれ、本気であることを充分に感じさせてくれました。

 こういった経緯があり、私のもとで学んで頂くことになりました。とは言え、小さな なごみ庵では職員として雇えるわけではなく、あくまで一般の生活を続けながら、仏教の勉強をしたり、読経や作法などを学んでいくという形です。

 一般にこの関係性は「師匠と弟子」となると思います。ただ浄土真宗では宗祖 親鸞聖人が「親鸞は弟子一人も持たずそうろう」と仰っています。それは、阿弥陀仏の前では人は誰も平等であるということを意味し、だから聖人は念仏の人々を「御同行・御同朋」と呼ばれました。

 しかし、やはり人に説明する際は「師匠と弟子」という言葉が伝わりやすいので、便宜上そう表現しています。けれど色々とお伝えしていく中で、私も改めて考えさせられ、気づかされ、学ばせて頂くことが多々あります。そういった意味では、お互いがお互いの師匠であり弟子です。

 師匠として迎える初めての一年、実り多いものにしたいと思います。


△ お 知 ら せ △

@ピックアップ「イキイキ長いきの会」
なごみ庵で毎月第1金曜日の14時から行っている「イキイキ長いきの会」。名前だけでは何をするのか分かりにくいのですが、この会は坊守が指導者になり、まず最初はラジオ体操で体をほぐします。最近は各地の方言バージョンがあり、熊本弁ラジオ体操が人気です。

その後、もともと舞台女優である坊守が、役者としての呼吸法や発声法をレクチャー。時にはアナウンサーのように早口言葉も練習します。

体もノドも暖まり、最後にお経(重誓偈)を皆で朗々と響く声で読みます。その後の茶話会も、やはり普段よりも声量が豊かになっているようで、とても賑やかで楽しく過ごしています。

@脳トレ遊具の募集について
春ごろスタートを予定している、脳トレに良いと言われているゲームをしながら親睦を深める会ですが、少しずつ遊具が集まっています。

西川さまからは将棋盤、岡本さまからは碁盤、馬場さまからはトランプを届けて頂きました。また、住職の友人である臨済宗僧侶は仏教的なゲームを開発しており、そこから「檀家」という名前のゲームを仕入れました。なかなか面白いので、皆さんと遊ぶのが楽しみです。

◎課外活動
・神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分
 1月は10日(第2金)と17日(第3金)になります。
・神之木地区センター笑いヨガ 1月9日(第2月)10時30分
・十日市場地区センター笑いヨガ 1月23日(第4月)
                1月30日(第5月)

2017年 正月 [その他色々]

1月も4日となり、少し出遅れてしまいましたが、新年のご挨拶を申し上げます。

今年は酉年です。一般にはニワトリのことのようですが、私は極楽浄土に住むと言う伝説上の生物「迦陵頻伽」を連想しました。
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画/嵐山晶 www.ranzansho.com
※イラストの無断使用はダメですよ (^人^)


様々な描かれ方をしますが、基本的には人間の上半身を持ち、鳥の羽と下半身を持つ姿で描かれます。
さて、この「迦陵頻伽」、読めましたか?
お坊さん(特に浄土系)なら目にする機会も少なくないのですが、一般の方には難読漢字で、漢字検定にも出てくるようです。答えはこの記事の一番下に記しておきます。

画像を探しているところ、素敵なイラストを見つけ、画家さんに許可を頂くべくメールをしたところ、毎年ゴールデンウィークに開催される「寺社フェス向源」にも関わっている方で、私の「死の体験旅行」の撮影時に席について頂いたとのこと。ご縁に驚きました!

皆さまともご縁深き1年にしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

(迦陵頻伽=かりょうびんが)