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2018年5月号 [和庵だより]

◇ 耳に十四の心 ◇

タイトルを見て「聴」の字がパッと思いついた方は、クイズが得意な人かもしれません。
耳偏に十四の心と書くと、漢字の「聴」になります。音を「きく」という字は聞・訊・聴とありますが、「聴」はその中でも「まともに耳を向けてきく、耳を澄ましてきく」と辞書『漢字源』に書かれています。

私がカウンセリングに初めて触れたのは、僧侶向けの勉強会に講師としていらしていた、カウンセラーの富田富士也先生でした。富田先生は「人の話を聴くというのは、自分の心に多くのヒダを作って、そのヒダに相手のやるせない気持ちを染み込ませていくのです」とおっしゃいました(だいぶ前の記憶なので、詳細は異なるかもしれません)。
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人の悩みをきくことを「傾聴」と言います。また浄土真宗で法話をきくことを「聴聞」と言います。どちらも「聴」の字が入っている通り、ただの音声や情報としてきくだけでなく、自分の心に相手の苦しみや仏さまの教えを沁みこませてゆく…そんなきき方ができた時こそ「聴」の文字がふさわしいのでしょう。

また、カウンセラーや僧侶でなくても、人がこの世界で生きる上で他者と関わらずにはいられませんから、「聴く」姿勢を頭の片隅に置いておくのは大切なことだと感じます。その姿勢は、外での人間関係だけでなく、家族との会話でも潤滑油の働きをしてくれます。

とはいえ富田先生も、年ごろのお嬢さんの言葉につい「傾聴モード」のスイッチが入ってしまった時、娘さんは敏感に感じ取って「私と話す時はカウンセラーはやめて!」と言われてしまったそうですから、なかなか難しいことでもあります。

4月は、なごみ庵に普段以上に多くの相談がありました。しっかりと「聴く」ことができただろうか、安心していただけただろうか、ということが気がかりです。


△ お 知 ら せ △

◎新リーフレット完成!
長年デザインを変えていなかった なごみ庵のリーフレットですが、パソコンに付きっきりになって新しく作成しました。

内容は大きく変わっていないものの、表面にご本尊の写真を載せ、また住職・坊守のイラスト以外の絵を、友人の曹洞宗僧侶の作品を使わせていただきました。

寺報に1部ずつ同封させていただきます。ご友人やお知り合いに差し上げたい方がいらっしゃいましたら、どうぞお寺までご一報ください。

◎神奈川区 寺院にて 「恵信尼ものがたり」5月3日(木祝)13時
現在満席となり、キャンセル待ちになっております。

◎寺社フェス向源 中目黒 正覚寺さまにて 5月5日(土祝)

◎三浦霊園 合同墓 倶生の碑 墓参&バスツアー 5月20日(日)
例年4月上旬に開催しているバスツアーですが、今年は5月20日に開催いたします。
ご興味のある方、ご参加ご希望の方は、お寺までご連絡ください。

◎ひとり暮らしの会 なごみ庵にて 5月29日(火)11時 参加費1000円

昨年の11月以来、半年ぶりの開催です。お昼ご飯をご一緒しながら、交流を深めます。
準備の都合上、4日前の5月25日までにお申し込みください。

◦死の体験旅行 5月14日(月)19時 豊島区 金剛院
◦自死ご遺族分かち合い 5月24日(木)10時30分 築地本願寺
◦神之木地区センター写経会 毎月第1・3火曜18時30分(変更の場合あり)

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2018年4月号 [和庵だより]

◇ 「大丈夫?」の使いかた ◇

 ある記事で「大丈夫ですか?」という問いかけは、大丈夫ではなくても「大丈夫です」と答えざるを得ない、いわば暴力性がある言葉だ、と書かれていました。
 暴力性というと言葉が強烈ですが、確かに「大丈夫ですか?」と聞かれて「大丈夫じゃありません」と答えるのは、かなりハードルの高いことです。

 私が所属し活動する「自死・自殺に向き合う僧侶の会」に、救護班として毎年協力してくださっている牧師で医師のHさんは「追悼法要の時、具合の悪そうな人がいたら『大丈夫ですか?』と声をかけないでください」と仰います。

 何故かというと、そう問いかけられて「ダメです」と答える人はかなり危険な状態にある場合がほとんどで、逆に言えば救急車を呼ぶようなレベルの人でないと「ダメです」とは口にしないというのです。
 もっと具体的に「ちょっと救護室で休みましょう」とか「水を持ってきましょう」と言葉をかけるべきで、これはもちろん追悼法要だけでなく、普段から意識していて良いことです。

 このように何気なく使っていても問題が生じてしまう言葉として他に「頑張って」があります。頑張る余力がある人に使う分には問題ありませんが、うつ病などの方に「頑張って」と言うのは、その人の頑張りを否定するものとして、最近では気をつけるべきという認識が広まりました。
 「頑張って」の次は「大丈夫」の使いかたに気をつけ、より相手に寄り添う言葉をかけられるようになりたいものです。

◎下北沢ザ・スズナリ『妄想先生』 駅出口の注意について
先月号でお芝居のご案内をいたしましたが、駅の大改修があり、今まで劇場最寄り出口だった南口が廃止されました。今後の最寄り出口は北口ですので、どうぞお気をつけください。

△ お 知 ら せ △
◎柴又帝釈天 いのりんぴっく 4月7日(土)
寅さんで有名な柴又帝釈天、実は日蓮宗の題経寺というお寺。そちらで「いのりんぴっく」という花まつりの行事があり、「死の体験旅行」でお招き頂きました。

◎坊守出演舞台 プレオム劇『妄想先生』観劇会 4月14日(土)14時の回
4月14日の昼公演の観劇会、駅集合の方は「北口」に集合場所が変更になりましたので、お気をつけください。別の日程ご希望の方も、どうぞお寺までお申し込みください。

◎兵庫県福祉センターにて「死の体験旅行」 4月21日(土)
兵庫県の社会福祉/介護福祉などの会にお招き頂きました。日帰りの強行軍です。

◎愛知県小牧市の寺院にて 「恵信尼ものがたり」4月29日(日)

◎神奈川区の寺院にて 「恵信尼ものがたり」5月3日(木祝)13時

◎寺社フェス向源 中目黒 正覚寺さまにて 5月5日(土祝)

◎三浦霊園 合同墓 倶生の碑 墓参&バスツアー 5月20日(日)
例年4月上旬に開催しているバスツアーですが、今年は5月20日に開催いたします。
詳しくは別紙ご参照の上、どうぞお気軽にお申し込みください。

◎ひとり暮らしの会 なごみ庵にて 5月29日(火)11時

◦死の体験旅行 4月23日(月)19時 豊島区 金剛院
◦自死ご遺族分かち合い 4月26日(木)10時30分 築地本願寺
◦神之木地区センター写経会 毎月第1・3火曜18時30分(変更の場合あり)

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2018年3月号 [和庵だより]

◇ 往生ばやり ◇

 過去の記録を見ると、2011年12月の寺報も同じく「往生ばやり」と題していました。
往生とは仏教、特に浄土真宗で、人が亡くなることを指す言葉です。とは言っても単に亡くなるという意味ではなく、「浄土に往って、仏として生まれる」。つまり阿弥陀仏に救いとられて成仏なさいましたよ、という意味の言葉になります。

 今年の冬は特に寒かったせいでしょうか、往生の報に接する機会が少なくありませんでした。なごみ庵のご近所で、親しくさせて頂いていたOさん。ご自身もご高齢ながら、体調の悪い奥さまを献身的に看病し、1年半前にお見送りになったばかりでした。90代半ばを過ぎても非常にお元気で、オリンピック、そして100歳を目標としていらっしゃいました。

 もうおひとり、別のOさんは法話会と写経会にいらしていたので、ご存知の方も多いと思います。この方もやはり奥さまが先に亡くなり、それがきっかけで仏道に興味を抱き、なごみ庵においでくださるようになりました。
 仏教用語をしっかりと自分で解釈し、私にも様々な質問を投げかけてくれました。私たち僧侶は、こうした方のお陰でお育てを頂くのだな、と感じさせてくれた方でした。



 冒頭に「往生とは単に亡くなることではない」と書きました。先に浄土に往って仏となった方を思い、その方に恥じぬように生きようと心に思います。また自分もいつか仏になる〝いのち〟を生きているのだ、という思いは私を勇気づけてくれています。

◎おてらおやつクラブ、支援先が増えました!
 毎月第2水曜日に神奈川区社会福祉協議会にお菓子をお持ちし、たんまち塾/かみのき塾さんにお渡ししていますが、このたび友ゆうスペースさんも支援先としてご縁を結ばせて頂きました。


△ お 知 ら せ △

◎春のお彼岸法要 3月18日(日)13時
先月お知らせした通り、春のお彼岸法要をお勤めいたします。
春秋のお彼岸では法要後に絵本の朗読があり、その絵本についてのご法話をさせて頂いていましたが、今回は金子みすゞさんの詩に画家の中島潔さんが絵を描いた詩画集を用います。

◎坊守出演舞台 プレオム劇『妄想先生』観劇会 4月14日(土)14時の回
同封のチラシと申し込み用紙の通り、4月14日の昼公演を皆さまとご一緒に観劇したいと思います。別の日程がご希望の方も、どうぞお寺までお申し込みください。

◎三浦霊園 合同墓 倶生の碑 墓参&バスツアー 5月20日(日)
例年4月上旬に開催しているバスツアーですが、今年は5月20日に開催いたします。来月号で詳細をお知らせいたしますが、参加ご希望の方はぜひ予定を手帳に書き込んでおいてください。なお今回は、墓参・食事・買い物のシンプルなツアーになる予定です。

【報告】芥川賞 授賞式に出席 2月22日(木)
先月号では、住職の友人女性僧侶が芥川賞に選ばれたとご報告しましたが、なんとその授賞式にお招きを頂きました。こんな機会は一生に一度でしょう、いそいそと出かけました。場所は帝国ホテルの孔雀の間。3月の行事においでの方には、もれなく住職から自慢話…ではなく体験談のご報告をさせて頂きます。

◦死の体験旅行 3月12日(月)19時 豊島区 金剛院
◦自死ご遺族分かち合い 3月22日(木)10時30分 築地本願寺
◦神之木地区センター写経会 毎月第1・3火曜18時30分(変更の場合あり)

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2018年2月号 [和庵だより]

◇ 芥川賞! ◇

1月号で、「自死・自殺に向き合う僧侶の会」の法友で、女性僧侶の石井遊佳さんが執筆した『百年泥』が芥川賞にノミネートされたことをお伝えしました。

「もしかしたら……いやでもデビュー作がいきなり芥川賞は……」とドキドキしながらニュースを見ていたら、「芥川賞 石井遊佳さん」と速報が! 今回は2名の受賞だったようですが、まさかが本当になってしまいました! しかし本当に嬉しいです。人さまのことで、こんなに嬉しい気持ちになれるとは思ってもみませんでした。

石井さんは私と同じく一般家庭出身で、ご縁あって僧侶になって間もなく「自死・自殺に向き合う僧侶の会」に入会されました。私よりも年齢は少し上ですが、会では後輩になりますので、色々とお伝えをさせて頂いておりました。

ほどなくして、「亡き方への手紙」というプロジェクトが立ち上がり、石井さんと私ともう1名の僧侶がメンバーになり、リーフレットを作ることになりました。その説明文を作る時に石井さんが「私、文を書くのが得意なので下書きを作りますよ」と率先して仰ったのです。

あとで考えれば、そりゃあ「文を書くのが得意」なはずです。なにせ後の芥川賞作家なのですから! でもそんなことを知らない私ともう1人の僧侶は、出来上がった下書きにあーだこーだと注文をつけ手直ししました。今考えると、穴を掘ってでも入りたいほど恥ずかしいです。

でも今回そのことを伝えると、文は目的・対象・状況で考えるものなので文章技巧とは別物ですよ、と仰ってくれ、ホッとました。

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大きな賞を取ると出版も早いですね。
『百年泥(ひゃくねんどろ)』新潮社から1月24日に発売だそうです。


△ お 知 ら せ △

◎春のお彼岸法要 3月18日(日)13時
別紙の通り、春のお彼岸法要をお勤めいたします。
ここ最近、法要後に絵本の朗読があり、その絵本についてのご法話をさせて頂いていましたが、今回は金子みすゞさんの詩に画家の中島潔さんが絵を描いた詩画集を用います。

◎三浦霊園 合同墓 倶生の碑 墓参&バスツアー 5月20日(日)
例年4月のはじめ頃に開催しているバスツアーですが、今回はもう少し暖かい時期と思い、5月20日に開催いたします。4月号で詳細をお知らせいたしますが、参加ご希望の方はぜひ予定を手帳に書き込んでおいてください。

【報告】彫仏ワークショップ 1月6日(土)
若手仏師の山崎仁さんによる「手のひら地蔵彫りワークショップ」を開催いたしました。
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寺報などでまったくお知らせをしていなかったのですが、実はある自助グループの代表と山崎仏師が当庵で出会って生まれた企画で、今回はその会員限定でした。でも、とても良い時間でしたので、今後なごみ庵の縁人の皆さまにもご案内できればと思っています。

◦死の体験旅行 2月14日(水)19時 豊島区 金剛院
◦自死ご遺族分かち合い 2月22日(木)10時30分 築地本願寺
◦神之木地区センター写経会 毎月第1・3火曜18時30分(変更の場合あり)
◦神之木地区センター笑いヨガ 2月12日(月)10時30分

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2018年1月号 [和庵だより]

◇ いのちの先生 ◇

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今年は戌年ということで、坊守の実家で飼っている柴犬の写真を載せてみました。しかしこの写真、実は前回の戌年の頃に撮ったものです。当時3歳と若々しかったタロも、今では15歳のおじいちゃんとなり、「老い」ということを教えてくれています。

犬、猫、ウサギ、熱帯魚などペットを飼っている方も多いと思います。私の知人に獣医を兼業している異色の住職がいますが、お盆・お彼岸・報恩講…どの法要よりも、ペットの追悼法要が最も参拝者が多くなるのだそうです。


人間よりもペットの法要の方が盛大なのは笑い話のようでもありますが、もの言わぬ動物だからこそ愛情もひときわ深くなるようです。また、単に愛情を注ぐ相手というだけでなく、ほとんどが人間よりも寿命の短い動物たちだからこそ、いのちの尊さ・儚さ・大切さを私たちに教えてくれているように感じられます。

昨年、ある宗派で「ペットは極楽浄土に往生できるのか」という論争が巻き起こりました。言い換えると「ペットは成仏できるのか」ということです。私は、私たちに いのちの尊さ・儚さ・大切さを教えてくれる存在は、善知識、つまり尊い存在と言えると思います。尊い存在であるのなら、私を導く仏さまと捉えることも出来るのではないでしょうか。

また、「いただきます」という食事の言葉も、食卓に並ぶ「いのち」を尊ぶ言葉です。お正月でご馳走が続くかもしれませんが、そんな時こそ気持ちを新たに「あなたの〝いのち〟をいただきます」と手を合わせてみてはいかがでしょうか。


△ お 知 ら せ △
◎イキイキ長いきの会 1月5日(金)14時
毎月第1金曜日に開催されているイキイキ長いきの会。舞台女優の坊守の指導によりストレッチや呼吸法、発声練習を行い、イキイキ元気な生活を目指します。どうぞご参加ください。

◎芥川賞 発表 1月16日(火)
なごみ庵の予定ではありませんが、「自死・自殺に向き合う僧侶の会」で一緒に活動しているインド在住の女性僧侶、石井遊佳さんの初の小説が昨秋「新潮新人賞」を受賞しました。そしてその勢いで、なんと芥川賞候補にノミネート! 発表日はドキドキしながら過ごすことになりそうです。

【報告】いのちの日 いのちの時間 東京 12月1日
今年は築地本願寺の蓮華殿で開催された自死者追悼法要、大きなお堂がいっぱいになるほどのご遺族、また超宗派の僧侶が集まり、亡き方々への追悼の時間を過ごしました。

【報告】報恩講法要 12月10日
テレビや雑誌、出版などで大活躍の僧侶 大來尚順さんをご講師にお招きいたしました。1時間のご法話は20分ずつの3部構成で、ご自身の留学の経験やテレビ収録のウラ話などを交えつつ浄土真宗の教えをお話し頂きました。

◦死の体験旅行 1月15日(月)19時 豊島区 金剛院
◦自死ご遺族分かち合い 1月25日(木)10時30分 築地本願寺
◦神之木地区センター写経会 毎月第1・3火曜18時30分(変更の場合あり)
◦神之木地区センター笑いヨガ 1月8日(月)10時30分

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なごみ庵だより12月号 [和庵だより]

◇ 『英語でブッダ』 ◇

 今回のタイトルは、12月10日の報恩講のご講師、大來尚順さんが扶桑社から出された書籍のタイトルです。大來さんは日本の大学を卒業後、アメリカに渡って仏教を学び、ハーバード大学神学部で研究員を経た後に帰国されました。

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 「え? アメリカで仏教?」と思われるかもしれません。確かに「多くの人が信仰している宗教」という意味で言えば、アメリカはキリスト教、仏教は日本やタイなどアジアの国々というイメージです。しかし仏教を学問として研究するのは、欧米の方が進んでいるとも言われます。

 なにはともあれ帰国した大來さんは、宗教書の翻訳や、タイトルのような著作活動を精力的に行っています。ではちょっと『英語でブッダ』を開いてみましょう。

 平家物語で有名な「諸行無常」は「everything is changing」と訳されています。全てのもの(everything)が、変化し続ける(changing)という非常に明解で分かりやすい翻訳です。

 また、浄土真宗で大切な言葉「他力本願」は、「他人の力をあてにすること」という誤った解釈が広まってしまっています。文字を見れば誤解するのも仕方の無いことかな、と思いますが、英語では「primal vow by other power」となり、機械的に翻訳すると「他の力による原初の誓い」となります。「原初の誓い」という言葉が目に入り、誤解が生じにくくなります。

 さらに正確な表現になると「original vow to save sentient beings by Amida's other power」となり、「阿弥陀の力によって衆生を救う独創の誓い」となり、誤解をする余地がまったく無くなります。

 分かっているようで分かりにくい仏教の様々な言葉や教えも、英語を通すことでかえって理解しやすくなるということがあります。ぜひ報恩講で大來さんのご法話をご聴聞ください。


△ お 知 ら せ △

◎いのちの日 いのちの時間 東京 12月1日(金)16時開式 築地本願寺
例年通り12月1日、超宗派の僧侶による自死者追悼法要が厳修されます。
この情報を必要としている方がいらっしゃいましたら、どうぞお伝えください。

◎プレオム劇の朗読ライブ 12月5日(火)19:30 / 6日(水)14:00/19:30 吉祥寺
坊守(お寺の奥さん)出演の朗読ライブ。お申し込みは なごみ庵まで。

◎報恩講法要 12月10日(日)13時 なごみ庵
浄土真宗のお寺で最も大切な法要、報恩講(ほうおんこう)。
ご講師は、テレビや新聞、雑誌で大活躍の大來尚順さんです。お聴聞ご希望の方は、どうぞお寺まで出欠のご連絡をお願いします。

◎訪問介護員中央研修会 出講 12月19日(水) 茨城県水戸市

◎お坊さんが話す終活のホンネ 出講 12月25日(月) シニアステーション田園調布

◎二歳参り 12月31日(日)22時ごろより なごみ庵
大晦日の夜を皆さんと歓談させて頂き、年の変わり目は短いお経とお念仏で過ごします。
準備の都合上、なるべく参加のご連絡をお願いいたします。

◦死の体験旅行 12月18日(月)19時 豊島区 金剛院
◦自死ご遺族分かち合い 12月28日(木)10時30分 築地本願寺
◦神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)
◦神之木地区センター笑いヨガ 12月11日(月)10時30分

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2017年11月号 [和庵だより]

◇ ロボット僧侶!? ◇

 夏に開催されたエンディング産業展で、最も注目を浴びたのはロボット僧侶でした。SoftBankが販売している人型ロボットのペッパーに僧衣を着せ、読経をしたり木魚を叩いたりという姿が面白かったのか、テレビでも何度か放映されたようでした。

 テレビやネットで様々な意見が出ていましたが、流石に現時点で自分や家族の葬儀にペッパー僧侶をお願いしたい、という声は聴かれませんでした。しかし将来もっと技術やAIが発達したら、人間の僧侶よりも良い説法などをするのではないか、といった意見にはなるほどと思いました。

 ただ、どうしてもロボットには人間と異なる部分があります。それは「死」です。
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 仏教は、2500年前にお釈迦さまが老病死への恐怖を抱いたことが出発点です。ロボットももちろん故障したり壊れたりすることはありますが、部品を交換したり、新しい機体にデータを移すことが出来るでしょう。なのでおそらく、人間が老病死に感じるような恐怖、つまり自分という存在が消え、また人々の記憶から消え去ってしまうのではないかという恐怖を、機械であるロボットは感じ得ないのだと思います。

 僧侶が、葬儀や法事などのセレモニーで、お経を上げるだけの機械のような役割しか果たさないとしたら、それこそ機械に取って代わられることもあるかもしれません。けれど、人間として互いに苦悩を抱え、一緒に悩んだり、悲しんだり、励ましたり、笑ったりという役割を、生身の僧侶だから持ち得るのだと思います。

 なごみ庵の山号「倶生山」には、「倶(とも)にこの世を生きる」という意味が込められていて、私は縁ある方の伴走者でありたいと思っています。そしてこの世の縁が尽きた時は「倶に浄土に生まれる」仲間でありたいとも思っています。


△ お 知 ら せ △

◎寺フェスin YOKOHAMA 11月11日(土)9時〜16時 妙蓮寺
東横線 妙蓮寺駅前の妙蓮寺さまで寺フェスが開催されます。広い境内では七五三法要やヨガ体験、マジックショーやバルーンショー、写経、写仏、お坊さんカフェ、日蓮宗独自の水行体験など盛りだくさんです。私も僧侶向け講座の講師として、会場に行っています。

◎ひとり暮らしの会 11月21日(火)11時 なごみ庵 参加費1000円
5月から久しぶりの開催です。お昼ご飯をご一緒しながら、交流を深めます。
準備の都合上、4日前の11月17日までにお申し込みください。

◎いのちの日 いのちの時間 東京 12月1日(金)15時受付開始 築地本願寺
例年通り12月1日、超宗派の僧侶による自死者追悼法要が厳修されます。
この情報を必要としている方がいらっしゃいましたら、どうぞお伝えください。

◎プレオム劇の朗読ライブ 12月5日(火)・6日(水) 吉祥寺
坊守(お寺の奥さん)出演の朗読ライブ、詳細は別紙ご覧ください。

◎報恩講法要 12月10日(日)13時 なごみ庵
浄土真宗のお寺で最も大切な法要、報恩講(ほうおんこう)。詳細は別紙ご覧ください。

◦死の体験旅行 11月20日(月)19時 豊島区 金剛院
◦自死ご遺族分かち合い 11月22日(水)10時30分 築地本願寺
◦神之木地区センター写経会 毎月第1/3火曜18時30分(変更の場合有)
◦神之木地区センター笑いヨガ 11月13日(月)10時30分

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2017年10月号 [和庵だより]

◇ 西へ東へ ◇

 九月は東奔西な日々でした。
 まず二〜三日は飛騨高山へ。真宗大谷派のお寺で、親鸞聖人七百五十回遠忌と住職継職法要という記念の行事に、おてらしばい「恵信尼ものがたり」でお招き頂きました。新横浜から高山は4時間以上かかりますので前日入りをし、山奥にある宿で一泊。夜はかすかに虫の声が響くだけの静けさで、翌朝外に出ると「クマに注意」の看板にビックリ。

 六〜七日は金沢に。最近テレビや新聞でもよく「未来の住職塾」が取り上げられるようになりましたが、縁あって卒業生会の会長をさせて頂いています。今回は年に一度の卒業生の集いで、石川県で並外れた活躍をする二人の僧侶に講演をお願いしての研修旅行です。
 お一人は限界集落を見事に復興させた高野誠鮮さん、もうお一人は社会福祉法人 佛子園理事長の雄谷良成さん。多いに刺激を受けました。

 二十日には奥多摩。町の福祉保健課からの依頼で、自死対策ゲートキーパー養成講座の講師として行って参りました。せっかくの遠出ですので手前の駅で降りて散策。人っ子一人いない山道を気持ちよく歩いていたら…「マムシ・クマに注意」という看板が。まさか月に二度もクマにおびえることになるとは思いませんでした。
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 やはり秋は行事が多く、十月も外に出る機会が増えそうです。
ご用の方は、どうぞご連絡頂いてからご来庵ください。


△ お 知 ら せ △

◎甚行寺さま合同バス旅行 10月27日(金)
毎年10月恒例、甚行寺さまとの合同バス旅行は「小江戸 川越」です。
詳細は別紙をご覧ください。

◎いのちの日 いのちの時間 東京 12月1日(金)
今年も自死者追悼大法要「いのちの日 いのちの時間 東京」が開催されます。
日程は例年同様12月1日、今年は金曜日になります。時間も例年通り15時ごろからの受付開始になると思いますが、詳細は次号でお知らせいたします。
会場は築地本願寺です。この情報を必要としている方がいらっしゃいましたら、どうぞお知らせください。

◎ほうおんこう法要 ご案内 12月10日(日)13時
浄土真宗のお寺で最も大切な法要、ほうおんこう(報恩講)が今年も近づいてきました。
今年のご講師は、各方面で大活躍している大來尚順さんです。詳細は次号をお待ちください。

◎死の体験旅行 10月23日(月)19時 豊島区 金剛院

◎自死ご遺族分かち合い 10月26日(木)10時30分 築地本願寺

◎神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)

◎神之木地区センター笑いヨガ 10月2日・11月13日 いずれも月曜10時30分

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2017年9月号 [和庵だより]

◇ お客さまfromポーランド ◇

 ある暑い夏の日、波蘭土(ポーランド)からお客さまがやってきました。
とは言っても急にいらしたわけではなく、知人の紹介です。日本の寺院について調べている方で、特に宗教離れで寺院が減少する時代に、新しくお寺を興す活動について調べているとのこと。なごみ庵は適任ですので、私と坊守、それぞれお話しをさせていただくことになりました。

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 当日やってきた方は、見た目は「欧米の女性!」という感じですが、とても日本語が堪能で、特に仏教用語に精通しており、最初は「この言葉は分かるかな…」と探り探り話していましたが、何を言っても通じますので、安心して話すことができました。
 こうしたインタビューを受けるのは、相手のためだけではありません。特に雑誌や新聞ではなく、学術調査のインタビューの場合、疑問に思ったことを深く追求してきます。それは転じて、私がなぜ僧侶として生きているのか、なぜお寺を興そうとしているのか、自分は仏教のどこに魅力を感じているのか、などなど自分を見つめ直す機会にもなります。
 また、最近ヨーロッパでの公教育で宗教はどう扱われているのか非常に興味を持っていましたので、私からの逆インタビューもしました。
 日本では総じて「宗教には触れない」という姿勢ですが、欧米(国にもよりますが)の学校は宗教について教える義務があり、生徒は学ぶ自由・学ばない自由があるそうで、日本も見習うべきだと感じました。


△ お 知 ら せ △

◎秋のお彼岸法要について

先月お知らせの通り、9月24日10時30分から、秋のお彼岸法要をお勤めいたします。
法名読み上げご希望の方は、今月号同封の法名用紙に故人さまのお名前や法名をご記入頂き、当日お持ちいただくか、事前にFAXなどでお送りください。尊前にお供えし、お名前を奉読させていただきます。

恒例の絵本はノスタルジックな作品『つみきのいえ』です。
映画版はアカデミー賞の短編アニメ賞を受賞した初の邦画で、その作品がそのまま絵本になったものです。子どもだけでなく大人も楽しめ、心にジンと来る不思議な絵本を坊守が朗読し、その内容について住職が法話をさせていただきます。

◎毎日新聞(ほぼ)全国版掲載!
8月22日(火)の毎日新聞、関西と四国を除く全国版に、住職の活動が掲載されました。
もし購読していて残っていましたら、お目通しいただければ幸いです。

◎死の体験旅行
 9月25日(月) 豊島区 金剛院

◎自死ご遺族分かち合い
 9月28日(木)10時30分 築地本願寺

◎神之木地区センター写経会
 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)

◎神之木地区センター笑いヨガ
 9月11日(月)・10月2日(月)いずれも10時30分

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2017年8月号 [和庵だより]

◇ 不思議な花たば ◇

 夏の初めのころ、年配の女性のご葬儀がありました。式場に着くと、ご本尊・遺影・棺…そしてそれらを花の祭壇が取り巻いていました。

 ご葬儀のお花ですからあまり派手な色ではなく、落ち着いた色彩で飾られています。しかし祭壇の手前にポツンと、ヒマワリなどが入った賑やかな花束がおいてあり、明らかに浮いた雰囲気になっています。
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 「なんだろう?」そう思いつつ近づくと、その花たばにはメッセージカードが添えられていて、幼い子の文字で
「おばあちゃん おたんじょうび おめでとう」
そして男の子の名前が書いてありました。

 葬儀社の方に聞くと、その女性は誕生日の前日に亡くなったそうです。
 親族控え室に行くと、五〜六歳の男の子が走り回っていました。私はしゃがんで男の子を手招きし、「おばあちゃんにお花をプレゼントしたの?」と聞くと、少し照れながら「そう!」と答えてくれました。ひいおばあちゃんの誕生日に、花をプレゼントするのを楽しみにしていたそうです。

 やがて葬儀が始まると、男の子は最前列に座っていました。
「○○さんは命を終え、お浄土へと旅立って行ってしまいました。けれどこの世で亡くなった日、おばあちゃんは仏さまの世界で、仏さまとして生まれました。だから今日は悲しくて寂しいけれど、おばあちゃんが皆さんを見守ってくれる仏さまになった誕生日でもあります」

 どこまで理解してくれたか分かりませんが、彼はじっと話を聞いていてくれました。おばあちゃんは仏さまとなって、さっそく家族を、とりわけひ孫である彼のこころを育ててくださっているようでした。


△ お 知 ら せ △

◎「イキイキ長いきの会」「笑いヨガ」復活!
坊守のお芝居の地方公演が続き、お休みが多かった「イキイキ長いきの会」と「笑いヨガ」ですが、8月から復活いたします! 楽しみにお待ち頂いていた皆さま、どうぞ一緒に声を出し、笑い、身体を動かしましょう。

◎お盆の法要について
なごみ庵で8月のお盆法要をお勤めいたします。法名読み上げご希望の方は、6月号同封の法名用紙にご記入の上、郵送または当日ご持参ください。
また、ご自宅や霊園などでのお参りをご希望の方は、早めにお寺までご連絡ください。
・8月のお盆法要 13日(日)10時30分〜

◎秋のお彼岸法要について
別紙の通り、9月24日10時30分から、秋のお彼岸法要をお勤めいたします。
恒例の絵本はノスタルジックな作品「つみきのいえ」です。
子どもだけでなく、大人も楽しめ心にジンと来る、不思議な絵本を坊守が朗読いたします。
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◎死の体験旅行 8月23日(水) 豊島区 金剛院

◎自死ご遺族分かち合い 8月24日(木)10時30分 築地本願寺

◎神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)

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