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ようこそ! 倶生山 慈陽院 なごみ庵HPへ!

なごみ庵は平成18年4月6日に開所し、
令和元年5月7日に令和全国初の宗教法人になった、
ちいさなお寺です


〜定例行事予定〜
・9月 6日(第1金):イキイキ長いきの会 14時
・9月13日(第2金):法話会 13時・19時
・9月20日(第3金):写経会 10時30分
・8月23日(第4金):笑いヨガ 10時30分
※いずれの会も1時間ほど、その後茶話会(参加自由)があります
※いずれの会も参加費500円ほどお願いしています
(写経初回と夜法話会のみ1000円ほどお願いします)
※宗教・宗派を気にせずおいで下さい

〜特別行事予定〜
・9月23日(月祝)10時30分 秋彼岸法要

〜課外活動予定〜
・死の体験旅行 「まちのお寺の学校」をご覧ください
・死の体験旅行 9月26日(木)18:30 みなとみらい
・写経会in神之木地区センター(横浜線大口駅 東口より徒歩4分)
 毎月第1火曜18時半〜(変更の場合あり 要お問い合わせ)
前の10件 | -

なごみ庵だより9月号 [和庵だより]

◇ 中学生の君へ ◇

昨年の夏、なごみ庵に中学生のSさんがいらっしゃいました。
Sさんの通う中学校では少し変わった取り組みをしていて、大学の卒業論文のように自分でテーマを決め、2年間かけて研究・発表しているとのこと。

彼女は、自分と同世代の悩みを抱えている人たちに何かかけてあげられる言葉は無いかと考えていた時に、新聞で「死の体験旅行」のことを知り、これがヒントになりそうだと感じたのです。
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もちろん協力をさせていただくことにしました。そして1年が経ち、「今、泣きたい気持ちでいる中学生の君へ」というパンフレットが届きました。そこに添えられていたSさんの手紙には…

このパンフレットには、私と同じ思春期を過ごす中学生の人たちに少しでも役に立ってほしい、という願いがこもっています。

私は死の体験旅行により、言葉の力を感じました。これを活かし、悩んでいる中学生に言葉の力で未来を疑似体験してもらえる内容にしました。浦上さんに教えていただいた「諸行無常」ということを私なりに表したつもりです。是非読んでいただきたいと思います。

…と書かれていました。自分自身が中学生の時を思い返してみると、友人たちが何か悩んだり苦しんだりしていないか、彼らに何かできないだろうか、なんてちっとも考えていなかったと思います。「後生畏るべし」また「後生頼もしい」と感じました。

夏休みが終わる8月31日、そして9月1日は若年層の自死が突出して多い日です。自死までには到らなくとも、悩みを抱えている若者は少なくないはずです。お子さんやお孫さんやご近所さんで、悩みを抱えていそうな若者がいたら、どうぞ優しく見守ってあげてください。またお寺に上記パンフレットがありますので、ご興味のある方はどうぞご連絡ください。


◎ お 知 ら せ ◎

◎NHK総合 ニュース シブ5時 8月29日(木)16時50分〜18時10分
NHKの夕方のニュース番組、シブ5時から現在取材を受けています。放送予定日が8月29日だそうですが、予定変更やカットの可能性もあるので、あまり期待せず、もしお時間があればご覧ください。

◎「死」を通して考える「生」~お坊さんのホンネ~ 9月14日(土)14時
「ユニコムプラザさがみはら」にて(相模大野駅隣接 bono相模大野サウスモール3階)
月に2回ほどのペースで、様々な分野の講師を招いて開催されている「オーサーズカフェ」にお招きいただきました。僧侶は初めての登壇とのことで、どんな話をしようか今から頭を悩ませています。

◎秋のお彼岸のご案内 9月23日(月祝)10時30分より
秋のお彼岸法要 〜親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え〜
坊守が朗読する絵本は、佐野洋子さん作・絵の『空とぶライオン』です。
ぜひ、ご家族・お子さん・お孫さんもお誘い、お参りください。

◎報恩講&宗教法人設立記念 12月8日(日)午後 東神奈川かなっくホールにて
今年の報恩講は、なごみ庵の宗教法人設立記念行事を兼ねて開催します。ご講師はNHKシブ5時でお馴染みの釈徹宗さんをお招きすることになりました!
しばらく先になりますが、どうぞ今からご予定いただければ幸いです。

◦神之木地区センター写経会 9月3日(火)・17日(火) 18時30分
◦死の体験旅行 9月18日(月) 19時 豊島区 金剛院
        9月26日(木) 18時30分 神奈川大学 生涯学習講座
◦自死遺族の集い 8月22日(木)・9月26日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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「今、泣きたい気持ちでいる中学生の君へ」 [死の体験旅行]

ちょうど1年ほど前の夏(2018年夏)、インターフォンが鳴りました。
出てみると、自分と同世代ぐらいかなというご夫婦と、若いお嬢さんらしき2人の4人連れ。
お子さんを連れてお寺にどんなご用だろう…と思っていると、訪問の主人公は下のお嬢さん、中学2年生のSさんでした。

Sさんの通っている中学校は少し珍しい取り組みをしていて、大学の卒業論文のように自分でテーマを決め、3年間かけて研究し発表するのだそうです。
Sさんは自分と同世代の悩みを抱えている人たちに対し、何かかけてあげられる言葉はないかと考えていた時、新聞で「死の体験旅行」のことを知りました。

そして、その時点でのテーマを「思春期の中学生を勇気づける言葉とは〜死の体験旅行から考える」とし、実際に当人に会って話を聞いてみよう! ということで家族で来庵されたのです。


私は、こんなに若い方が「死の体験旅行」に興味を持ってくれたことが嬉しく、また中学生が同世代の苦しみを何とかしたいと考えることに驚きつつ、協力をさせていただくことになりました。

普段は「死の体験旅行」の受講は18歳以上としているのですが、事情も分かっていますし、また保護者同伴でという条件で実際に受講をしていただきました。そしてその後はメールでのやり取りが続き、1年経った2019年夏、研究の成果として「今、泣きたい気持ちでいる中学生の君へ」というパンフレットが出来上がったと連絡がありました。

Sさんのメールには…
このパンフレットには、私と同じ思春期を過ごす中学生の人たちに少しでも役に立ってほしい、という願いがこもっています。
私は死の体験旅行により、言葉の力を感じました。これを活かし、悩んでいる中学生に言葉の力で未来を疑似体験してもらえる内容にしました。
浦上さんに教えていただいた「諸行無常」ということを私なりに表したつもりです。是非読んでいただきたいと思います。
と書かれていました。

そして数日後、悩みを抱えた中学生がお寺に来たら渡してください、と書き添えられたパンフレットが届いたのです。ただお寺には、そうそう悩みを抱えた中学生はいらっしゃらないので(苦笑)、このHPにアップさせてもらうことにしました。

リーフレット表面.jpg

リーフレット裏面.jpg

A4両面印刷で、三つ折りのパンフレットになっています。
もしこのHPを見ている本人や、周囲に悩みを抱えた思春期の方がいらしたら、ぜひご覧ください。大人が想像で「こう伝えたらいいんじゃないか」と作ったものではなく、同世代の若者が考え作ったものですので、心への響き方も違ってくるのではないでしょうか。

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毎日新聞 タナボタ掲載 [その他色々]

2019年5月18日に、三重県津市の真宗高田派 妙華寺さまでご法話をさせていただきました。

法話後に、妙華寺さんのお嬢さんで僧侶の中川結幾(法名 鳳瑞)さんと対談もあったのですが、ちょうど彼女が毎日新聞京都版から継続的な取材を受けていて、当日の様子が2回に分けて記事になりました。
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あくまで記事の中心は中川結幾さんなのですが、タナボタで私もけっこう取り上げていただいています ٩( ᐛ )و
しかしさすが京都、宗教都市という面が強いですね。一般紙でこれだけ宗教者を大きく取り上げるのですから。

リンク先の記事は有料のようで、登録しないと全文は読めないようですが、一応URLを貼っておきます。
ご関心のある方は、ぜひお目通しいただければ幸いです (^人^)

いのち追う 京できょうを生きる物語39

いのち追う 京できょうを生きる物語40

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2019年8月号 [和庵だより]

◇ いのちの研修 ◇

以前から各地で開催させていただいているワークショップ(体験学習)「死の体験旅行」は、相変わらず一般の受講者も途切れることがありませんが、最近は研修として招かれる機会も増えてきました。看護師への研修、社会福祉士への研修、会社での研修と様々ですが、8月に埼玉のある施設からお招きを受け、とても嬉しくなりました。

そこは全国でも珍しいという、「在宅ホスピス施設」です。「ホスピス」は主にガンなどで終末期になった患者が、穏やかに最期を迎えるための施設やサービスのことを言います。その前に「在宅」が付くので、訪問看護などを利用しながら自宅でホスピスケアを受けるのが「在宅ホスピス」になります。では「在宅ホスピス施設」とは、いったいどういうものでしょうか?
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訪問看護などのサービスを利用したとしても、やはり自宅でホスピスケアをするのは大変なことです。患者の体調が急変すると、思わず救急車を呼んでしまったなどの話も耳にします。

そこで作られたのが「在宅ホスピス施設」で、具体的には終末期患者専用の賃貸住宅になります。患者はそこに住みながらホスピスケアを受けることができ、施設の雰囲気や食事なども病院とはだいぶ異なり、患者の意思を尊重した自由度の高いものになっているそうです。

「死の体験旅行」はそもそも、欧米のホスピスのスタッフ向けに始まったものと言われていますが、自分の生や死について考える必要性があるのは医療者だけではない、という思いで今まで続けてきました。けれど本来このワークショップを必要としていたホスピスで働く人たちのために開催できることは、まるで里帰りをするような気持ちになり、嬉しくなったのです。

少しでもお役に立てるよう、頑張ってまいります。


◎ お 知 ら せ ◎

◎お盆のご案内 8月11日(日)10時30分より
6月号に同封の法名(戒名)用紙をご利用ください。欠席の場合は、ご縁の方の法名やお名前をお書きいただき、FAXやメールなどでお送りください。

◎盆おどり大会のお知らせ 8月17日(土)18時・18日(日)19時
なごみ庵に隣接する平川町北公園では、毎年8月のお盆時期の土日に、町内会の盆おどり大会が開催されています。住職・坊守も毎年参加して踊っていますので、ご一緒しませんか?なごみ庵に荷物を置け、お手洗いもお使いいただけます。希望者は、坊守が浴衣の着付けもいたします。

◎秋のお彼岸のご案内 9月23日(月祝)10時30分より
別紙の通り、秋のお彼岸法要 〜親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え〜
をお勤めします。今回の絵本は佐野洋子さん作・絵の『空とぶライオン』です。
ぜひ、ご家族・お子さん・お孫さんもお誘いください。
空とぶライオン.jpg

◎報恩講&宗教法人設立記念 12月8日(日)午後
今年の報恩講は、なごみ庵の宗教法人設立記念行事を兼ねて開催します。特別な行事ですのでご講師も特別! NHKシブ5時でお馴染みの釈徹宗さんをお招きすることになりました!
場所は東神奈川駅/京急仲木戸駅に隣接する「かなっくホール」です。
しばらく先になりますが、どうぞ今からご予定いただければ幸いです。

◦神之木地区センター写経会 8月6日(火)・20日(火) 18時30分
◦死の体験旅行 8月19日(月) 19時 豊島区 金剛院
        9月26日(木) 18時30分 神奈川大学 生涯学習講座
◦自死遺族の集い 7月25日(木)・8月22日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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散華、できました! [その他色々]

なごみ庵の宗教法人設立を記念して、ベタですが散華(さんげ)を作りました!
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散華とは、お釈迦さまがお生まれになった時に天から花びらが降り注いだという伝承を元として、蓮の花びらの形を模して作られるものです。

大きな法要で僧侶が蒔いている様子を見たことがあるかもしれません。絵柄はご本尊 阿弥陀如来で、写真はカメラマンの宮坂恵津子さん。
http://rcc.recruit.co.jp/gg/artist/etsuko-miyasaka

散華の制作は合同会社ダイスコネクティングさんにお願いしました。
http://d-connecting.com

このダイスコネクティングさんの提案で、ハガキサイズの台紙がキラキラしてて綺麗なんです♡
PCやスマホの画面でお分かりになりますかね…?
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静かに和する [その他色々]

私はもともと真宗高田派の僧侶としてお育てをいただきましたが、諸事情あって なごみ庵の宗教法人化のタイミングと前後して高田派を離れることになりました。

慈陽院なごみ庵は浄土真宗の単立寺院ということになりますが、そんなお寺にある方から大切な書が贈られました。
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右から左に「静和」と読みます。
浄土真宗の聖典類にこの言葉を見つけることができていませんが、「静かに和する」と読むのでしょうか。
なごみ庵を「和庵」と書く場合もありますので、「和」の文字が入ったこの書をお贈りいただいたようです。

そして左に縦書きで「鸞猷 書」と書かれています。
真宗高田派の第24世、鸞猷前法主の書かれたものです。

宗派によって最高位の僧侶の呼び方は異なりますが、高田派では「法主(ほっしゅ)」とお呼びし、また先代の法主を「前法主」とお呼びします。
宗派を離れた私に、なぜこの書をお贈りいただけたのでしょうか…

「色々なことがあって制度上は宗派を離れることになったが、私たちはあなたを同朋と思っている」
「お寺は単立になったけれど、高田派の心を忘れないでいてほしい」
そんな気持ちが込められているのではないか、と感じ胸が熱くなりました。

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2019年7月号 [和庵だより]

◇ ありがとう、ありがとう ◇

父のように慕っていた恩師の七回忌法要をお勤めさせていただきました。
私と同じく一般家庭出身で僧侶になったからか、私のことを気にかけてくれ、相談に乗ったり なごみ庵の法話会に駆けつけたりしてくれた方でしたので、なごみ庵が宗教法人化したことを報告するような気持ちで読経をいたしました。
笑い文字 ありがとう.jpeg

恩師の奥さまは川柳の先生をなさっていて、夫が亡くなり6年経ち同じ89歳になった今でも現役で指導をなさっています。川柳は俳句と同じ五・七・五の形式ですが、季語を用いるなどの約束事が無く、またシルバー川柳やサラリーマン川柳などコミカルなものも多くあります。

法要の際、ご自身の作品が掲載されている川柳の雑誌を頂きました。掲載されたそれぞれの作家の句が五首ずつほど掲載されていますが、奥さまの作品は全て七回忌を詠んだものでした。

その中で印象に残ったのは「七回忌 あなたの命 信じたい」という句です。あなた=夫は6年前に亡くなっていますので、その「命を信じたい」というのはどういうことでしょうか。

察するに、長く連れ添った「佳き人」との時間や思い出などを暖かく前向きなものとして捉え、また命を終えたあとに再会する世界があり、さらに亡き方が仏さまとなって見守ってくださっているという気持ちを表したものだと拝察をしました。


もう一句、「七回忌 ひたすらありがとう ありがとう」も印象的です。夫と連れ添った今までの歩み、子どもや孫たち、言葉にはしきれぬ数多くのものへ感謝を捧げているように感じられ、中句をあえて字余りにしているのが、感謝の深さ大きさを示しているようです。

「ありがとう」は「有ること難し」という涅槃経の言葉がもとになっています。こんな自分に良くしてくださって、という謙虚さと知恩の気持ちが形になったものです。法人化に際し、恩師や皆さまへの「有り難う」の気持ちを胸に、これからも歩んでまいります。


◎ お 知 ら せ ◎

◎宗教法人化のご報告と御礼
別紙の通り、なごみ庵が無事に宗教法人として認可をされました。
今年の報恩講はその記念行事を兼ねての開催としようと考えております。
12月8日(日)、場所は東神奈川駅/京急仲木戸駅に隣接する「かなっくホール」を予定しております。しばらく先になりますが、どうぞ今からご予定いただければ幸いです。

◎お盆のご案内 7月14日(日)・8月11日(日)両日とも10時30分より
6月号に同封の法名(戒名)用紙をご利用ください。欠席の場合は、ご縁の方の法名やお名前をお書きいただき、FAXやメールなどでお送りください。

◎盆おどり大会のお知らせ 8月17日(土)18時・18日(日)19時
なごみ庵に隣接する平川町北公園では、毎年8月のお盆時期の土日に、町内会の盆おどり大会が開催されています。住職・坊守も毎年参加して踊っていますので、ご一緒しませんか?
なごみ庵に荷物を置け、お手洗いもお使いいただけます。
希望者は、坊守が浴衣の着付けもいたします。

◦神之木地区センター写経会 7月2日(火)・16日(火) 18時30分
◦死の体験旅行 7月22日(水) 19時 豊島区 金剛院
        9月26日(木) 18時30分 神奈川大学 生涯学習講座
◦自死遺族の集い 6月27日(木)・7月25日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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人生いろいろ、法事もいろいろ [その他色々]

ここのところ、印象に残る法事が続きました。
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最近は様々なご縁で法事などの依頼があります。「死の体験旅行」を受けた方だったり、なごみ庵の前を通って寺報を手に取ってくれた方だったり。
都市部では菩提寺の無い方も多いので、何か心の琴線に触れて選ばれるお寺である、というのも大切な要素だと感じます。


お母さまの一周忌をされた方。
菩提寺がなかったので、葬儀の時はとにかく葬儀社にお任せして、やって来た僧侶はとにかく事務的でわびしい気持ちになったそうです。流れで四十九日もお願いすると若いお坊さんが来て、細かい説明も寄り添う姿勢もなく、もうそのお寺に頼むのは絶対嫌だ、と感じたのだそうです。

そこで私のことを思い出し、相談をしてくれました。
ご相談や質問に答え、ではお願いしますと仰っていただき、ご自宅でのご法事。
会食もご一緒させていただきました。

人の気持ちを完全に理解することも、寄り添いきることも、できないことです。それでもできる限り理解しよう、寄り添う姿勢を持とう、説明すべきことは説明しよう、というのは私のモットーですし、当たり前のことだと思っています。

そうではない僧侶がいることもわかっています。しかしそれは、長い目で見れば自分の首を絞めることに繋がるし、せっかくお坊さんに法要を頼もうと思ってくれた方への裏切りだと私は思います。


お父さまの十七回忌をされた方。
お手伝いをしているお寺での十七回忌。参列者は故人の息子さんお1人でした。
いつもは読経後に法話をするのですが、1対1ですので法話ではなく、私も腰かけて対話形式の時間にしました。

現在、お母さまを自宅で介護しているので、他の家族は来られないで自分1人でお参りに来たこと。
十七回忌のお父さまも自宅で介護して看取ったこと。
大変なご苦労をされたであろうに、「最後は父の顔が仏さまのようだったんですよ」と仰るその方のお顔こそが仏さまのようでした。

会話を重ねていると、「読経の中でお焼香をして合掌すると、『助けて欲しい』という気持ちが湧いてきました。弱気になることができたんです」と仰いました。

「弱気になった」ではなく「弱気になることができた」という言葉に、その方がどれだけ頑張り続けてきたのか、そして手を合わせた時に少し心がほどけたのだな、と感じました。


法事は読経が中心です。
ただ、読経だけで終わってしまうのは、あまりに勿体ないことだと思います。
気持ちに耳を傾け、疑問に答え、そうしてこそ仏教を伝える機会が訪れるのでしょう。

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2019年6月の法語

無碍の光明 信心の人をつねに てらしたもう
Unhindered light constantly illumines the person of the entrusting heart.
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今年の法語カレンダーは親鸞聖人のさまざまな著書から言葉が引かれており、6月は『尊号真像銘文』からの一節です。

「尊号」とは「南無阿弥陀仏」などの文字で表された名号の本尊を指し、「真像」は七高僧などの絵姿を指します。そして「銘文」は、その名号や絵姿に書かれた文書のことで、それらをまとめたものが『尊号真像銘文』となります。

6月の言葉は浄土七高僧の第六組、源信和尚の著書『往生要集』に書かれているものですので、源信和尚の真像に添え書きされているものと思われます。

少し長くなりますが、『尊号真像銘文』から該当箇所を抜き出してみます。
「我亦在彼摂取之中 煩悩障眼雖不能見 大悲無倦常照我身」
「我亦在彼摂取之中」といふは、われまたかの摂取のなかにありとのたまへるなり。
「煩悩障眼」といふは、われら煩悩にまなこさへらるとなり。
「雖不能見」といふは、煩悩のまなこにて仏をみたてまつることあたはずといへどもといふなり。
「大悲無倦」といふは、大慈大悲の御めぐみものうきことましまさずと申すなり。
「常照我身」といふは、「常」はつねにといふ、「照」はてらしたまふといふ。無碍の光明、信心の人をつねにてらしたまふとなり、つねにてらすといふは、つねにまもりたまふとなり。
「我身」は、わが身を大慈大悲ものうきことなくしてつねにまもりたまふとおもへとなり。摂取不捨の御めぐみのこころをあらはしたまふなり、「念仏衆生摂取不捨」のこころを釈したまへるなりとしるべしとなり。

ご覧になって気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、浄土真宗でよく拝読される「正信偈」の一節とほぼ同じです。正信偈は親鸞聖人が記されたものですが、様々な経典や高僧が書かれた書物を徹底的に読み込み、そこから引用なさっていることが分かります。



<私のあじわい>

親鸞聖人の語録である歎異抄の後序に、「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとへに親鸞一人がためなりけり」という言葉があります。

阿弥陀如来が五劫もの永い時間をかけてお考えになった誓願は、よくよく考えてみると、ひとえにこの私、親鸞ただ1人のためのものであったのだなぁ」という意味になります。


阿弥陀如来はその全身である法蔵菩薩の頃、五劫の時間をかけて、一切の衆生をどのように救いとれば良いか思惟されました。

そして思惟の後、兆載永劫というさらに永い期間をかけて修行を完成されたと言われており、これらを合わせて「五兆の願行」と呼びます。


でも私は「阿弥陀さまのご苦労」と言われてもあまりピンと来ず、阿弥陀如来ともなればそれぐらいは平気でなさったのだろう、と漠然と捉えていました。


しかし最近、母の私に対する言動を見て、ふっと感じたことがありました。

母は認知症なので、同じ言葉を何度も繰り返します。私が母のところに行くと、必ず「元気か?」「風邪ひいてないか?」「寒くないか?」「暑くないか?」「心配ないか?」と何度も尋ねるのです。


小学生の時、「親という字は、親が子を心配して、木の上に立って見ている様子」と教わりました。

しかしもう40代半ばのいい大人を捕まえて「心配ないか」と言われても、いやいやそっちの方がよっぽど心配ですよと思うのですが、母に合わせて私も何度も「元気だよ、風邪ひいてないよ、寒くないよ、暑くないよ、心配ないよ」と応えます。


そのやり取りを繰り返しているうちに、ふっと「ああ、母が年老いて病気になってもまだ自分のことを気にかけ続けてくれているように、阿弥陀如来も長年の思惟とご修行でボロボロになりながらも、私たちのためにご苦労を重ねてくださったのではないだろうか」と感じたのです。


そして母から子への思い、特に認知症であればそこに思慮分別が入り交じる余地はなく、まさに「無碍の光明」、つまり遮るもののない光のような真っ直ぐな愛情となるでしょう。

そしてそれが「つねに てらしたもう」という言葉通り、常に私に向けられていると感じられます。


さらに今月の言葉では、その光は「信心の人」を照らすとあります。その部分の英訳「the person of the entrusting heart」を機械的に翻訳すると「常に心を委ねる人」となります。


親が子に無碍の愛情をかけると同時に、赤子は親に身も心も全て委ねます。そういった幸せな時間を過ごすことができれば、人は成長した後も心に芯を持つことができると思います。


また、そういった関係性を仏さまと築くことができれば、誰にも奪えない心の大黒柱となるのではないでしょうか。

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本願寺金沢別院での法話 [その他色々]

石川県金沢市にある浄土真宗本願寺派(お西)の金沢別院で、春から秋口にかけて開催されている「日曜法話の集い」にお招きいただきました。

未来の住職塾でご縁のあるOさんにお声掛けいただき、私のクセで後先考えずにOKの返事をしたのですが、昨年と一昨年の資料を後日送っていただくと……ヤバい (-_-;) 

私でも名前を知っているような高名な方々の名前が連なっており、半年以上前から緊張状態でした。


それでも受けてしまったものは仕方ありません。横浜から東京、そして北陸新幹線で金沢に。
金沢駅から徒歩10分ほど、金沢別院に到着してしまいました…
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少し早く着いたので境内を散策していると、真宗寺院には珍しいと思うのですが経蔵(多くのお経などが納められた建物)があり、これも真宗寺院には珍しく中には四天王の像などが配されている様子です。
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境内の散策を終え大きな本堂に。
私のふざけているような講題がデカデカとかかっています。
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こんなお題にも関わらず、120〜130名ほどの方が聴きに来てくださいました。
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何とか40分×2席の法話を終え、宿に移動してホッとひと息。
日帰りできないことはないのですが、坊守が金沢に行ったことがないというので同行して一泊します。

夜は金沢料理をいただき、翌日はベタですが兼六園に。
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時雨亭という建物で、しとしとと降る雨と美しい庭園を眺めながらお抹茶と和菓子。良い雰囲気……と思ったら雨足が強まり大雨になってしまいました (>_<)

その後は以前にも訪れた佛子園を訪問し、法話&観光&見学と中身の詰まった旅になりました。

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