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2016年9月号 [和庵だより]

◇ 悲しい時に悲しむ大切さ

 オリンピックの応援でひときわ暑い夏を過ごした方も多かったのではないでしょうか。ふと気になったのは、メダルや上位を期待されながらも不本意な成績になった選手の自責や謝罪の言葉です。中でも選手団団長を務めた女子レスリングの吉田沙保里選手の言葉は、痛々しいほどの責任感と落胆に染まっていて、強く印象に残りました。

 もっとも五十年前の円谷幸吉選手の時代と違い、吉田選手を責めるような人は誰もいません。コメンテーターも街行く人も「立派な銀メダル」「素晴らしい戦績」「謝らないで胸を張って欲しい」と口にします。これはもちろん選手をいたわり讃える素晴らしい言葉なのですが、反面「悲しみたい」という本人の気持ちを否定することに繋がる可能性もあります。

 私の知人僧侶が早くに奥さまを亡くされました。多くの参列者を幼い一人娘とお迎えすると、誰もが「悲しんでいたら奥さんが安心できませんよ」「お嬢さんがいるんだから泣いてちゃダメ」と励ましの言葉をかけてくれたそうです。

 私は参列できなかったのですが、きっとそのようなことになっているだろうと思い、式の後に電話をしました。そして気持ちを吐き出すこと、涙を流すことを大切にして欲しいと伝えました。するとその方は「誰もが泣くなと励ましてくれたが、泣いて良いと言ってくれたのは君だけだ」と言い、受話器の向こうから嗚咽が聞こえてきました。

 「自分を責めないで」も「泣かないで」も相手をいたわる言葉です。でもどこかに「悲しむ相手を見たくない」という自分のための気持ちもあるのではないでしょうか。悲しむ相手と同じ気持ちになって寄り添う、仏さまの「同悲・同治」のお心をわずかでも見習いたいものです。


△ お 知 ら せ △

@秋彼岸のご案内 「親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え」
9月19日(月祝)10時30分より、秋彼岸法要をお勤めいたします。
法要のあと、坊守による絵本『おおきな木』の朗読があり、そのあと住職による絵本にちなんだ法話、そして茶話会です。
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法名用箋を同封しましたので、法要での奉読ご希望の方は記入の上、当日お持ち頂くか、事前に郵送・ファックス等でお送りください。
個別のお彼岸法要をご希望の方は、お早めにご連絡をお願いします。

@十日市場地区センター 終活講座
9月24日(土)15時30分より、横浜線十日市場駅より徒歩5分の地区センターで、お墓の話を中心とした講座を開催します。申込先:045−981−9573

@坊守(お寺の奥さん)出演舞台のお知らせ
10月14日〜19日まで下北沢で舞台の公演があります。詳細は別紙ご参照ください。

@ほうおんこう ご案内
浄土真宗のお寺でもっとも大切な報恩講法要、少し気が早いですが今年は12月11日(日)13時です。今年は私がぜひ法話をお聴きしたい先生にお願いすることができました。 来月には詳細がご案内できると思いますが、ぜひぜひ手帳に予定を書き入れておいてください。

◎課外活動 神之木地区センター笑いヨガ…9月12日(月)10時30分
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)


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2016年8月号 [和庵だより]

◇ 永六輔さんの冥福を祈ってはいけない ◇

 去る七月七日、永六輔さんが八十三歳でお亡くなりになりました。それについてインターネット上に記事を書いたところ、非常に反響が大きかったので、こちらでもお伝えさせて頂きます。

 その記事のタイトルは「永六輔さんの冥福を祈ってはいけない」でした。ニュースなどでよく耳にする言葉ですが、元を正すと「冥福」とは「冥土での幸福」という意味です。辞書を引くと冥土とは「死者が行く暗黒の世界、地獄・餓鬼・畜生の三悪道をいう」などと書かれています。つまり、亡くなった方が地獄のような世界に堕ちていることが前提の言葉です。

 もちろん皆さん、そうと知って使っているわけではないので目くじらを立てる必要はないのですが、実は永六輔さんは浅草の浄土真宗寺院に生まれた方で、仏教的な知識もあり、信念をお持ちだったと思われます。

 十数年前、築地本願寺で勤められた著名人の葬儀に永さんが参列した際、本堂から出てきた時にレポーターが「天国の〜〜さんにひと言お願いします」と尋ねました。すると永さんは「〜〜さんは天国ではなく、浄土に往ったんです」ときっぱりと答えたそうです。

 そんな永さんですから、もしアナウンサーが「冥福をお祈りします」と言ったら「私は冥土に行ってません!」と叱られるかもしれませんね(笑)。そういう意味で、このタイトルになりました。

 ちなみに、宗派や宗教を問わずに用いることの出来る言葉としては「哀悼の意を表します」や「お悔やみを申し上げます」が比較的無難だと思われます。ぜひ覚えておいて下さい。


△ お 知 ら せ △

◎お盆・初盆 合同法要 8月14日(日)10時30分
なごみ庵では7月に続き、8月もお盆の法要をいたします。今年からなるべく暑い時間を避け、午前10時30分開始となりますので、ご注意下さい。
先々月号に同封した「法名用箋」に故人さまのお名前と法名(戒名)を記入頂き、当日または事前に、持参/郵送/FAX(045-491-3909)などでお出し頂ければ、法要の際に奉読させて頂きます。追加で必要な方はご連絡下さい。
なごみ庵での法要にご参加の方は、準備の都合上、なるべく出席をお知らせ頂けますよう、お願いいたします。

@個別のお盆・初盆をご希望の方は、お早めにご連絡をお願いします。
なごみ庵で、ご自宅で、また霊園などでお勤めいたします。申し込みが多くなると思われますので、お盆期間(8月13〜16日)よりも前後にゆとりを持ってお考え下さい。

@お盆に特別な飾りは不要です
提灯に野菜の牛馬…浄土真宗ではこれらの飾りは不要です。お仏壇を掃除し、新しいお花を供え、手を合わせてお念仏いたしましょう。ただし、もともとお持ちだったり、親戚などから頂いた場合は、お飾り頂いても結構です。

◎課外活動 神之木地区センター笑いヨガ…8月8日(月)10時30分
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)
 十日市場地区センター盆踊り練習会 8月19日(金)・29日(月)両日15時30分

◎9月19日(月祝)10時30分より 秋のお彼岸法要 なごみ庵にて
  〜親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え〜

秋のお彼岸法要は、最初に皆さんとご一緒にお経のお勤めをし、お供え頂いた法名用箋のお名前を奉読いたします。
続く絵本の朗読は、シェル・シルヴァスタイン作、村上春樹訳の『大きな木』です。本当に幸せなことって何だろう…と考えさせられる、不思議な作品を一緒に味わいませんか。
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朗読のあと、住職が絵本にちなんだ法話をし、そしていつものように茶話会です。ぜひ、ご家族・お子さん・お孫さんもお誘いください。
ご参加の方は準備の都合上、なるべく申し込みをお願いいたします。

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2016年7月号 [和庵だより]

◇ 僧衣のチカラ ◇
 住友生命さんの「女子力1UPセミナー」の講師、無事に済ませてまいりました。私と「女子力」というミスマッチな組み合わせで、友人などから随分からかわれましたが、講演のテーマは「供養」でした。参加者の興味の対象は葬儀やお墓のことですが、その一つ一つを詳しく解説するよりも、「供養」そのものの意味や意義を中心にお話しいたしました。
 「供養」とはもともと僧侶に衣服や食料を「供えて、養う」ものでした。それが仏さまや故人、動物や物品にまで対象が拡大していきます。
 ちなみに浄土真宗では「供養」よりも「恭敬(くぎょう)」という言葉を用います。これは、仏さまや亡き方は「恭しく、敬う(うやうやしく、うやまう)」尊い存在だという意味です。

 さて、今回私が感じたのが「僧衣のチカラ」でした。いつもは僧衣を着て講演するのですが、今回は諸事情により作務衣です。「人前で話すのは慣れている」と思っていたのですが、講演が近づくにつれ、作務衣でいる不安感におそわれました。
 今まで「私のチカラ」で話してきたと思い込んでいたのですが、そこには長い歴史を持つ仏教が、僧衣という形で私に大きなチカラを与えてくれ、支えてくれていたことに気づかされました。

◇ 住職が所属する「自死・自殺に向き合う僧侶の会」で小冊子『あなたに届けたい話』を発行しました。ご興味のある方に差し上げていますので、どうぞご連絡ください。

◇前号でお知らせした「おてらおやつクラブ」ですが、皆さんからお供え頂いたお菓子を、神奈川区・瀬谷区の2施設にお裾分けいたしました。


△ お 知 ら せ △

◎お盆・初盆 合同法要 7月15日(金)・8月14日(日)いずれも10時30分
なごみ庵では7月・8月いずれもお盆の法要をいたします。今年からなるべく暑い時間を避け、午前10時30分開始となりますので、ご注意下さい。
先月号に同封した「法名用箋」に故人さまのお名前と法名(戒名)を記入頂き、当日または事前に、持参/郵送/FAX(045-491-3909)などでお出し頂ければ、法要の際に奉読させて頂きます。
なごみ庵での法要にご参加の方は、準備の都合上、なるべくお知らせ頂けますよう、お願いいたします。

@個別のお盆・初盆をご希望の方は、お早めにご連絡をお願いします。
なごみ庵で、ご自宅で、また霊園などでお勤めいたします。申し込みが多くなると思われますので、お盆期間(7月・8月 13〜16日)よりも前後にゆとりを持ってお考え下さい。

@お盆に特別な飾りは不要です
提灯に野菜の牛馬…浄土真宗ではこれらの飾りは不要です。お仏壇を掃除し、新しいお花を供え、手を合わせてお念仏いたしましょう。ただし、もともとお持ちだったり、親戚などから頂いた場合は、お飾り頂いても結構です。

◎課外活動 神之木地区センター笑いヨガ…7月11日(月)10時30分
      盆おどり部…7月8日(金)17時〜 平川町内会館にて
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)


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2016年6月号 [和庵だより]

◇ おてらおやつクラブ ◇
 なんとも可愛らしいタイトルですが、実はこれ、かなりシリアスな活動なのです。最近は新聞やニュースでも取り上げられることが多くなりましたが、元々は奈良県の浄土宗寺院で始まった活動で、お寺にお供えされたお菓子や果物のお下がりを、お子さんのいる貧困家庭に「おすそ分け」しようという活動です。

 「子どもの六人に一人が貧困状態」だそうですが、私は初めて聞いた時「大げさな! 外で子どもを見ても、ボロボロの服や裸足で歩いている子などいないじゃないか」と思いました。しかし戦後のいわゆる「浮浪児」とは違い、現在はまだ使用可能な衣服や靴が手に入るので、外見でそうと分かりません。けれどそれが、かえって問題を見えにくくしています。

 「おてらおやつクラブ」の活動は、ただ単に食料を供給しよう、というものではありません。人は貧困に加え、孤立することで困窮の度合いを深めます。「仏さまのお下がり」をお渡しすることで生まれる安心感、また「渡す」という行為で生まれる繋がりが大きな目的のひとつです。

 また日本各地で、共働き家庭の「孤食」や経済的困窮から来る栄養の偏りを解消すべく「こども食堂」が開かれ、多くのお寺もそこに関わっています。なごみ庵でもこれらの活動を応援しようと、地域の社会福祉協議会を訪れ、支援先を増やしています。皆さまもどうぞご助力ください。

 とは言っても、なごみ庵に大量のお菓子を届けて下さい、ということではありません。お供えの機会があれば、日保ちがするものや、小分けしやすいものなどを念頭に置いてお選び頂ければ有り難いです。

◇なごみ庵十周年ご寄付…2名さま
◇熊本地震 被災寺院義援金…1名さま


△ お 知 ら せ △

◎6月3日(金)18時30分〜20時 女子力1UPセミナー
住友生命 東神田営業所さまにて、全6回で開催されている「女子力1UPセミナー」。なんとも私に不似合いなタイトルですが、最終第6回「クヨウ」の回の講師としてお招き頂きました。入場無料です、よろしければお出かけください。 お申し込み先 03−5820−1115

◎お盆・初盆 合同法要 7月15日(金)・8月14日(日)いずれも10時30分
なごみ庵では7月・8月いずれもお盆の法要をいたします。今年からなるべく暑い時間を避け、午前10時30分開始となりますので、ご注意下さい。
同封の「法名用箋」に故人さまのお名前と法名(戒名)を記入頂き、当日または事前に持参/郵送/FAX(045-491-3909)などでお出し頂ければ、法要の際に奉読させて頂きます。

@個別のお盆・初盆をご希望の方は、お早めにご連絡をお願いします。
なごみ庵で、ご自宅で、また霊園などでお勤めいたします。申し込みが多くなると思われますので、お盆期間(7月・8月 13〜16日)よりも前後にゆとりを持ってお考え下さい。

@お盆に特別な飾りは不要です
提灯に野菜の牛馬…浄土真宗ではこれらの飾りは不要です。お仏壇を掃除し、新しいお花を供え、手を合わせてお念仏いたしましょう。

◎課外活動 神之木地区センター笑いヨガ…6月13日(月)10時30分
      盆おどり部…6月17日(金)17時〜 平川町内会館にて
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)

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2016年5月号 [和庵だより]

◇ 熊本地震 ◇

 記憶に新しい東日本大震災から五年で、またこのような震災が起こるとは、誰が想像していたでしょうか。しかも熊本は比較的地震の少ない地域だそうで、被災者の驚きも一層大きなものと思われます。余震が続いていますが、これ以上被害が大きくならないよう、また被災者の気持ちが少しでも平穏であるよう、念じるばかりです。

 皆さまからお供え頂いた浄財より、義援金を熊本県庁にお送りさせて頂きました。また住職が会長を務める「未来の住職塾サンガ」卒業生に熊本の方がいて、本堂が全壊したとの報告を受けました。他の被災寺院の有無を確認し、こちらも追って支援させて頂きたく存じます。

◇お盆の法要について
 早々とお盆についてお問い合わせを頂きました。お盆の法要は
・七月十五日(金)十時三十分〜
・八月十四日(日)十時三十分〜
暑い時期ですので、右の日程で午前中に法要を行います。
また来月号には「お盆 法名用箋」を同封いたします。

◇お坊さんQ&A ハスノハ 大反響
 住職が回答者を務めるインターネットHP「ハスノハ」が、三月二十九日(火)よりお昼の番組「バイキング」で四週連続で大きく取り上げられています。悩んでいる多くの方のお役に立てればと思っています。

◇なごみ庵十周年
 先月ご紹介した通り、なごみ庵は十周年を迎えました。記念というわけではありませんが、本堂のイスを新しいものにさせて頂きました。お祝いを頂戴した方に御礼を申し上げます。


△ お 知 ら せ △

◎4月29日(金祝)〜5月5日(木祝)世界最大級の寺社フェス 向源
詳しくは、同封のチラシをご覧ください。
ちなみに住職は、5月2日 18時からのピーター・バラカン講演&声明公演を拝聴します。
また、5月3・4日の「死の体験旅行」ワークショップで講師を勤めます。

◎5月9日(月)10時30分「笑いヨガ」神之木地区センター
4〜9月まで第2月曜日に開催させて頂いています。なごみ庵では毎月第4金曜日 10時30分に開催していますので、ご興味のお持ちの方は、ご都合の良いほうにご参加ください。

◎5月12日(木)10時「終活講座 お墓、どうしますか?」神之木地区センター
住職が昨年出演したNHKのVTRを見ながら、お墓について考えます。
お墓と言っても、従来のお墓・納骨堂・合同墓・樹木葬・散骨などなど、今までとは違いひとりひとりが考えて選べる時代、また選ばなければならない時代になりました。
それぞれのメリット・デメリットを紹介させていただこうと考えています。

◎5月29日(日)9時30分 おてらしばい『イダイケの涙』関内陵苑
「観無量寿経」というお経をもとにしたお芝居『イダイケの涙』を公演させて頂きます。
お芝居を見て、そしてランチはすぐ近くの中華街へ…そんな日曜日をお過ごしになってみてはいかがでしょうか。ご参加ご希望の方は、なごみ庵までご連絡ください。

◎課外活動 盆おどり部…5月20日(金)17時〜 平川町内会館にて
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分〜(変更の場合あり)


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2016年4月号 [和庵だより]

◇ 春彼岸のおはなし ◇
 三月二十日の天気の良い春分の日に、なごみ庵で春彼岸法要が執り行われました。春秋の気候のよい時期、また太陽が天の真ん中を通る日に「中道」を説く仏教を学ぶ日として、古来より私たち日本人が大切に営んできた法会です。

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 お彼岸では法要のあと絵本の朗読があります。今回の絵本は佐野洋子さんの名作『100万回生きたねこ』でした。
 ご存知の方も多いと思いますが、この絵本に登場する「ねこ」は、さまざまな境遇に何度も何度も生まれ変わりますが、いつもその境遇に満足せず回りを嫌ってばかりいました。
 ある時「ねこ」は野良猫として生まれ、初めて自分自身の人生(猫生?)を生き、自分が大好きになります。そして「ねこ」は自分以上に大切な「白いねこ」に出会い、このままずっと一緒に生きていたいと願うのです。
 しかし「白いねこ」の寿命は尽き、「ねこ」は何日も泣き続けたあと、いのちを終えます。そしてもう、生まれ変わらなくなったのです。

 この絵本は輪廻をイメージさせますが、実は仏教は輪廻を終えることを目的としているのです。これは現代的に言えば「自分の人生を完全燃焼して生ききる」ということではないでしょうか。
 常人の十倍速で年老い、十才過ぎには老衰で亡くなるプロジェリアという難病があります。その患者、カナダの少女アシュリーはインタビューのマイクに「生まれ変わるとしても、私はまた、私に生まれたい」と仰いました。つい不平不満を口にしてしまう私たちですが、自分の人生をあるがままに生き、彼女のように「いのち」を生ききりたいと思います。


△ お 知 ら せ △

◎4月6日(水)春の三浦霊園墓参&バスツアー&臨済宗 坐禅体験
3月号でお知らせしたバスツアー、まだお席に余裕がございます。3月末日まで締め切りを延長いたしますので、ぜひご参加ください。ご連絡、お待ちしております。

◎4月11日(月)10時30分 笑いヨガ 神之木地区センター
昨年開催し好評だった地区センターでの笑いヨガ。ふたたび4月から半年間、第2月曜日の10時30分から開催いたします。ぜひ一緒に笑いましょう!

◎4月18日(月)12時ごろ〜14時ごろ 写真撮影会
改まってキチンと写真を撮る機会はなかなかありません。仲良くして頂いている甚行寺さまで開催される写真撮影会に5名分の枠を頂きました。遺影にも使えるキチンした写真をお撮りになりませんか? プロのメイクさんが化粧の手直しをしてくれ、プロカメラマンが撮影して費用は破格の3000円! 時間など詳細は なごみ庵までお問い合わせください。先着順。

◎4月29日(金祝)〜5月5日(木祝)世界最大級の寺社フェス 向源
毎年ゴールデンウィークに開催される向源、今年は日本橋で1週間の開催です。

◎5月12日(木)10時 「終活講座 お墓、どうしますか?」神之木地区センター
住職が昨年出演したNHKのVTRを見ながら、お墓について考えます。詳細次号。

◎課外活動 盆おどり部…4月15日(金)17時〜 平川町内会館にて
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分〜(変更の場合あり)

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2016年3月号 [和庵だより]

◇ 大竹まこと ゴールデンラジオ ◇
 3月21日(月祝)のラジオ番組「大竹まことのゴールデンラジオ」で私のことをご紹介をしていただくことになりました。AM文化放送の番組で、十四時から始まる「ヒストリー」というコーナー。毎週ごとにテーマを決め、そのテーマに関わる一般の人を放送作家さんが綿密に取材し、できあがった原稿を大竹まことさんが朗読する人気コーナーだそうです。

(追加情報)該当週のテーマは「死」。月曜日は私ですので僧侶、火曜日は納棺師、水曜日は火葬技師、木曜日は生花祭壇の方、金曜日はエンバーマーが取り上げられるそうです。

 普段私たちはテレビや新聞に取り上げられる人に注目を集めがちですが、そうでない一人一人の人にも、それぞれの人生があってドラマがある。そんな「人」のエピソードが紹介されます。
 先日なごみ庵に番組の放送作家さんがいらして、三時間近くインタビューを受けました。私は初めて「放送作家」という人と出逢ったのですが、大変なお仕事です。人の人生に耳を傾け、それを原稿としてまとめる。そのうちこの放送作家さん自身が「ヒストリー」で取り上げられればいいのに…そう思ってしまいました。
 私のことが、どう原稿にまとめられるか楽しみです。放送日がまだハッキリしませんが、決まり次第HPなどでもお知らせいたします。

◇二月は、なごみ庵としては多めのご葬儀がありました。やはり寒さが厳しい季節は、身体にも負担がかかるのでしょうか。そういう私もノドを痛めてしまい、ひどい声で読経をすることになり、申し訳ないことでした。
 そのご葬儀、土日祝になることがありました。なんとか予定をやりくりしましたが、なごみ庵だよりをお読みの方にお願いがあります。
 土日祝は既に一周忌などの法事が入っている場合がほとんどです。私だけでなく他の僧侶も同じように予定が詰まっていますので、日程を決める前にお寺に連絡・相談することをお勧めいたします。


△ お 知 ら せ △

◎3月20日(日)13時〜 春のお彼岸法要
「親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え」
先月お知らせいたしました通り、お彼岸法要をお勤めいたします、どなたさまもお気軽にご参加ください。坊守による絵本『100万回 生きたねこ』の朗読もありますので、お子さんやお孫さんもどうぞお連れ下さい。準備の都合上、なるべく人数をお知らせ下さい。

◎3月21日(月祝)10時30分〜 笑いヨガ 十日市場地区センター
なごみ庵では毎月第4金曜日の10時30分から開催している笑いヨガ。今回は緑区の十日市場地区センターにて開催されることになりました。ぜひご参加ください。
連絡先:十日市場地区センター 045−981−9573

◎3月21日(月祝) 14時〜 文化放送ラジオ
文化放送ラジオ「大竹まことゴールデンラジオ」で、なごみ庵や住職について紹介されます。番組は13時〜15時30分ですが、14時より「ヒストリー」という10分間のコーナーがあり、週ごとのテーマで月〜金まで5人の人を紹介します。私の週は「死」がテーマで、3月中旬の放送になる可能性が高いそうです。あいまいな情報で申し訳ありません。

◎4月6日(水)春の三浦霊園墓参&バスツアー
別紙ご参照ください。お申し込み、お待ちしております。

◎課外活動 盆おどり部…3月18日(金)17時〜 平川町内会館にて
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分〜(変更の場合あり)


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2016年2月号 [和庵だより]

◇ なごみ庵十周年バスツアー&養老指南塾ご報告 ◇

 「十周年」なんて話題は一月号に華々しく書くべきだったのですが、発送し終えてから記念の年になることに気づきました。少し間の抜けたご案内になってしまいましたが、皆さまお付き合いください。
 平成十八年四月六日、神奈川区白幡向町の借家でなごみ庵の開所式が行われました。その後、現在の東白楽に移転し活動を続けております。
 春の三浦霊園墓参&バスツアーは、ちょうどこの記念日の四月六日(水)に開催いたします。また特別行事ということで、昨年五月にご法話を頂いた臨済宗 藤尾聡允ご住職のお寺(横須賀 独園寺さま)で坐禅のご指導を頂くことになりました。膝の良くない方には椅子坐禅もあるとのことですので安心してご参加下さい。三月号に詳細を同封いたします。


 昨年末から年始にかけ、三回にわたって開催された養老指南塾。多くのことを学べ、また気づくことの出来た、非常に良い講座でした。
 第一回。経年による心身の変化、軽度認知障害や認知症について学び、また介護サービスについての詳細やコツなどをご教示頂きました。
 第二回は、死の三ヶ月前から亡くなる直後まで、私たちにどんな変化が起こるのか、ベテラン看護師ならではの生々しいお話しを聞くことができました。また自分の死を想像する体験学習により、いま生かされている命の輝きを感じ、最後には瞑想の指導もありました。
 第三回は終末期医療についての講義。医学は進歩し続けます、しかしそれによって新たな苦しみが生じることを知りました。模擬家族会議も行われましたが、命の問題に対し、宗教観・死生観・死後観が一人一人の中にあることが大きな助けになると感じました。それを伝えていくのが僧侶である私の使命なのだと思います。


△ お 知 ら せ △

◎2月15日(月)10時30分〜 県民共済コミュニティフレア 写経講座
桜木町駅から徒歩3分、県民共済プラザビル8階に入っている各種カルチャースクール、コミュニティフレアさまから写経講座のご依頼を頂きました。
なごみ庵では毎月第3金曜日に、大口の神之木地区センターさまでは第1・3火曜日に開催していますが、今回は単発の講座です。写経にご興味をお持ちで、日程の合う方がいらっしゃいましたら、ぜひお申し込みください。
連絡先:コミュニティフレア 045−201−3947

◎2月29日(月)10時30分〜 笑いヨガ 十日市場地区センター
なごみ庵では毎月第4金曜日の10時30分から開催している笑いヨガ。昨年の神之木地区センターでの開催に引き続き、今回は緑区の十日市場地区センターにて開催されることになりました。
同会場で3月21日(月祝)10時30分からも開催されます。こちらもご興味がおありで、日程が合う方がいらっしゃいましたら、どうぞご参加下さい。
連絡先:十日市場地区センター 045−981−9573

◎3月20日(日)13時より 春のお彼岸法要 なごみ庵にて 締切:特になし
春のお彼岸法要は、最初に皆さんとご一緒にお経のお勤めをし、お供え頂いた法名用箋のお名前を奉読いたします。
続く絵本の朗読は、『100万回生きたねこ』(佐野洋子 作)です。
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朗読のあと、住職が絵本にちなんだ法話をいたします。
そのあとは、いつものように茶話会です。
ぜひ、ご家族・お子さん・お孫さんもお誘いください。

ご参加の方は準備の都合上、ご参加申し込みを頂ければ有り難いです。
下記申し込み用紙をファックスいただくか、またはお電話、メールなどでお願いします。


◎課外活動 盆おどり部…2月19日(金)17時〜 平川町内会館にて
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分〜(変更の場合あり)


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2016年1月号 [和庵だより]

◇ 新年のご挨拶&年末のご報告 ◇
 平成も二十八年となりました。お釋迦さまがお生まれになった年を基準とした仏暦(諸説あり)では二五五九年です。なごみ庵だよりを手に取って頂いている皆さま、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 昨年十二月十三日には報恩講法要が営まれ、未来の住職塾 塾長の松本紹圭師を講師にお招きすることが出来ました。当庵の小さな本堂をご存知の方は驚かれるかもしれませんが、参拝の方は三十名ほどになり、後半は人の熱気で暑くなるほどでした。
 その熱気にあてられることなく、松本さんは冷静に、穏やかに、自身の仏教との出逢いから、現在の仏法の受け止めまでを語られました。
 なごみ庵名物の茶話会にも参加して頂き、質疑応答も活発に交わされました。茶話会には坊守手作りのリンゴのカップケーキなどなどお菓子とお茶が並び、わいわいと楽しい時間が流れていきました。

 十二月二十六日には、お知らせしていた「養老指南塾」の第一回が開催されました。こちらは十名ほどですが、体験学習もあり、非常に興味深く密度の濃い内容でした。
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写真はロボコップ…のようですが、高齢者体験キットを身につけた住職です(笑)。こんなにも全ての行動が大変になるのかと驚いてしまい、翌日さっそく、駅の階段で大荷物を持って苦労されている年配女性を、スムーズにお手伝いさせて頂くことができました。
 突然僧侶に「お荷物をお持ちしましょう」と言われて、その方を驚かせてしまいましたが(苦笑)。


△ お 知 ら せ △
◎1月9日・1月16日(両日とも土曜日)13〜17時 養老指南塾
表面でもご報告していますが、養老指南塾は予想以上に素晴らしい内容で、お願いして本当に良かったと感じています。1月の第2回、第3回に若干空きがありますので、せっかくの機会を逃さぬよう、興味のある方は是非ご連絡ください。
ご講師は、真言宗尼僧にして看護師でもある玉置妙憂さん、そして同じく真言宗僧侶の成井阿里さん。介護や看取りについて、座学だけではなくワークショップ(体験学習)もあり、実り多い学びになると思います。

◎ピックアップ「長いきの会」改め「イキイキ長いきの会」
毎月第1金曜日(1月は第2金曜 8日)の14時から開催している「長いきの会」。
なごみ庵の坊守が舞台役者ですので、役者の発声法・呼吸法の基礎をお伝えしています。準備体操を終えると、まずは発声練習。腹筋を使って声を出すのはかなりの運動で、体もポカポカ温まってきます。
早口言葉で舌の回転も滑らかになったら、最後に短いお経を読みます。発声練習のお陰で気持ちよく声が出て、参加者5人だったら10人分ぐらいの声量です!
ちなみに「長いきの会」だけですと、単に長生きが目的と誤解されてしまったことがあるので、今年からは元気なシニアライフを目指す「イキイキ長いきの会」と改名いたします。

◎課外活動 盆おどり部…1月22日(金)17時〜 平川町内会館にて

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2015年12月号 [和庵だより]

◇ 恨みを受け取らない ◇
 フランスの大規模テロで妻を失ったジャーナリスト、レリス氏の言葉が世界を駆け巡っています。もし皆さんの愛する家族がテロで命を奪われたら、どう思われますか? 憎しみに心が満たされ、復讐を考えるかもしれません。しかしレリス氏は「君たちに憎しみを与えない」と題した文を書かれたのです。

 (前略)私は決して、君たちに憎しみという贈り物を贈らない。君たちはそれを望むだろうが、怒りで応えることは、君たちと同じ無知に屈することになってしまう。君たちは、私が恐怖し、周囲の人を疑いのまなざしで見つめ、安全のために自由を犠牲にすることを望んだ。だが、君たちの負けだ。私はまだ、私のままだ。
 今朝、(亡きがらの)妻に対面した。幾晩も幾日も待ち続けた末に。彼女は金曜日の夜に会った時と変わらず美しく、そして、恋に落ちた十二年以上前と同様に美しかった。もちろん、私は悲しみにうちひしがれている。だから、君たちのわずかな勝利を認めよう。でも、それは長くは続かない。彼女は、いつも私たちと一緒に歩む。そして、君たちが決して行き着くことができない天国の高みで、私たちは再び出会うだろう。(後略)

 レリス氏はまた、「私は息子に憎しみや暴力、恨みを抱えたまま育ってほしくない」とも語っています。愛する息子を憎しみの連鎖に巻き込むことは、亡き妻が望んでいないとお考えになったのでしょう。
 親鸞聖人の師 法然上人は幼少時、父を争乱で失います。いまわの際で父は子に「仇を討ってはならぬ」と遺言し、子は出家の道を選びました。
 「怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みのやむことがない」というお釈迦さまの真理の言葉が胸に迫ってきます。


△ お 知 ら せ △

◎11月28日(土)23時〜 BS6チャンネル(BS-TBS)「Together」出演
世代間対話の番組「Together」に出演いたします。「あなたは何歳まで生きたいですか?」というテーマで、芥川賞の羽田圭介さんや俳優の関口知宏さん(関口宏さんご子息)と対話します。

◎12月13日(日)13時より 報恩講法要 法話 松本紹圭師
今年の報恩講は、住職の旧友でもあり、いまや日本若手僧侶のトップランナーと言っても過言ではない松本紹圭さんをお招きすることができました。私も多くの皆さまと共に耳を傾けたいと思います。準備の都合上、可能な限りお申し込みをお願いいたします。

◎12月16日・1月9日・1月16日(全て土曜日)13〜17時 養老指南塾
真言宗尼僧にして看護師でもある玉置妙憂さんがメイン講師となって、介護や看取りについて、座学だけではなくワークショップ(体験学習)もあり、実り多い学びになると思います。
お陰様で全日程ほぼ満席となりましたが、ご興味のある方はお寺までお問い合わせ下さい。

◎大みそか 二歳参り(ふたとせまいり)12月31日(木)22時ごろ〜
夜22時頃ごろから軽く食事をしたり歓談しながら時を過ごし、日付が変わる直前の23時55分ごろから短いお経をお勤めし、年の変わる瞬間をお経とお念仏とで過ごします。
準備の都合上、可能な限りお申し込みをお願いいたします。

◎課外活動 盆おどり部…12月16日(水)17時〜 平川町内会館にて

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