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ようこそ! 倶生山(ぐしょうさん)なごみ庵HPへ!

なごみ庵は2006年に開所した、ちいさな新しいお寺です

〜定例行事予定〜
・2月 1日(第1金):イキイキ長いきの会 14時
・2月 8日(第2金):法話会 13時/19時
・2月15日(第3金):写経会 10時30分
・1月25日(第4金):笑いヨガ 10時30分
※いずれの会も1時間ほど、その後茶話会(参加自由)があります
※いずれの会も参加費500円ほどお願いしています
(写経初回と夜法話会のみ1000円ほどお願いします)
※宗教・宗派を気にせずおいで下さい
※初回来場者には腕輪念珠プレゼント

〜特別行事〜
・死の体験旅行 2月9日(土)14時(満席)

〜課外活動予定〜
・写経会in神之木地区センター(横浜線大口駅 東口より徒歩4分)
 毎月第1火曜18時半〜(変更の場合あり 要お問い合わせ)
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2019年2月号 [和庵だより]

◇ 聖なる歌 ◇

昨年12月23日、代官山ノエルというクリスマスイベントに協力をしてきました…と書くと私が宗旨替えをしたかと驚かれるかもしれませんが(笑)、もちろんそうではありません。超宗派の仲間の僧侶と共に、プロテスタントの本多記念教会を中心とした行事に参加をしたのです。

まずは「牧師さん&お坊さんと話そう」というコーナー。普段なかなか接する機会のない僧侶や、それ以上に見かける機会の少ない牧師さんと話ができるというもの。雑談だったり、質問だったり、真剣な悩みだったり、色々な方がいらっしゃいます。私も、これからの進路に悩む青年の言葉に耳を傾けさせていただきました。

そして楽しみだったのは、無数のキャンドルでライトアップされた教会での声明公演。声明(しょうみょう)とは歌のようなお経のことで、幻想的な雰囲気の中、僧侶5名による誦経の声が響き渡りました。
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イベントの最後は、屋外でのゴスペル&読経の公演。寒い中ですがライトアップされた広場に、多くの人だかりの輪が広がります。そこでまず、僧侶たちによる声明で厳粛な雰囲気が作り出され、続く地元高校のブラスバンド演奏で徐々に場は盛り上がっていきます。そして大人数のゴスペル隊が登場し、「Oh happy day」など耳にしたことがある曲を、体を揺らし、手拍子と共に歌います。僧侶たちも思わずノって手拍子を叩きながら、私は『天使にラブソングを』という映画が好きだったことを思い出しました。

教会であってもお寺であっても、そこは厳粛な宗教的空間です。しかし厳粛なだけではなく、時には楽しみを共有する機会も大切なのだな…と、2つの聖なる歌が響く夜空の下、ヒントを頂けたような気持ちになりました。


◎ お 知 ら せ ◎

◎春のお彼岸法要 〜親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え〜
3月17日(日)13時より なごみ庵にて

お彼岸法要では、読経の後、坊守による絵本の朗読があり、続けてその絵本の内容に関する法話をいたします。
今回選ばれた『おじいさんなら できる』は、おじいさんが大好きな孫の少年と、手先が器用で手芸が得意なおじいさんの、心暖まる可愛らしいストーリーです。
どうぞお子さんやお孫さんもお連れになり、ご参加ください。

なお、茶話会のお菓子の準備などもありますので、できるだけ出欠と人数をお知らせいただければ有り難いです。
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◎寺社フェス「向源」 5月4日(土)・5日(日)目黒 五百羅漢寺・蟠龍寺にて
毎年ゴールデンウィークに開催される寺社フェス「向源」ですが、今年は5月4日・5日に目黒の2つのお寺で開催されます。
会場の1つである五百羅漢寺は、平成27年10月の合同バス旅行で訪れた、特徴的な本堂のお寺です。
またもう1つの蟠龍寺は、山手七福神の弁財天が祀られています。

◎三浦霊園 合同墓 倶生の碑 合同参拝バスツアー 5月15日(水)
今年も気候が良いであろう5月の中旬、15日にご希望の皆さんと合同参拝に出かけます。
詳細は次号以降でお知らせいたします。

◦神之木地区センター写経会 2月5日(火)・19日(火) 18時30分よ
◦死の体験旅行 2月23日(土) 18時 豊島区 金剛院 / なごみ庵 2月9日 満席
◦自死遺族の集い 1月24日(木)・2月28日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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知らぬが仏な講演会 [その他色々]

珍しい場での講演の依頼をお受けしました。

神奈川県社会保険労務士会
厚木支部 賀詞交換会


社会保険労務士ってなんだ…?
賀詞交換会ってなんだ…?
と、よく把握できていないものの、頂いたお話しは可能な限りお受けするのがモットーですので、「はい、参ります!」と安請け合いをしてから下調べスタート(笑)

まあきっと、同じ資格を持つ方々の新年会があって、その前にお話しをさせて頂くのだろうな、と考えておりました。


当日会場のホテルにつくと、想像よりかなり立派で、講演会場はスクール形式で机が並んでおり、宴席とはまた別の部屋になっているようです。
プロジェクターも用意して頂き、90分間の持ち時間で仏教とお正月の話や、もっと「遊び」を持つ生きかたが大切なのではないか、という話をさせて頂きました。
けれど中途半端に法話っぽくしてしまったのが、自分としては反省点。
いわゆるビジネスパーソンが多かったので、「未来の住職塾」の話などの方が良かったのかもしれません。


なんとか話を終えて、宴席に移動します。
ライトな立食パーティーみたいな感じかな…と思っていたら、結婚式場にも使われている部屋に円卓が並び、ほぼ披露宴状態。しかも着席して席次表を見ると、来賓の方々の肩書きに国会議員や近隣の市長さんの名前が並んでいます。

えっ! そんな堅い会だったの!?
今さらながらに気づいて冷や汗をかきましたが、救いだったのは講演が終わってから会の重さに気付いたこと。
来賓の方々は基本的に講演を聞かないとはいえ、事前に知っていたら尻込みしていました。
「知らぬが仏」とは正にこのことですね (^_^;) 

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2019年1月の法話 [月々の法語]

今年は去年に引き続き、親鸞聖人のお言葉を弟子の唯円(とされています)が聞き書きをした『歎異抄(たんにしょう)』を題材としてお話しさせて頂いています。
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第八条も七条と同じく短いので、まずは全文を掲載します。

念仏は行者のために、非行(ひぎょう)・非善(ひぜん)なり。
我がはからいにて行ずるにあらざれば非行といふ。
我がはからいにてつくる善にもあらざれば非善といふ。
ひとへに他力にして自力をはなれたるゆえに、行者のためには非行・非善なりと云々。

「非行」は現代の読み方ですと「ひこう」となり、悪い行いを指します。「非行少年」なんて言葉もありますね。
ですが仏教的には「ひぎょう」と読みます。行、つまり修行ではないという意味です。
続く「善」は、仏教的な善い行いを指します。「善根功徳を積む」といった言葉もありますが、いわゆる「徳を積むような善い行い」を指します。

親鸞聖人は、お念仏はそれを称える者にとって、行でも善でもない、と仰るのですが、これはそれまでの仏教の常識からすると正反対のことを言っています。
つまり元々の仏教では、お念仏を称えること、特に数多く口にすることは修行でもあり善い行いでもあると捉えられていたのです。
ではなぜ親鸞聖人は「そうではない」と仰ったのでしょう?

「はからい」という言葉が続けて2度、出てきます。
自分の意志や判断という意味ですが、「お念仏を称える」ことを広い広い視点で見てみると…
人間としてこの世に生まれ、仏教に出逢う縁があり、こうして念仏を称えているのは、全てが自分の「はからい」であろうか?
いや、そうではない。仏さまの「はからい」によって、この私の口から念仏が漏れ出てくるのだ。
親鸞聖人はそう捉えられたのでしょう。

また後半に「他力」という言葉が出てきます。
色々な使われ方をする言葉ですが、仏教、特に浄土教では「阿弥陀如来のはからい」を「他力」と言います。
特に親鸞聖人においては、上記のような「自分のはからい」が入る余地の無いほど「他力」を重視し、そのあり方は「絶対他力」と呼ばれます。

親鸞聖人は、なぜここまで「他力」を徹底したのでしょうか。
その理由のひとつは、お念仏に「自分のはからい」がほんの少しでも混じると、人はそれを切っ掛けとして、お念仏を自分のものとして握りしめてしまう傾向がある、と危惧されたのではないでしょうか。

つまり、「何年前からお念仏をしている」「1日に何回のお念仏を称えている」「人より大きな声でお念仏を称えている」などと、人と優劣を比べたり、他者をやり込める道具にしてしまう。
そういったことを嫌い、避けるために、「念仏は行者のために非行 非善なり」と仰ったのではないでしょうか。

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ゴスペル&声明 [その他色々]

オシャレな街という印象が強い代官山。
しかしそこは戦前から各国の大使館や外国人学校、キリスト教会が多く、そのため空襲の標的にならない場所でもあったそうです。

大使館と教会。
言い換えれば、国家と宗教。
これはどちらも戦争の元になります。

そんな施設の多い代官山で、2016年から「代官山ノエル」という、人種や宗教を超えて平和を祈るイベントが開催されています。
「人種や宗教を超えて」と言っても、主催はキリスト教・プロテスタントの本多記念教会さん。
日程も12月23日で、そもそも「ノエル」がフランス語で「クリスマス」を指す言葉ですから、どうしてもクリスマスっぽい雰囲気にはなります。

でもそこに、寺社フェス向源の僧侶たちが昨年から協力をしています。
私も今回、ご協力をさせて頂きました。

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まずは向源の名物でもある「お坊さんと話そう」
今回はクリスマス時期でお忙しい牧師さんも加わり、「牧師さん&お坊さんと話そう」に!
↑の写真に牧師さんが1人いますが、誰だか分かり……ますよね (^_^;) 

「話そう」ですが、この時期に代官山にいる方は幸せいっぱいかな、と思っていたのですが、仕事関係で悩みを抱えている方の想いを聴かせて頂きました。


もうひとつ出番があり、本多記念教会さんと、閉会セレモニーで声明(しょうみょう:歌のようなお経)の公演をさせて頂きました。

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キャンドルイベントでもある代官山ノエル。
無数のロウソクが揺らめく幻想的な雰囲気の中…

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合わぬ(笑)

閉会式セレモニーは夜、屋外だったので写真はありませんが、声明に始まり、地元高校のブラスバンド部の演奏、そしてゴスペル、聖歌。
寒い中でしたが、だんだん楽しくなってきて、一緒になって「オーハッピーデーイ!」と歌いながらリズムを取ってしまいました(笑)

映画『天使にラブソングを』が好きだったんですが、お寺でもこういうことができたら、また違った層の方が関心を持ってくださるのでしょうね。

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2019年1月号 [和庵だより]

◇ 2018年の漢字 ◇
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毎年、京都の清水寺の貫主さまが揮毫される今年の漢字が「災」になりました。たしかに災害が多い年でしたが、なにもそんな字を選ばなくても…と思ったものの、公募で決まった字が書かれるそうなので、貫主さまも仕方なく書かれたのでしょうね。

起こってしまった災害を無かったことにはできませんが、せめて元号も新しくなる2019年は「災い転じて福となす」という一年になってほしいと願うばかりです。ですがこの「福」というのも、なかなか難しいものがあります。なぜなら、福・幸せとは他者と比較の上に、相対的に成り立つものだからです。


人間の幸福感の研究によると、人は最低限の衣食住が満たされると大きな幸福感を感じるが、その衣食住が高価になることで得られる幸福感は小さいのだそうです。

例にあげられていたのは、アメリカの中間層(立派なマイホーム)とインドの人力車引き(壁がビニールシートの簡素な家)でしたが、両者が感じる「幸福度」は同等でした。


現代の私たちの生活と、親鸞聖人の生きた平安鎌倉時代を比べれば、アメリカとインドより差は大きくなります。電気はある、エアコンはある、車も飛行機もある。昔と比べれば現代人は夢のような豊かで便利な生活をしています。しかし誰もが幸福感に充ち満ちて生きているわけではないことは、皆さんもご承知の通りかと思います。

この先、どれだけ医学や科学が発展しても、物質的な充足を追い求める方向性では幸福感が満たされきることは無いでしょう。仏教で説かれる「足るを知る」「己を知る」道、つまり精神的な充足を求めることこそが、「災い転じて福となす」への近道になるのではないでしょうか。



◎ お 知 ら せ ◎

◎自死者追悼法要「いのちの日 いのちの時間 東京」無事終了しました
毎年12月1日に築地本願寺で行われる大法要、今年は過去最多の200名以上のご遺族が参集し、厳かに法要が執り行われました。

◎なごみ庵 報恩講法要 無事終了しました
参加者が大勢となったため、東神奈川の会議室をお借りして無事に開催いたしました。

◎代官山ノエル「お坊さん・牧師さんと話そう」協力 12月23日(日)13時〜
代官山の本多記念教会(キリスト教)主催で行われるクリスマスイベント「代官山ノエル」に協力します。正確には人種や宗教を越えたイベントとのことですが、「ノエル」という言葉そのものが「クリスマス」を意味し、主催も教会になっています。

私はヒルサイドプラザという場所で「お坊さん・牧師さんと話そう」というブースにおります。また15時と18時にはゴスペルや声明(歌のお経)のコンサートもあります。
街を上げての華やかなイベントですので、お時間のある方はぜひ遊びにいらしてください。

◎二歳参り 12月31日(月)22時ごろより
今年も大みそかの夜10時ごろから「二歳参り(ふたとせまいり)」を行います。
のんびりとご歓談いただき、年越しの時間はお経とお念仏で過ごします。
準備の都合上、ご参加の方はご連絡ください。

◦神之木地区センター写経会 1月から第1火曜日・第3火曜日の月2回に戻ります。ただ1月の第1火曜日は元日ですので、第2火曜日の8日と第3火曜日の15日になります。時間は18時30分より。
◦死の体験旅行 1月16日(水)19時 豊島区 金剛院/なごみ庵 1月以降 日程未定
◦自死遺族の集い 12月27日(木)/1月24日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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三千人 [死の体験旅行]

2013年のはじめに「死の体験旅行」を始め、2018年末、丸6年弱で受講者が3000人になりました。
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興味を持って受けてくださる方がいて、遠方でも招いてくださるお寺や団体があり、企業や職員の研修などもあり、振り返ってみればずいぶん積み重なっていたんだなぁと感慨深いです。

受講の方に「どこでお知りになったんですか?」と尋ねると、けっこう多くの方が「以前に受けた友人・知人に勧められて」とおっしゃいます。

もちろんテレビや新聞や雑誌を見てという方も多いのですが、口コミの力って強いんだなぁと感じます。

3000人の方、全てにとって有意義な体験だったとは、とても思っていません。
でも、このワークショップを受けて結婚や転職の決心を固めたり、自分の大切なものに気づけたとおっしゃって頂いたり、死にたい気持ちが生きたい気持ちに変わったと伝えてくださったり、亡くなった大切な方の気持ちに近づけたとおっしゃったり、多種多様なご感想を頂いてきました。

準備など大変な部分も多いのですが、これが無ければ接することが出来なかった人々と触れ合えるのが楽しくて、今まで続けてきました。
来年以降も、コツコツと積み重ねていこうと思います (^人^)

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報恩講 [布教所日記]

今年も12月第2日曜日の報恩講(ほうおんこう)法要が無事に勤まりました。

浄土真宗のお寺にとって最も大切な法要で、親鸞聖人の命日を機縁としています。
なごみ庵では基本的に唯一ご講師をお招きする場で、例年せま〜い なごみ庵が満席になり、12月なのにクーラーをかける事態になることもありますが…

今年は浄土宗の井上広法さん…というより「ぶっちゃけ寺」や林修先生の番組でお馴染みのお坊さん、と言った方が分かりやすいでしょうか。
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そんなスペシャルゲストをお招きしたお陰か、大切な会議も兼ねたせいか、なごみ庵に全然入り切らない人数のご参加希望が(汗)

慌てて周辺を探すと、東神奈川に貸し会議室があったので、そこを抑えました。

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当日の様子。
なごみ庵で過去最多は36名ですが、この日は50名になりました。広い会議室を予約できてホッとしました。

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講師の井上広法さん。
話の内容もさることながら、テンポ・間・タイミングなど、大舞台で話し慣れている雰囲気がものすごく伝わってきて、同じく人前で話す機会のある自分としては非常に参考になりました。

写真は、話すことに疲れて急に積み木遊びをし始めた広法さん……ではなくて(笑)、最近力を入れている「いのちの積木」の実践中の様子です。
ご先祖さまを「見える化」するという、アイディアに溢れた彼らしい法話の様子です。

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法話後の茶話会にも快く席について、ご来場の皆さまと談笑して頂きました。
そんな広法さんにプレゼント、なごみ庵坊守謹製の輪袈裟です!

実は手芸が趣味の坊守、着物や帯の生地を使って小物などを作っていたのですが、輪袈裟まで作るように…
そしてせっかく栃木からいらっしゃる講師のために、と心を込めて作りました。

ちなみに2人の輪袈裟、形が違いますが、これは宗派の違いによるもの。
向かって左の広法さんは浄土宗、右の私は浄土真宗です。
さらに言えば、同じように見える黒い衣も、浄土宗では改良服と呼び、浄土真宗では布袍(ふほう)や間衣(かんえ)なんて呼びますので、超宗派での行事の際は混乱が生じます(笑)

今年も諸々の行事が概ね終了しました。
関わって頂いた多くの皆さまに感謝を申し上げます (^人^)

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2018年12月号 [和庵だより]

◇ おてらおやつクラブ グッドデザイン大賞! ◇

お寺へのお供えものを、お子さんのいる生活困窮家庭におすそ分けし支える活動、「おてらおやつクラブ」が、なんとグッドデザイン賞、しかも最優秀である「大賞」を受賞しました!
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グッドデザイン賞といえば、優れたデザインの製品に送られる歴史ある賞、という認識でしたが、ここに「おてらおやつクラブ」が応募をしたと聞いた時には、頭の中に?マークが浮かびました。よくよく聞くと形のある製品だけでなく、優れたデザインの「仕組み・活動」も選考対象なのだそうです。

今年度の応募総数は4789件。その中から1353件がグッドデザイン賞を受賞し、さらにそこからベスト100が選ばれますが、「おてらおやつクラブ」はそこに残っていました。

特別賞や大賞が東京ミッドタウンで発表されることになり、私も足を運びました。様々な特別賞が発表される中、なんと大賞候補のベスト6に残っています! 他の候補はソニーの犬型ロボットAIBOや富士フイルムのポータブルレントゲンなど、一流企業の渾身の製品が並びます。

そして……「大賞は、『おてらおやつクラブ』!」
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会場に集まった報道陣は「まさかお坊さんが!?」とどよめき、そこに居合わせた私たち僧侶も完全に浮き足立ちました(笑)。大賞をお坊さんが取るのはもちろん初、製品でない仕組み・活動が取るのも初、企業ではなくNPOが取るのも初という、異例の初物づくしだったそうです。

大きな賞を取っても活動内容が変わるわけではありません。なごみ庵もこれまで通り、毎月第2水曜日に神奈川区の社会福祉協議会にお菓子をお持ちしてまいります。お供えはなるべく日持ちの良い、個包装のものをお願いします。


◎ お 知 ら せ ◎

◎おてランチ 〜語らい&味わい〜 11月20日(火)11時より 参加費1000円
「ひとり暮らしの会」の名称を変え「おてランチ」といたしました。
語らいと食事を楽しむひと時、どうぞご参加ください。
準備の都合上、参加の人数をお知らせください。

◎自死・自殺に向き合う僧侶の会 自死者追悼法要 12月1日(土) 築地本願寺にて
例年どおり、自死者追悼法要を開催いたします。詳細はどうぞお尋ねください。

◎なごみ庵 報恩講法要 12月9日(日)13時より ※別会場にて ※要申し込み
お申し込みの人数が、コンパクトな当庵に入りきれない数になりましたので、今年は別会場での開催となります。

◎死の体験旅行 in なごみ庵 12月24日(月・祝日)14時より 受講費3000円
今まで平日夜に池袋の寺院で開催してきましたが、各方面から要望を頂き、なごみ庵でも今後開催していくこととなりました。定員9名、要予約になります。

◎二歳参り 12月31日(月)22時より
今年も大みそかの夜10時から、「二歳参り(ふたとせまいり)」を行います。
のんびりとご歓談いただき、年越しの時間はお経とお念仏で過ごします。

◦神之木地区センター写経会 12月4日(火)18時30分
◦神之木地区センター笑いヨガ 12月10日(月)10時30分
◦死の体験旅行 12月12日(水)19時 豊島区 金剛院/12月24日(月・祝日)14時 なごみ庵
◦自死遺族の集い 11月22日(木)/12月27日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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「死の体験旅行」in 仏教伝道協会 [死の体験旅行]

漢字ばかりのタイトルになってしまいましたが、2018年11月10日、東京都港区にある仏教伝道協会の特別企画で「死の体験旅行」を開催させて頂きました。
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様々な活動をしている仏教伝道協会さんですが、昨年から「各宗派の体験+食」という切り口で講座を開いているそうです。昨年は曹洞宗、広島の吉村昇洋さんによる『知っておきたい禅と食』。
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曹洞宗の体験といえば坐禅や食事の作法、また調理も修行の一環と考える曹洞宗がこの企画のトップバッターに選ばれたのは当然と言えるでしょう。

そして2年目の企画で選ばれたのは、スイーツ僧侶として名高い神谷町光明寺の木原祐健さんの「仏教甘味」、そして私が開催する「死の体験旅行」のコラボレーション。

「死」と「スイーツ」なんて両極端のようですが、でも仮想の死を体験した後に生きる象徴である食の体験をするのは、より「生」を味わい深く感じられることに繋がるのではないかと思います。

まずはいつも通り、「死の体験旅行」を進め、ワークショップを終えたところで休憩。
その後、木原さんがみっちり準備していたスイーツタイムで皆さんホッとひと息つきます。
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最後に私からワークショップに関する法話をさせて頂き、会は終了となりました。

いつもと違う会場で、想定外のこともいくつか起こりましたが良い経験・良い勉強になりました。
準備をしてくださった仏教伝道協会の皆さん、また黄泉がえった参加者を甘味で癒やしてくださった木原さん、有り難うございました! (^人^)

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木原さんとのツーショット♬

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2018年11月の法話 [月々の法語]

今年は親鸞聖人のお言葉を、弟子の唯円(とされています)が聞き書きをした『歎異抄(たんにしょう)』を題材としてお話しさせて頂いています。
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第七条は比較的短いので、まず全文を見てましょう。

念仏者は無碍の一道なり。
そのいはれ、いかんとならば、信心の行者には、天神・地祇も敬伏し、魔界・外道も障碍することなし。
罪悪も業報を感ずることあたはず、諸善もおよぶことなきゆゑなりと云々。

「無碍」とは、妨げるものが無い、という意味です。
念仏を大切にする人々には妨げが無い、という一文で始まります。

その理由として、念仏者は天神・地祇が敬い、魔界・外道もさまたげとはならない、と書かれています。
また、自らが為した罪悪も報いを恐れる必要がなく、どのような善行も念仏には及ばない、と続きます。
これは一体どういうことでしょうか?
そんなバカな! と思われたかもしれません。


21世紀になって10年以上が過ぎ、平成も終わろうとしています。
しかし現代においても、私たちは目に見えないものに左右されて生きています。
たとえば占い、たとえば大安や仏滅、たとえば厄年、たとえばスピリチュアル……

科学の発展した現代でさえそうなのですから、親鸞聖人の生きた平安鎌倉時代はどれほど生活が左右されていたことでしょうか。2012年の大河ドラマ『清盛』では、身分の高い登場人物が病気になると、隣の部屋に大勢の僧侶を招いて回復を祈る儀式を執り行うシーンが映されていました。

その時代に親鸞聖人は、「目に見えないものに恐れおののくことはないのですよ、南無阿弥陀仏と称える皆さんは阿弥陀さまに守られているのですよ」と説かれたのです。
その言葉は、不安のなかに生きる人々をどれだけ勇気づけたでしょうか。

仏教で「三施」という言葉があり、そのひとつに「無畏施」があります。
「畏れ(おそれ)」を「無」にする施しです。
また仏教者(法華信者)である宮沢賢治の『雨ニモマケズ』に、「南に死にそうな人あれば、行ってこわがらなくてもいいと言い」とあります。

「そんなバカな!」と感じたかもしれないこの条ですが、実は仏教の大切な要をおさえているのです。


追記
「天地の神々が念仏者を敬う」という部分ですが、仏教では天地の神々もまだ迷いの世界にある存在とされています。
一方、仏教の最終目的は、悟りを開いて迷いから解脱した「仏」に成ることとされています。

念仏を称えた者は阿弥陀仏に救いとられ、必ず悟りにいたる「不退転」という状態になります。
ですので、まだ迷いから解脱できていない神々から念仏者が敬われるということになります。

追記2
「外道」という言葉が出てきます。
現在では悪逆非道な人に対して、「この外道!」などと言いますので(実際に言ったことはありませんが)悪い意味の言葉になっていますが、もともとはそれほど悪い意味ではありません。

お釈迦さまの時代は、従来のスタンダードな宗教であるバラモン教から離れ、自由な宗教者や思想家が新しい教えを説く時代でした。
その中で、お釈迦さまと弟子たちから見た「外(ほか)の道」を「外道」と呼びました。ですので必ずしも「悪」や「よこしま」「過ち」といったニュアンスの言葉ではありません。

追記3
親鸞聖人の時代、不安の中に生きる人々をどれだけ勇気づけたでしょうか、と書きましたが、それは当時の人に止まる話ではありません。
今の時代でも未来であっても、人間が生きている限り欲求は尽きることはありませんし、目に見えないものに振り回されることが止むことはないでしょう。
そういった不安を払拭するのが、この親鸞聖人の言葉であると思います。

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