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2018年7月号 [和庵だより]

◇ ウチのタロが ◇

 1月号でお知らせした高齢の柴犬のタロですが、犬は人間の7倍の速度で老化するという言葉の通り、どんどんと弱っていきました。昨日できていたことが今日できない…人間も同じなのでしょうが、進行が速いぶん変化がはっきりと見えます。

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(写真は亡くなる数日前のタロ)

 そして食べ物も受け付けなくなり、水すらあまり飲み下せなくなり、6月18日の朝、ちょうど坊守が見守っているなか、息を引き取りました。食べられなくなった時点でもう長くないことは頭で分かっていましたが、やはり本当に亡くなってしまうと痛切な思いが胸に迫り、涙が溢れ出てきます。

 亡くなってすぐに枕経、翌日葬儀。私と坊守の僧侶2名でしたので、「タロ、贅沢だぞ」と思いながら読経し、横浜市内の寺院が運営している火葬場で荼毘に付しました。

 もの言わぬ動物ではありますが、悲しみは深いものがあります。いえ、もの言えぬ動物だからこそ、人間のように利害関係が無いからこそ、純粋に悲しめるのかもしれません。最期の日々はどんどんと痩せていき、心細くなったのか甘えるようになり、幼犬時代に戻ったかのような姿に愛情は深まるばかりでした。

 1月号で「ペットは成仏できるのか」という論争があると書きました。答えの出ない問いではありますが、大切なことを教えてくれ、生老病死の悲しみを教えてくれる全ての存在は尊いものであると、私たちは受け止めています。タロもお念仏を称えることはできませんが、そもそもが仏さまや菩薩さまの化身として私たちのもとに来てくれたのではないかと感じます。

 であれば、いつか私たちがお浄土に往生したとき、懐かしい方々と共に出迎えてくれるのではないかと思っています。だんだんとお浄土に大切な方が増えていきますが、倶会一処、再び会える場所があるという信仰は、死への恐れを和らげてくれるのではないでしょうか。


△ お 知 ら せ △

◎雨の御堂筋
7月上旬、僧侶向け研修の講師として大阪に出張してまいります。会場は本願寺派の津村別院、とは言っても地元の方にはこの名称では通じず「北御堂」の愛称で親しまれています。大阪には東西本願寺の別院があり、それぞれ南御堂・北御堂と呼ばれ、そのお堂を繋ぐ道を御堂筋と呼びます。この通りに店を構えることが大阪商人の夢であったそうです。

◎盂蘭盆会法要 なごみ庵にて 7月15日(日)/8月12日(日)
いずれも10時半より
なごみ庵では7月・8月のいずれもお盆法要をお勤めいたします。どうぞお気軽にお参りください。
また、個別にお盆法要や初盆法要のお勤めをご希望の方は、お寺までご連絡ください。
お盆は法要のご依頼が重なりますので、お早めのご相談をお願いいたします。

◎劇団 五色の花『雰囲気のある死体』に住職(一瞬だけ)出演
なごみ庵坊守が舞台役者をしているのはご存知の方が多いと思いますが、このたび住職も舞台にほんの一瞬だけ出演することになりました。
役柄は「お坊さん」役です(笑)。

会場:四谷 絵本塾ホール(東京都新宿区若葉1-22-16)
6公演ありますが、友人僧侶と交互に出演するので、私の出演は3回です
(以下赤文字の回)
7月26日19時
27日14時・19時
28日14時・19時
29日14時・17時
奇特にも観覧ご希望の方は、なごみ庵までご連絡ください(チケット3500円)

◦神之木地区センター写経会  7月3日(火)18時30分
◦神之木地区センター笑いヨガ 7月9日(月)10時30分(12月まで毎月第2月曜)
◦死の体験旅行  7月18日(水)19時 豊島区 金剛院
◦自死遺族の集い 7月26日(木)10時30分 築地本願寺

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コメント 4

あっちゃん

全身全霊で飼い主に愛情を表してくれるペットの死、
本当に悲しく辛いですね。

でも、倶会一処の希望に心を向かわせ、お浄土の実在をはっきりと意識させてくれるのですね。
そう言う意味でもやはり、仏様、菩薩様の化身なのでしょうね。

さて、ワタクシ最近思うのが、お浄土に行きたいけれども、、以前の信仰の友人、恩師、大切な人たちとは「倶会一処」できなくなってしまうなあ、ちょっと寂しいなあ…(T_T)

お浄土と天国の真ん中にカフェでもオープンして、
「誰でも倶会一処」できるようにしたいな、、

てか、既にあったりして?!
by あっちゃん (2018-06-29 14:09) 

ボーズandカナコ

あっちゃんさま
そうですね、仏教以外の宗教では異なる死後観があるでしょうし、仏教でも厳密に言えば宗派によって違う種類の「浄土」があります。

でも私は、ちょっと考えかたが緩やか過ぎるかもしれませんが、仏教のどの宗派でも、神道でも、キリスト教でも、イスラム教でも、「救われていく」ということに区別は無いと思っています。
厳密な教義に照らし合わせれば、行く先は別の場所という事になるのでしょうが、「いのちの還る場所」という意味では同じ世界なのかな、と。

お浄土と天国の真ん中にカフェ、いいですね。
お釈迦さまとイエスさまが下界で共同生活する『聖お兄さん』というマンガを連想しました(笑)
by ボーズandカナコ (2018-06-29 19:02) 

あっちゃん

聖☆おにいさん!!読んでました。
「ブッダとイエス」の仲良しな日常に、ほっこり(*´-`)しますね。

by あっちゃん (2018-06-30 20:09) 

ボーズandカナコ

宗教的に寛容な日本ならではのマンガだと思います (^_^)
by ボーズandカナコ (2018-06-30 20:56) 

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