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2018年9月号 [和庵だより]

◇ 平成最後の夏 ◇

最近はひんぱんに「異常気象」という言葉を聞くようになって、これだけ多いと本当に「常とは異なる」なのかどうか分からなくなってしまいます。

僧侶の立場で感じることは、やはり葬儀の多さです。特に手伝っているお寺では、早くからの猛暑がひと段落した8月に入ってから増えました。疲労の蓄積が間を置いて表面化しているようですので、皆さまも9月に入ったからと安心せず、どうぞ体調管理にお気をつけください。


「常と異なる」体験といえば、7月末に友人僧侶と共に、演劇に出演させて頂くご縁がありました。
劇作家の別役実さん作『雰囲気のある死体』は病院が舞台のブラックユーモア作品。1970〜80年代に書かれたもののようで、病室でタバコを吸うのがOKだったりナースステーションが「看護婦詰所」と呼ばれていたりするのが時代を感じます。
tatemono_hospital2.png
物語は、患者の増加で地下に急きょ作られた病室に入院患者が入ってくるシーンから始まります。しかしその病室の隣が霊安室だったのが騒動の原因で、個性的な登場人物が次々と現れたり、患者と遺体を取り違えたりと、ドタバタ劇が巻き起こります。

私は霊安室で読経(実際には無い状況ですが)するために病院にやってきた僧侶という役柄で、ラストシーンでは舞台上に1人取り残され、ご遺体に向かってお経をとなえ、幕が下ります。

この依頼、最初はどうしようか迷ったのですが、演出家の「騒動の中で『モノ』のように扱われてしまう『死体』が、僧侶によって尊厳ある『遺体』になる、そのリアリティが欲しい」という言葉でお受けさせて頂くことを決心しました。

亡き方を懇ろに弔うことによって、その尊厳を守り、ご遺族の心にほんの少しでも安寧が生じるようお手伝いをする。お芝居を通じて、改めて葬送儀礼の大切さを思い知ることができました。


◎ お 知 ら せ & ◇ ご 報 告

◎新WS「死んでから書くエンディングノート」 9月18日(火)19時より
マンダラエンディングノートと「死の体験旅行」のコラボ企画です。
通常のエンディングノートは事務的なことについて書くものが多いですが、マンダラエンディングノートは「自分の記憶や思い」に焦点を当てるものになっています、
東京都渋谷区文化総合センター大和田の学習室2で開催いたします。

◎秋のお彼岸法要 なごみ庵にて 9月23日(日祝)10時30分より
先月お知らせの通り、法要に続き絵本『地獄』の朗読と、それにちなんだ法話をいたします。お参りや法名奉読ご希望の方は、同封のお彼岸用の法名用紙をご使用ください。

◎動物追悼法要 なごみ庵にて 10月21日(日)13時より
以前から検討していたペットの追悼法要を、今年からお勤めいたします。
10月号にお申し込み用紙を同封させていただきます。

◎コラボ企画「仏教甘味と共に味わう 死の体験旅行」 11月10日(土)13時より
東京都港区芝の仏教伝道協会で、コラボ企画が開催されます。
虎ノ門の光明寺に勤め、スイーツ僧侶として名高い木原祐健さんが作る仏教にまつわる甘味、そして「死の体験旅行」を共に体験します。
来月号にご案内を同封しますが、早めに詳細をお知りになりたい方はご連絡ください。

◦神之木地区センター写経会  9月4日(火)18時30分
◦神之木地区センター笑いヨガ 9月10日(月)10時30分(12月まで毎月第2月曜)
◦死の体験旅行  9月10日(月)19時 豊島区 金剛院
◦自死遺族の集い 9月27日(木)10時30分 築地本願寺

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