So-net無料ブログ作成

第4回「死んでから書くエンディングノート」 [その他色々]

26952537_1644007315659374_3392993060558365348_o.jpg
今年1月の第3回に続き、4月9日(月)19時、渋谷で第4回の開催をいたします (^人^)

もうライフワークとなっている「死の体験旅行」と、マンダラエンディングノートの手法を組み合わせた内容で、こちら単体でも、「死の体験旅行」をお受け頂いた方も、どちらも新しい気持ちでお受け頂けるものになっています。

今までにお受け頂いた方々のご感想を、一部ご紹介いたします。

「ヒトとの関わりに強い関心を持っていることに気がついた。その割に、日常の中で、ヒトとの関わりに時間を割けていないことを思い出した。」(30代・男性)

「関わりの中で生きている、感謝を忘れないとの気づき。それには、怒りや、比較があったりするとダメ。この感情をどうするか、どう処理できるかが私の課題である。」(30代・女性)

「言葉に素直に耳を傾けることで、いろんな思いが湧いて出てきました。旅が素敵なものになるように生きたい。」(50代・男性)

ぜひ、あなたのご感想もお聴かせください (^人^)

主催 ビーエフェクトHP

nice!(1)  コメント(0) 

2018年3月号 [和庵だより]

◇ 往生ばやり ◇

 過去の記録を見ると、2011年12月の寺報も同じく「往生ばやり」と題していました。
往生とは仏教、特に浄土真宗で、人が亡くなることを指す言葉です。とは言っても単に亡くなるという意味ではなく、「浄土に往って、仏として生まれる」。つまり阿弥陀仏に救いとられて成仏なさいましたよ、という意味の言葉になります。

 今年の冬は特に寒かったせいでしょうか、往生の報に接する機会が少なくありませんでした。なごみ庵のご近所で、親しくさせて頂いていたOさん。ご自身もご高齢ながら、体調の悪い奥さまを献身的に看病し、1年半前にお見送りになったばかりでした。90代半ばを過ぎても非常にお元気で、オリンピック、そして100歳を目標としていらっしゃいました。

 もうおひとり、別のOさんは法話会と写経会にいらしていたので、ご存知の方も多いと思います。この方もやはり奥さまが先に亡くなり、それがきっかけで仏道に興味を抱き、なごみ庵においでくださるようになりました。
 仏教用語をしっかりと自分で解釈し、私にも様々な質問を投げかけてくれました。私たち僧侶は、こうした方のお陰でお育てを頂くのだな、と感じさせてくれた方でした。



 冒頭に「往生とは単に亡くなることではない」と書きました。先に浄土に往って仏となった方を思い、その方に恥じぬように生きようと心に思います。また自分もいつか仏になる〝いのち〟を生きているのだ、という思いは私を勇気づけてくれています。

◎おてらおやつクラブ、支援先が増えました!
 毎月第2水曜日に神奈川区社会福祉協議会にお菓子をお持ちし、たんまち塾/かみのき塾さんにお渡ししていますが、このたび友ゆうスペースさんも支援先としてご縁を結ばせて頂きました。


△ お 知 ら せ △

◎春のお彼岸法要 3月18日(日)13時
先月お知らせした通り、春のお彼岸法要をお勤めいたします。
春秋のお彼岸では法要後に絵本の朗読があり、その絵本についてのご法話をさせて頂いていましたが、今回は金子みすゞさんの詩に画家の中島潔さんが絵を描いた詩画集を用います。

◎坊守出演舞台 プレオム劇『妄想先生』観劇会 4月14日(土)14時の回
同封のチラシと申し込み用紙の通り、4月14日の昼公演を皆さまとご一緒に観劇したいと思います。別の日程がご希望の方も、どうぞお寺までお申し込みください。

◎三浦霊園 合同墓 倶生の碑 墓参&バスツアー 5月20日(日)
例年4月上旬に開催しているバスツアーですが、今年は5月20日に開催いたします。来月号で詳細をお知らせいたしますが、参加ご希望の方はぜひ予定を手帳に書き込んでおいてください。なお今回は、墓参・食事・買い物のシンプルなツアーになる予定です。

【報告】芥川賞 授賞式に出席 2月22日(木)
先月号では、住職の友人女性僧侶が芥川賞に選ばれたとご報告しましたが、なんとその授賞式にお招きを頂きました。こんな機会は一生に一度でしょう、いそいそと出かけました。場所は帝国ホテルの孔雀の間。3月の行事においでの方には、もれなく住職から自慢話…ではなく体験談のご報告をさせて頂きます。

◦死の体験旅行 3月12日(月)19時 豊島区 金剛院
◦自死ご遺族分かち合い 3月22日(木)10時30分 築地本願寺
◦神之木地区センター写経会 毎月第1・3火曜18時30分(変更の場合あり)

nice!(3)  コメント(0) 

芥川賞 授賞式出席 [その他色々]

ここのところ芥川賞の話題ばかりで恐縮ですが、今回は授賞式にご招待いただいたお話。

1月16日に発表があり、半月後ぐらいでしょうか、結婚式の招待状らしき封筒が届きました。
「あれ? 親戚や友人で結婚しそうな人いたっけな…?」と思いつつ裏を見ると、差し出し人は「日本文学振興会」とあります。

もしやと思って封を開けると、帝国ホテルで行われる芥川賞・直木賞の授賞式招待状でした!
このブログをご覧の方の中には「知人や遠い親戚が有名人になると、急に親しいようなフリをするヤツがいるが、浦上もそうではないか」と思われていた方もいらっしゃるかも……
しかしこれで、私は無二の親友!?であることが証明されたのです!

…と思ったら、「自死・自殺に向き合う僧侶の会」の仲間の多くに招待状が届いてました (^_^;) 


それはともかく、こんな機会はそうそうありません。
お誘い頂いた僧侶たちは「何を着ていく?」「何か持って行った方がいいのかな」と動揺を隠せません。特に服装が問題で、坊主頭である僧侶の集団がスーツで行くと、かなりアカン雰囲気になります。
石井遊佳さんのせっかくの晴れの舞台に「交遊関係がヤバい」と悪評が立ったら困ります。
ということで、男性僧侶の多くは法衣で伺うことに。

ちょうど当日は「僧侶の会」の活動日。午前の活動、午後の定例会を終え、招待を受けたメンバーはいそいそと帝国ホテルへ。
孔雀の間、というのが一番大きな部屋なんでしょうか、サッカーができそうなほど広い部屋です (。・・。) 
そこに人、ひと、ヒト…果たして何人いるのでしょうか。

18時の開会と同時にサクッと賞の贈呈式が行われ、受賞者や選考委員などのスピーチが続きます。我らが石井さんは関西出身らしく、ご両親をダシに笑いを取ってました。

そして宴席が始まり、私たちは「なんで坊さんの集団が?」という視線にめげず美味しい食事を楽しみました。
そして宴の終わり、受賞者と関係者の写真撮影が行われるというので壇上に。
私はちゃっかり石井さんの隣のポジションをせしめました(笑)
しかし石井さん、この会場でアナタが一番ラフな服装だよ!!(大笑)
smallIMG_0548.jpg

nice!(2)  コメント(0) 

千葉の古民家で「死の体験旅行」! [死の体験旅行]

私が「死の体験旅行」を始めた最初の頃にお受け頂いたシンガーソングライターの松本佳奈さん。
自分の周りの人にも受けて欲しいと思い続けてくださっていて、今回ご縁が実りました。

smallIMG_2294.jpg
会場となった建物も素敵で、築140年の古民家を利用したチーズ工房「千」さん。

smallIMG_2297.jpg
昨年のコンテストでは最高賞である農林水産大臣賞を、単独で女性という形では初めて受賞されたそうです。

参加者は松本さんをハブとして顔見知りの方が多く、少しシェアがしにくいかな、と心配しましたが、顔見知りではありつつ適度な距離感があったので、杞憂に終わりました。

dbd88048ece9cff70dea5dd59ea1ea3e_09be612a2b8e46f6b876ca7338ab6a3e.jpg
写真は参加者の方が撮影したもの。
WS終了後の、参加者で持ちよった品々で食事会のシーンで、なんだか実家に親戚一同が集まった、みたいな状態です。とても楽しい時間を過ごすことが出来ました (^_^)
ちなみに一番奥の誕生日席に座っている、長老のおじいちゃん、みたいなのが私です(笑)

主催者、松本佳奈さんのブログ
https://matsumotokana.theblog.me/posts/3691418

会場、チーズ工房「千」さんHP


nice!(2)  コメント(0) 

2018年2月の法話 [月々の法語]

ここ数年、月めくりの真宗教団連合カレンダーに書いてある言葉を法話のテーマにしてきましたが、お参りの方からの要望があり、今年は歎異抄(たんにしょう)をテーマにお話しさせて頂くことになりました。
スクリーンショット 2018-02-08 02-08 22.50.46.png
第1条には、念仏者が信心によって救いとられてゆくことについて書かれています。
よく「南無阿弥陀仏のお念仏を称えることで救われる」と思われていますが、ここでは「念仏申さんと思い立つ心の起こる時」つまり「お念仏しようかな〜」と思ったその時にすでに救われている、と書かれているのです。

また、阿弥陀仏によるその救いは、その人の年齢や善人悪人であるかどうかという条件で分け隔てをなされない、と書かれています(ここでの「悪人」は犯罪者などのような意味ではなく、自身の煩悩を自覚している人、といった意味になります)。

さらに、阿弥陀仏の本願を信じる者は、念仏以外の善行は必要ないし、煩悩に起因する行動で「救われないのではないか」と恐れる心配はないですよ、とも説かれています。


注:少し大きな本屋さんに行くと、歎異抄に関する本がたくさん並んでいて、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。中には偏った内容のものもありますので、岩波文庫、角川文庫、講談社などメジャーな出版社が出しているものや、本願寺出版が出しているものがお勧めです。
また五木寛之さんの「私訳 歎異抄」(PHP文庫)も読みやすいかと思います。

nice!(3)  コメント(0) 

グイン・サーガで大発見! [その他色々]

小説『グイン・サーガ』をご存知でしょうか?
私が読み始めたのは中学生の頃なんですが、私が44歳になった今でも続いている超長編大河小説で、その巻数はなんと本編142巻、外伝27巻となっています。

中学、高校、大学、社会人、出家後と読み続け、2009年に著者の栗本薫さんが亡くなって未完の大作となるのか…と思っていたら、遺志を受け継ぐ2人の作家、五代ゆうさんと宵野ゆめさんによって物語が紡ぎ続けられ、まさにネバー・エンディング・ストーリーの様相を呈しています。

栗本薫さんは56歳という若さで亡くなったのですが、晩年は闘病をしながら執筆活動を続け、作品の中にも宗教的、仏教的な描写が増えていきました。すでに僧侶となっていた私は物語を楽しむだけではなく、栗本さんの中で研ぎ澄まされていく宗教性にも関心を持って読み続けていました。

さて、タイトルの「大発見」ですが、つい先日発刊された最新刊、142巻『翔けゆく風』の表紙を開いた時のことです。この作品の特徴として、表紙を開くと詩のような文章が書かれいることが多いのですが、まずはそれを引用させて頂きます。

 光明栄光 きわみなき
 ミロク尊者を 仰がなん
 濁世乱世の ちまたより
 光の王の み名のもと
 地上楽土の 途たずね
 人天の罪 みそなわし
 慈悲なる願を 建てたまい
 清き誓いぞ 守らなん

この詩の後に「新ミロク教徒のためのミロク頌歌(一)」と書かれています。
この作品では近年「ミロク教」という宗教が登場し、主要キャラクターがその宗教都市を舞台に冒険を繰り広げていますが、この詩はミロク教の歌の形式のお経、という位置づけでしょう。

miroku_bosatsu_zou.png
そもそも「ミロク」という言葉が仏教の「弥勒菩薩」から来ているのは明らかですが、私が発見したのは実際のお経との類似です。

浄土真宗の宗祖、親鸞聖人が書かれた「正信偈(しょうしんげ)」の現代語訳「しんじんのうた」というものがありますが、その冒頭8行はこうなっています。

 ひかりといのち きわみなき
 阿弥陀ほとけを 仰がなん
 法蔵比丘の いにしえに
 世自在王の みもとにて
 諸仏浄土の 因たずね
 人天のよしあし みそなわし
 すぐれし願を 建てたまい
 まれなる誓い おこします

いかがでしょうか。
説明も不要かと思いますが、言葉がそのまま使われている部分を赤、意味合いとして重なる部分を青にしました。3行目だけちょっと違いますが、筆者の五代ゆうさんは、確実に「しんじんのうた」を参考にしていると思われます。

自分が子どもの頃から大好きで読み続けている小説と、一所懸命に伝えている仏教に、これほどハッキリした接点ができて、とても嬉しい気分です。

五代さん、有り難う!

nice!(2)  コメント(0)