So-net無料ブログ作成

仏道修行、人間修行 [その他色々]

お坊さんです、と言うと「修行が厳しいんですよね」「滝に打たれるんですよね」などとよく言われますが、浄土真宗は珍しい宗派で、いわゆる「修行」がありません。
taki_syugyou.png
なぜかというと、宗祖の親鸞聖人ご自身は比叡山で厳しい修行をされたものの、どうしても消しきれぬ煩悩を自覚し、修行では救われぬ自分を見つめ続け、ついに至ったのが阿弥陀仏に救いとられてゆく道だったからです。

ですので他宗派のお坊さんが積むような修行は一切無く、天台宗や日蓮宗、臨済宗などの修行が厳しい宗派の僧侶の話を聞くと頭が下がる思いがしつつ、内心ホッとしてしまいます(笑)。

先日、その厳しい修行の体験談をお聞きする機会がありました。おひとりは日蓮宗の久住謙昭さんによる荒行堂のお話、もうおひとりは天台宗の小野常寛さんによる回峰行のお話です。
smallIMG_2216.jpg
(右が日蓮宗の久住さん、左が天台宗の小野さん)

まずは日蓮宗の久住さん。
毎年11月1日〜2月10日までの100日間、千葉県の大荒行堂に籠もり、1日7日の水行をします。水行以外の時間は読経や写経をし続け、食事はお粥が1日2回。寒さ、疲労、栄養も充分でない状況で、今でも途中で亡くなる方がいらっしゃるのだそうです。

そして天台宗の小野さん。
小野さんは、非常に有名な千日回峰行の導入編とも言える百日回峰行に挑みました。比叡山内を裸足に草鞋で飛ぶように駆け抜ける修行で、途中でやめる場合は自決しなければならないという厳しさです。また、小僧(研修)期間を経て回峰行に入り、終えた後は奉公という期間もあるので、実質丸1年ほど比叡山に籠もるのだそうです。

もともと親しくさせて頂いているお二人ですが、その経験談に聴き入ってしまいました。そして非常に意外だったのは、発表後の質疑応答で私の「なぜ修行をするのか?」という問いへのお二人の答えです。
久住さんは「悟るためというより、人を救い導く僧侶になるため、心身を鍛える」と仰いました。
また小野さんは「悟るというよりも、釋尊の追体験をしている」と仰いました。

私はそれまで、厳しい修行をする宗派というのは、悟りを得るために修行をしているのだと思い込んでいました。しかし、このふたりは「そうではない」と捉えているのです。特に小野さんは「回峰行をすると、自分のダメな所ばかりが見えてくる」と仰いました。

浄土真宗の僧侶の中には、修行を無駄なものと否定する方もいらっしゃいます。でも親鸞聖人は、厳しい修行の経験があってこそお念仏の道を選ばれたのですから、修行の経験は決して無駄ではなかったと私は思います。
またお釈迦さまも、6年間の苦行を経た後に悟りに至りましたが、その苦行があったからこそ、悟りに至れたのだと思います。

浄土真宗の僧侶は悟りを目指す仏道修行はしませんが、だからこそ研鑽を積むことが大切だと思っています。自分のことで言えば、傾聴や自死遺族に関わる活動は、悩める人々の苦しみが少しでも軽くなるように精進しています。いわば仏道修行ではなく、人間修行を積んでいると言えるのかもしれません。

厳しい修行をしても、それを一過性のものとしてしまえば、せっかくの努力が薄まってしまうように感じます。また修行が無いことで努力まで放棄してしまっては、なんのための僧侶か分かりません。
宗派によって考え方は違いますが、やはりお互いに理解することで分かり合える部分が大きくなるのだと思います。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

芥川賞おめでとう! [その他色々]

昨年(2017年)の10月に、「自死・自殺に向き合う僧侶の会」で共に活動する女性僧侶、石井遊佳さんが書いた小説が、新潮社新人賞を受賞したとお伝えしました。
http://753an.blog.so-net.ne.jp/2017-10-09

その作品『百年泥(ひゃくねんどろ)』が勢いに乗って芥川賞にノミネートされ、会の仲間は騒然となりました。
受賞したらえらいことだ…
いやいや、デビュー作でそこまでは…
受賞したら今までみたいに仲良くしてくれるかな…
色々な思いが湧き出てきましたが、とにもかくにも発表日である2018年1月16日19時を心待ちに。

ちょうど私は地区センターで写経会の真っ最中の時間帯です。
写経が始まる前の法話の中で「19時頃、私が『あ〜〜〜っ♫』と声を出したら受賞したと思ってください、『あっ・・・』だったらダメだったと思ってください」とご説明。

そして皆さんが集中して写経している中、私はスマホを操作し…『あ〜〜〜っ♫』
皆さんの集中力を思いっきり削いでしまいました(笑)
smallスクリーンショット 2018-01-16 01-16 23.14.11.jpg

それにしても嬉しいです。
人様のことでこんなに嬉しい気持ちになれるとは、自分でも驚いてしまいました。

石井さんは私より後に入会したので、年は少し上ですが後輩になります。
入会して間もなく、石井さんと私ともう1人の僧侶で、あるプロジェクトを担当しました。そのプロジェクトのリーフレットを作る際、石井さんは「私、文章書くの得意な方なので、叩き台を書きますね」と仰ってくれました。
今になって思うと、そりゃ得意どころじゃありませんよね (^_^;) 

後に芥川賞を取るお方などと露も知らず、出された文章に私ともう1人の僧侶はあーだこーだと注文をつけて手直しをしましたが、今思うと恐れ多いことでした (>_<)

そんな交流もあったので、ご主人の仕事の関係でインドに行ってしまうことになったのはとても残念でした。でも石井さんは、休暇で日本に帰ってくる時には必ず会の活動に顔を出してくれました。

受賞会見をネットで見ていると、本人は現在インド在住ですので電話での会見。
その中で、10代から日記を書き始め、20代後半から創作活動を開始し、本格的に作品を投稿し始めたのは30代と仰いました。40代を過ぎても自分を信じ続け、100作以上の小説を書き続け、ついに54歳で芥川賞の受賞となったのです。

宮本武蔵の言葉で「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」というものがあります。1万日、つまり27年の歳月をかけてこそ本当の実力が備わるということでしょう。
創作活動を開始したのが27歳とすると、ちょうど1万日を過ぎ、武蔵の言葉通りその努力が結実したのです。

会見の最後に石井さんは「20代30代で受賞したら自分の力と思ったかもしれないが、今は自分の能力努力で受賞したとは全く思わない。助けてくれた人、支えてくれた人のお陰、感謝の気持ちでいっぱいです」と仰いました。

これからの石井さんの創作活動に期待していきたいと思います (^_^)

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

はじめての瓜生さん [その他色々]

親しくさせて頂いている伊豆の正蓮寺さんで、毎月11日に法話会が開かれています。
http://www.shourenji.or.jp

ichigo-01.jpg
周辺はイチゴが名産ということもあり、「いちごいちえの法話カフェ」というネーミング。
こちらにお弟子さんのHくんと一緒にお伺いさせて頂きました。
便宜上「師と弟子」と表現していますが、肩を並べて共に法話のお聴聞に行けることが嬉しいです (^_^)

smallIMG_2269.jpg
写真は開会の挨拶をする住職の渡邉元浄さん。「いちごいちえの法話カフェ」のネーミングなど、相変わらずのセンスの良さです。

今回伺いたい思ったのは、以前からご法話を聴きたい聴きたいと念願していた瓜生崇さんがいらっしゃると耳にしたから。

smallIMG_2270.jpg
勝手に持っていたイメージでは、淡々とご法話をなさるのかと思っていたのですが…実際には全く逆で、とにかく熱い。
原稿も全く見ず(後で聞いたら用意しない流儀とのこと)、まくし立てるように法を説く瓜生師に圧倒されてしまいました。
「とにかく仏法を伝えたい」そんな思いが響いてくるご法話でした。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

田園調布での講演(汗) [その他色々]

ご縁あって、シニアステーション田園調布さんで終活関連の講演をさせて頂きました。

田園調布といえば、高級住宅街としてよく知られる街です。なごみ庵と同じく東急東横線にその名の駅がありますが、駅周辺からなにやら高級な雰囲気が…道行く人も品よく感じられ、アパートやマンションはあまり見当たらず、大きな一軒家が建ち並びます。

smallIMG_2239.jpg
駅から5分ほど歩くと、シニアステーション田園調布さんに到着です。http://www.ikegami.or.jp/facility/tabid/240/Default.aspx

シニアステーションとは大田区にモデルケースとして設置されたもので、以前は「いこいの家」と言われていた施設と包括支援センターの機能を併せ持っているとのこと。

開始時間に合わせて続々と人が集まってきます。やはり何やら品の良い感じのお方たちで、講演もちゃんと耳を傾けて下さり、とても話しやすい環境でした。

スケジュールの関係で12月25日とクリスマス当日になりました。そんな日に僧侶の講演に足を運んで頂いた皆さま、また機会を与えて頂いた皆さま、どうも有り難うございました。

今年の講演の機会はこれで終了。
来年もご縁に恵まれて良い出会いがありますように…そうサンタクロースに願いたい気持ちになりながら、施設を後にしました。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

水戸で「こうえん」 [その他色々]

茨城県は水戸の「こうえん」と言えば、日本三名園のひとつ偕楽園を思い浮かべるかも知れませんが、今回は「茨城県 訪問介護員 中央研修会」の講師としてお招きを頂きました。
small中央研修会チラシ(カラー版).jpg
こちらが作って頂いたチラシ。
時期柄か、そこはかとなく漂うクリスマス感… (^_^;) 

今まで、あまり北関東方面にはご縁がありませんでしたが、品川から特急ひたちに乗ると早いですね、1時間ちょっとで水戸駅に到着しました。

水戸駅には北口と南口があり、食事のために北口を出ると…あるだろうと想像していた水戸黄門さまの銅像がありました!
smallIMG_2230.jpg
助さん格さんもいらっしゃいます (^_^)

そして南口を出ると…
smallIMG_2234.jpg
納豆の銅像がありました Σ(゚д゚|||)
これが「想像のナナメ上」というヤツでしょうか(笑)
発酵食品の銅像なんて、世界中探しても他に無いんじゃないでしょうか。

smallIMG_2231.jpg
食事は水戸グルメの「ねばり丼」を頂きました。
https://tabelog.com/ibaraki/A0801/A080101/8000668/

どんぶりの具は、納豆・オクラ・ナメコ・めかぶ・トロロ、そしてマグロとネバネバオールスターです。
そしてサラダのドレッシングも納豆入り、お味噌汁も納豆入りと徹底していました!

さて、肝心の講演ですが、約150名さまほどの訪問介護員の方に熱心に耳を傾けて頂きました。
普段の研修会では、ケアに関わる業種の方による実務的な内容が多いそうですが、今回は趣旨を変えて「生」と「死」についてじっくり考えたいとのこと。

浄土真宗の僧侶として、精一杯お伝えをさせて頂きました (^人^)

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

2017年 自死者追悼法要 [その他色々]

12月1日、今年も自死者追悼法要「いのちの日 いのちの時間 東京」が開催されました。
主催は超宗派の有志僧侶で結成している「自死・自殺に向き合う僧侶の会」。
http://www.bouzsanga.org


今年の会場は築地本願寺の蓮華殿。
この広いお堂が、多くのご遺族と多くの僧侶で埋め尽くされました。
smallIMG_2220.jpg
※写真はリハーサル時のものです

私はここ数年、受付の責任者を務めさせて頂いていましたが、今年は浄土真宗の寺院が会場ということで「会場係」という新設のポジションに。これは、今までにあった諸々の問題点をまとめて見る係で、いわば「縁の下オブ・ザ縁の下」。

また、この追悼法要には坊守(妻)にも力を貸してもらっています。
去年までずっと司会をしていた方が導師となったので、今回は坊守が司会として抜擢されました。舞台女優でもありますし、1000件近くの結婚式の司会をした経験がありますので、身内が言うのもなんですが適材適所といったところでしょう。

でも緊張しいの彼女、朗読ライブの稽古もしながら、連日司会の原稿と向かい合い練習をしてくれて、感謝感謝です (−人−)


余談ですが、僭越ながら私、今年の6月から共同代表の末席に加わることになりました。
これまで以上に一所懸命に活動をしていきたいと思います。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

新ワークショップ「死んでから書くエンディングノート」 [その他色々]

ワークショップ「死の体験旅行」は2013年1月から始め、120回以上、2300人以上の方にお受け頂き、いくつかメディアに取り上げても頂き、多くの方の関心を頂けるようになりました。

そして2017年7月から、新しいワークショップを始めることになりました。
「新しい」と言っても全くゼロからというわけではなく、仏教ライターの福田祥子さんと協力し、今まで経験を積んだ「死の体験旅行」とマンダラエンディングノートを融合させたもの。
それが「死んでから書くエンディングノート」です。
23333979_1570930092967097_2790922235506521322_o.jpg

数年前から「終活」という言葉が流行し、自分の意志を記入しておくエンディングノートも多くの人に知られるようになりました。現在はかなりの種類のエンディングノートが出版されていますが、マンダラチャートを用いたものが「マンダラエンディングノート」です。
http://www.mandalachart.jp

マンダラチャートそのものを耳にしたことが無いかもしれませんが、プロ野球の大谷翔平選手が高校時代に将来の目標設定をした時に使ったのが、このマンダラチャートです。

それを応用したマンダラエンディングノートと「死の体験旅行」がコラボしました。
7月に第1回、10月に第2回を開催し、徐々に完成度を高めています。
そして第3回は2018年1月18日(木)19時に渋谷区の施設で開催することになりました。
http://peatix.com/event/323145/

「死の体験旅行」とは少し方向性が違い、より「自分の経験・記憶・思い」に比重を置いたものになっています。ご興味をお持ち頂いた方、ぜひ会場でお目にかかれればと思います。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

座間9遺体事件について 毎日新聞にコメント掲載 [その他色々]

smallIMG_0448.jpg
10月末に事件が発覚し、日本中を震撼させた「座間9遺体事件」。いまだ被害者の身元判明も進まず、経緯や動機も判然としていません。人間は未知なもの、理解できないものに対して恐怖を抱きますが、私自身も報道を見るたびに恐怖心が湧き上がってきます。

各メディアによる報道が続いていますが、11月4日の毎日新聞「くらしナビ」欄(神奈川では11面)には、希死念慮者に対しての記事が掲載され、その中で自死問題に関わる者(「自死・自殺に向き合う僧侶の会」共同代表)としてインタビューをお受けいたしました。

同じくインタビューを受けたのは、若い女性を支援する「BONDプロジェクト」橘ジュンさん、それと私と同じく僧侶で「京都 自死・自殺相談センター Sotto」の竹本了悟さん。


私のコメント部分を一部紹介させて頂きます。
・「死にたい」という言葉には、続きが隠されている。「ほどつらい」だ。
・僧侶に無料で悩みを相談できるサイト「ハスノハ」にも、自殺願望をつづった投稿は少なくない。
・(自殺は)自分の役割と真剣に向き合った人が、抱えきれなくって行き詰まってしまい、自殺に至るケースが多いのです。
・もし目の前に死にたい人がいたとしたら、「諸行無常」という言葉を伝えたいという。「物事は移り変わってしまうというネガティブな意味で捉えられがちですが、すべての物事は変化します。あなたの辛い状況も変化していく、そう信じています」

SNSに「死にたい」と書き込む層と新聞購読層はあまり重ならないかもしれませんが、誰かを/何かを通じて私たちのメッセージが伝わることを念じています。

自死・自殺に向き合う僧侶の会 http://www.bouzsanga.org
お坊さんQ&A ハスノハ http://hasunoha.jp
BONDプロジェクト http://bondproject.jp
京都 自死・自殺相談センター Sotto http://www.kyoto-jsc.jp

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

新潮新人賞! [その他色々]

新潮新人賞を受賞しました!

あ! 私じゃありません!(笑)

「自死・自殺に向き合う僧侶の会」の仲間で、現在インド在住の女性僧侶、石井遊佳さんの作品『百年泥』が新潮社の新人賞を受賞したのです。
スクリーンショット 2017-10-09 10-09 23.35.42.png

つい最近まで小説を書いていることすら周囲は知らなかったのですが、突然インドから「新潮新人賞を頂くことになりまして…」と報告を頂き、「インド人もビックリ」ならぬ「インドからビックリ情報」でした (^_^;) 

一般家庭出身で、東大出身で、僧侶になって…と異色な彼女。
私より後に入会したのですが、タダモノならぬ雰囲気を放っていました。

入会して間もなく、ご主人の仕事の都合でインドに行くことになってしまって残念だったのですが、年に1度の休暇で帰国の際は会の活動日に合わせて帰ってきてくれて、お互い再会を喜び合っていました。

そんな石井さんの受賞はとてもうれしいことで、今まで買ったことのない小説雑誌を買って早速読ませて頂きました。
泣く泣く行くことになったインドでしたが、現地の体験をもとに書いた小説で賞を受賞するなんて、なんとたくましいのでしょうか!(笑)

おめでとう、石井さん。
単行本が出たら買うからね!


以下リンクでインタビュー記事が掲載されています。
http://www.shinchosha.co.jp/shincho/tachiyomi/20171007_4.html

あと、こちらのリンクでさわりを読むことができます。
http://www.shinchosha.co.jp/shincho/tachiyomi/20171007_2.html

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

奥多摩町は終着駅? [その他色々]

9月20日、お彼岸の入りの日、忙しくしているであろう仲間の僧侶を思いつつ、電車に揺られて奥多摩へ。
遠いですね〜。約2時間半、奥多摩駅1つ手前の白丸駅で下車し、散策路を進み始めました。

smallIMG_2139.jpg
歩き始めてすぐに大きな橋を渡るんですが、そこからの景色が絶景です!
川の中央には、1人乗りのカヌー? が進んでいます。

smallIMG_2141.jpg
平日だからでしょうか、前にも後ろにも誰も見えず、気持ちの良い空気の中をてくてくと歩きます。
つい先日、禅僧で心療内科医の川野泰周師の著書『悩みの9割は歩けば消える』を読み、「歩くことに集中」して歩くことが大切だということを学んでいたので、そう意識をして歩を進めます。

しかし…
smallIMG_2142.jpg
「熊出没注意!」の看板、他にも「マムシに注意!」の看板を見て、すぐに心は乱れてしまいました (^_^;) 


さてワタクシ、お彼岸の入りにレジャーに行ったわけではありません。
実は奥多摩町役場の福祉保健課から、「自死・自殺に向き合う僧侶の会」に講演依頼が入りました。
9月の中〜後半が希望ということで、身動きの取りやすい私が引き受けることになりました。

タイトルに「奥多摩町は終着駅?」と書きましたが、1つの路線の終着駅であるという特性か、町外から訪れて自死をする方が多く、7年ほど前から町をあげて自死対策に取り組んでいるとのこと。

毎年、精神科医や行政書士の方が講師となって講座を開いてきましたが、今回初めて宗教者を招いたところ、目新しさもあってか来場者が非常に多かったそうです(係の方が急いで資料を増刷していました)。

smallIMG_2153.jpg
話の内容は、前半40分ほどが「僧侶の会」の活動紹介。
そして後半40分ほどは、詩人の金子みすゞさんや、最近テレビなどで話題になった出来事をモデルとして傾聴のケーススタディを行い、最後に質疑応答という構成でした。

重い話題ですので少しユーモアを交えつつでしたが、皆さん一所懸命に耳を傾けてくださり、あっという間に2時間が過ぎました。
ある仲間の僧侶が仰った言葉ですが、終着駅ということは始発駅でもあるということです。人生を終えようとやって来た方が、人生の再スタートを切る場所になれば、それは素晴らしいことだと思います。


終了後、奥多摩町特産のシイタケや、福祉会館で売られているパンをお土産にいただき、帰路につきました。
山道を歩いて身体も疲れ、講演で頭も疲れ、夜はバタンキューでした (_ _)Zzz...

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:blog