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2018年09月| 2018年10月 |- ブログトップ

NHK Eテレ「人生レシピ」VTR出演! [その他色々]

NHK Eテレの「明日も晴れ! 人生レシピ」という番組にVTRで映ります!
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http://www4.nhk.or.jp/jinsei-recipe/

「修行」をテーマに色々なお寺を取材していたようなのですが、なぜか修行の無い浄土真宗の私のところにも取材にいらっしゃいました。どうやら「修行」と平行して、お寺の現代的な取り組みという部分のようです。

また、お坊さんQ&Aハスノハや「自死・自殺に向き合う僧侶の会」で一緒に活動している浄土宗の東さん、ハスノハの共同代表の堀下さんも取材をお受けになったようです。

告知VTRを見ると、私の部分が全面カットにはなっていないようなので、ご紹介させて頂きます (^_^;) 
スタジオにはゲストとして、浄土真宗僧侶であり宗教学者でもある釈徹宗先生がいらしているようなので、どんなコメントが頂けるか楽しみです。

ぜひ10月26日の20時、また11月2日の11時に再放送されるようですので、お手空きの方はご覧頂ければ幸いです (^人^)

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アチコチ・ワークショップ [死の体験旅行]

10月はワークショップ「死の体験旅行」が5回も入ってしまって(入れてしまって)てんてこ舞いです。

中旬、茨城県の生涯学習事業での開催。
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お城の跡にある旧県庁舎、なんだか趣のある歴史的建造物です。
神奈川県庁も一番古い建物が似た雰囲気でドラマの撮影などに使われていますが、こちらは茨城県を舞台に撮影されたNHK朝の連ドラ『ひよっこ』で、主人公の みね子と親友の時子が訪れたNHKの建物として使われたそうです。

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正面玄関を入ったところの階段も立派。
お笑いコンビ 髭男爵の山田ルイ53世がワイングラスを片手に降りてきそうです。

翌々日には国士舘大学の世田谷キャンパスで、国士舘大学と横浜国立大学の学生さん向けに開催。
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久々に入った大学キャンパスの雰囲気にうろたえていたら、突如落ち着く雰囲気の建物が…
お参りしようと思って近づいたら、以前使われていた「大講堂」という建物でしたが、見た目は完全に本堂。

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普段の開催でも学生さんがいらっしゃることは多々ありますが、学生さんばかりというのは初めてのことですので、緊張してしまいました。
でも皆さん真摯に受けてくださり、終了後の質疑応答も活発で、嬉しく楽しい時間でした (^人^)

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2018年10月の法話 [月々の法語]

今年の法話会は『歎異抄』のお話しをしていますが、10月は先日訪れた恐山の話をたっぷりさせて頂きました。
もう、話さずにはいられないという気持ちでした (^人^)

1日目はこちら

2日目はこちら


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恐山 2日目 [その他色々]

一夜明け、早朝の恐山は朝靄がかかり、より一層この世でないような気配に充ち満ちていました。
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ってこの写真、私ではなく早起きして恐山境内をランニングしたMさん撮影のものを使わせて頂きました。

地蔵殿と本堂で朝のお勤めがあり、朝食を終えたあと、南師じきじきに境内の案内がありました。

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火山性ガスのせいか、境内に草木はまばらで荒涼とした風景が広がっています。
写真の場所は「賽の河原」と呼ばれる場所。
幼くして亡くなった子どもが堕ちる場所で、「ひとつ積んでは父のため、ふたつ積んでは母のため」と石を積み上げるとこの世に生まれ変わることができる。
しかし積み上がろうとすると鬼がやってきて邪魔をする。

積み上がっている石は自然にできたものではなく、幼子を亡くして恐山を訪れた親たちが我が子を手伝おうと積んでいったものなのでしょう。
また、周囲に少し生えた草が、所どころ結んであります。
南師は「なんだか分かりますか?」と問いますが、誰も分かりません。
「我が子を追い回す鬼が、草に足を取られて転ぶようにと願って、親たちが結んでいくのです」という言葉を聞いて、胸が締めつけられるような気持ちになりました。

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この地蔵も亡き方を想うご遺族が持ち込み、徐々に増えていったものだそうです。
お地蔵さまですからね、石で出来ているから重いんです。
こんな重いものを、こんな山奥まで…重さよりも、想いの方が強いのでしょう。

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荒涼とした風景を通り過ぎると、そこには美しい極楽浜、そして宇曽利湖(うそりこ)が広がっています。
数年前に訪れた青年が、この美しさにフラフラと湖に入ってしまったそうです。
しかしこの美しさには理由があります。湖底からも火山性ガスが噴き出していて酸性度が高く、ほとんど生物が生息していません。
その青年は、3日間も眼が開かなかったそうです。

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本堂に戻ると、後方の棚の上に無数の花嫁人形が並んでいます。
これを見た瞬間、その意味に気づき、全身に鳥肌が立ちました。

皆さん、なぜ恐山に多数の花嫁人形があるかお分かりになりますでしょうか?
よくよく見ると(写真は加工していますが)、花嫁人形のケースには戒名や法名が書いてあり、若い男性の写真が入っています。
そう、未婚で若くして亡くなった息子のため、親御さんがあの世の花嫁を連れてくるのです。


南師は、「宗派それぞれの教義や作法があり、遺族の想いをその器に収めとろうとする。しかしその器に収まりきらず溢れだした想いが、恐山のような霊場に流れ込んでくるのでしょう」と仰いました。

浄土真宗では、亡き方はちゃんと成仏している、悩み苦しみの無い仏さまとなっている。
だから供養するのではなく、仏さまとして敬うことが大切です。
そう説きます。

けれど、誰もがそう納得できるわけではない。
亡き方に、何かしてあげたい、何かせずにはいられない。
その想いを、「供養は必要ないですよ」と切り捨ててしまってはいけないのだな。
「供養」の巨大な念が渦巻く恐山で、改めてそう感じさせられました。


<1日目>はこちら

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恐山 1日目 [その他色々]

私、未来の住職塾サンガ(卒業生会)の会長(=雑用係?)をさせて頂いています (^_^)
大きな仕事としては、毎年秋の研修旅行のセッティングです。

今年は、お坊さんでもなかなか行ったことが無い日本で最も有名な霊場、青森の恐山に行ってまいりました。
霊場としても有名な恐山ですが、実は曹洞宗の菩提寺というお寺でもあります。ちなみに「菩提寺」という言葉は、一般的には「我が家のお寺さん♡」という意味ですが、ここでは寺院の固有名詞になっています。

またこの恐山菩提寺の院代(住職代理)は、これまた高名な僧侶、南 直哉(みなみ じきさい)師。
曹洞宗の大本山である福井県の永平寺で20年も修行に励み(通常は1〜2年の方が多いそう)、自他共に厳しくストイックな姿勢から「永平寺のダース・ベイダー」と恐れられたお方です(実は事前の打ち合わせの際、あまりの緊張感に泣きそうになりました)。


秋の青森。
好天に恵まれた中、青森中心部から3時間ほどかけて下北半島の中心部に大型バスは向かいます。
曲がりくねった山道を上ると、視界が開けるとともに硫黄のにおいが…。
境内のあちこちから火山性ガスが噴出する、異界の雰囲気を漂わせる恐山にたどり着きました。

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到着後、すぐに南師によるご講演。
現在の日本はどういった状況にあるか、そしてその中に存在する寺院にどういう未来があるか。
ご自身が院代を務める恐山に訪れている変化もありのままに話しつつ、まったく忖度の無い厳しい言葉が矢継ぎ早に飛来します。

非常に幅広い知識をベースに、古来からの日本社会の構造や、新宗教について、他宗派の教義について、現代未来の医療倫理問題まで、矢は降り注ぎ続けました。

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しかしこちらも、「未来の住職塾」で真剣に仏教の・僧侶の・自坊の未来を考え尽くしたメンバー揃い。
みな我がこととして南師の話に耳を傾け、講演後には果敢に質問の手を挙げていました。


ご講演後、入浴(濃厚な温泉でした)、夕食、そして分科会。
南師のご講演について、2人1組で掘り下げていきます。

そしてようやくリラックスして懇親会が始まりましたが、途中で南師もご参加くださいました。
部屋にいらした南師、なぜか私の対面に座り、なんとなく主に私と対話するような雰囲気に。
……2日間の研修旅行で、この時間が最も脳が疲れたかもしれません (-_-;) 

そうして恐山の夜は更けていきました。





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