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DIY.KESA! [その他色々]

手芸好きの坊守(妻)、着なくなった着物などを材料にコースターやティッシュケースなど小物を作るのが趣味です。
時には気合いが入りすぎて、フルタイムの仕事ぐらい裁縫部屋に籠もってしまいます (^_^;) 
(ちなみに以前、「サイホウに行ってきます」と言われ、西方極楽浄土に行ってしまうのかと驚いてしまいました)

さて、今日も今日とて裁縫にいそしむ坊守。
今度はなにやら細長いものを作っている様子。

なにが出来るのかな…と様子を見ていたら…
sml.IMG_2486.jpg
袈裟。

え!? 袈裟って自分で作れるの?
あとちょっと派手じゃない!?

最初は試作的な感じで派手な生地を使ったよう。
その後はコツをつかんだのか…
sml.IMG_2487.jpg
量産体制に(笑)

この袈裟、正確には「略式畳袈裟」と呼ばれるものです。
それにしても袈裟って法衣屋さんで買うしかないと思い込んでいたんですが、人間やってやれないことはないんですね〜〜
sml.IMG_2493.jpg
ひとつ頂戴しました。
大島紬の着物から作ったものだそうで、とても細かく落ち着いた柄がお気に入りです (^_^)

大好きなあのお坊さんに手作りの袈裟をプレゼントしたいわ〜というアナタ!
ぜひチャレンジしてみてはいかがですか!

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募金の意味 [その他色々]

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先日、初めて街頭募金活動をさせて頂くご縁がありました。
https://753an.blog.so-net.ne.jp/2018-08-31

1回か2回ぐらい「人から金を集めてないで、自分の金で支援すればいいじゃないか」なんて絡まれるかもしれないなと考えていたのですが、残念(?)ながら今回そういったことはありませんでした。

募金活動に対し、ときどきそんな意見を耳目にすることがあります。
しかし、少なくとも僧侶が行う募金活動に関しては「支援金を集める」ことだけが目的ではありません。
多くの人に善行をして頂くご縁を作る、というのが目に見えない目的だと思っています。


1人の人が1万円の寄付をすれば、それはそこで終わってしまいます。
でも募金活動で、たとえば3人の方が千円を入れ、10人の方が五百円玉を入れ、20人の方が百円を入れれば、33人もの方が「自分は被災地のために何かしたんだ」と思うことができます。

実際の例では、東日本大震災の一周年の際、横浜市営の関内ホールで行事を開催した時のことが思い出されます。
10万円ほどの経費がかかったと記憶していますが、264の席が満席になり、約20万円の募金が集まりました。
これも私が10万円を寄付すれば、それでおしまいになる話でした。
しかし264名の方が(全員かどうか分かりませんが)少しずつ出してくださった20万円は、264名の思いが込められています。


ニューヨークの元市長、ジュリアーニ氏の「割れ窓理論」は、1枚の割れた窓を放置しておくと、そこから街の治安が悪化していくというものです。逆を言えば、1枚の窓を入れ直し、ひとつのゴミを拾えば、街の治安が保たれることに繋がるいうことでしょう。

これは人の心にも当てはまると思っています。
道端でついゴミを捨てたり、困っている人を見て見ぬふりして通り過ぎれば、その人の心は少しずつ荒んでいくのではないでしょうか。

逆に、ゴミを拾ったり、重い荷物を持つ方を手助けしたり、募金箱に百円を入れたりすれば、少しずつ人の心は澄んでいくと思います。

少しずつ荒んだ心は、何か魔が差しそうになった時に後押しをするかもしれません。
しかし少しずつ澄んでいった心は、魔が差しそうになっても自分を引き止めてくれるということがあると思います。1人1人の変化はわずかでも、それが社会全体に広がれば大きな変化になるのではないでしょうか。

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初の街頭募金活動 [その他色々]

我ながら色々な活動に首を突っ込むタチだと思いますが(笑)、実は街頭募金活動というのをしたことがありませんでした(行事で募金を集めたことはありますが)。

今回、秋田の法友、日蓮宗の齋藤宣裕さんからお誘い頂き、JR目黒駅前で西日本豪雨災害の募金活動をお手伝いさせて頂くご縁がありました。
秋田最古の日蓮宗寺院 法華寺

なぜ秋田のお坊さんが都内で募金? と最初は思ったのですが、2011年の東日本大震災で被害を受け、その時に全国から様々な支援が東北に集まった、その恩返しがしたいとのこと。また本山の池上本門寺にいらっしゃる機会が多く、そこに合わせて都内でというお考えでした。

Facebookで仲間を募り、最終的には様々な宗派の5名の僧侶プラスお寺の奥さん1名が集まり、警察に許可を得て目黒駅周辺で募金活動をスタートしました。


私は初体験だったものの、齋藤さんは定期的に盲導犬の募金活動をしているそうで、とにかく慣れています。前述の警察への許可も事前に済ませ、大きなパネルや募金箱も全て自腹で準備してくださいました。

また、いざ募金を始めると立て板に水のようにお願いの言葉が出てきてビックリしました。黙って立っていればいいんじゃないんですね〜〜。
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<街に自然に溶け込むお坊さん、の図>

始める前は、誰も入れてくれないんじゃないか、と心配していたんですが、意外にも多くの方がご協力くださいます。何人か続けて入れてくださることもあれば、10分20分と誰も近づいてこない時間もあります。
ついつい人間観察なんかもしてしまって、ひそかに楽しんでしまいました (^_^;) 
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<笑顔でいようとして笑い過ぎのワタシ>

途中から2班に分かれ、私は齋藤さんとは違う班に。
声出し名人の齋藤さんがいないので、こちらの3人は徐々に自分で工夫して声を出すようになりました。必要は発達の母ですね (^_^)

2時間の募金活動を終えて集計すると、34,737円も集まっていました!
自分たちも募金したので、実質3万円弱ほどですが、それでも当初の「ほとんど集まらないんじゃないか」という心配はまったくの杞憂でした。これは、やはり僧衣を着ていたということが大きかったんじゃないかと思います。

集まった募金は、被災地でボランティア活動を行っている全日本仏教青年会に全額寄付をさせて頂きます。

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演劇『雰囲気のある死体』出演! [その他色々]

ひょんなことから、お芝居に出演させて頂きました!

舞台役者でもある坊守(お寺の奥さん)の役者仲間から「今度の芝居に、本物のお坊さんに出て欲しいんだけど…」という相談がありました。

話を伺うと、劇作家の別役実さんの『雰囲気のある死体』を公演することになり、ラストシーンに僧侶が登場するのだけど、役者が僧侶を演じるのではなく本物の僧侶に出て欲しいとのこと。

『雰囲気のある死体』は病院を舞台にしたブラックコメディで、バタバタと様々な事件が巻き起こり、死体と病人が取り違えられそうになってしまう展開。
そのバタバタの中で死体はモノのようにぞんざいに扱われてしまうが、一歩下がって冷静に見ていた僧侶がラストシーンでその死体に弔いの経を唱える。

相談を持ちかけていらした「演劇集団 五色の花」主催の玉野井直樹さん言葉を借りると…
僧侶が丁寧に読経をすることで、ぞんざいに扱われていた「死体」が尊厳のある「遺体」になっていく。そこにリアリティが欲しい。
その言葉が心に響き、「お手伝いをさせてください!」とついウッカリ言ってしまいました(笑)。

ただお芝居は複数日数あって自分1人では不安でしたので、稽古場や劇場へのアクセスも考慮し、西新宿の淨音寺、高山一正住職に声をかけさせて頂きました。
とはいえ高山さんは私などと違って真面目で控えめな性格。お芝居に出るなんて話は断られてしまうだろうな…と思っていたのですが、思いがけずOKを頂いてビックリ (。・・。) 

そんなわけで、何度か稽古場に顔を出しつつ、ついに迎えた公演本番。
衣装は僧衣、芝居は必要ナシ、セリフはお経のみという、ある意味普段の法事などと変わらないのですが、観客が注目する舞台に上がるというのは緊張感のあるものです。
本番でも稽古場でも色々な学びがあり、普段の生活とは違った場に立たせて頂いて、高山さんも私も実りのある時間を過ごさせて頂きました。

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舞台は病院の地下にある病室。
隣が霊安室ということが悲劇(喜劇?)の引き金に…

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千秋楽を終えて集合写真(ちゃっかりセンター)。
何度も上演されてきた作品だけれども、坊さんが本物だったり、遺体役を実際に人が演じたりするのは初めてではないだろうか、とのことでした (^_^;) 

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お花をお供えするということ [その他色々]

近所のスーパーに、仏花に関する貼り紙がありました。
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まさかスーパーで仏教に触れた貼り紙があるとは予想外で、嬉しくなってFacebookに投稿したところ、思いがけず大きな反響がありました。また様々なご意見を頂き、仏花ひとつとっても色々な意味があるのだな、と学ばせて頂きました。

基本的に好意的な意見が多かったのですが、やがて「下と上に書いてあることが矛盾してない?(浄土宗:加用雅信さん)」という意見が出ました。
よく見ると下には「仏さまに仏花をお供えする」という趣旨が書かれていて、上には「仏花は仏さまにお供えするものではない」という趣旨が書いてあります。確かに矛盾していて、一般の方がこれを見たら「どっちやねん」と感じるでしょう。
また上には、「仏花は仏様にお供えするものではない」と言い切っていて、これに違和感を覚える僧侶も多くいらっしゃいました。

上のポップで言いたいことは「仏花は仏さまにお供えするだけの意味ではない」ということでしょう。
「短い期間でしおれ、枯れていく花を見ることによって、いのちの有限性に気づく。そこから故人への思いを深めたり、いま自分が生きていることを感謝するという意味もあるんだよ」と伝えたいのだと思います。

また、このような考え方は浄土真宗的な傾向があります。
浄土真宗では「供養」という概念があまり無く、お供えや法事を「故人のため」というよりは「実は自分に向けられているもの」という捉え方をします。
けれどそれは仏教全体としてはやや特殊な考えともいえ、そこに関しても様々な宗派の僧侶からご意見を頂けましたので、長くなりますがご紹介させて頂きます。


・お経に「願心清浄」とあるように、尊い存在(仏さまやご先祖さま)にお花やお菓子をお供えしたいという、その心が尊いのです(浄土宗:長谷雄蓮華さん)。

・仏花は仏さまにお供えするものであり、回向してこちらを向いていると考えていた(天台宗:小野常寛さん)。

・こういう解釈もありだとは思うけれど、仏さまへのお供えではないと否定している部分はおかしいのではないか(真言宗:塚越秀成さん)。

・真言宗的には、荘厳を整える(美しく飾る)という意味だと思う(真言宗:増田俊康さん)。

・我流だが、仏花はお浄土の美しさ、灯明はお浄土の確かさ・頼もしさ、お香はお浄土の清らかさをそれぞれ表していると説明している(浄土真宗:竹柴俊徳さん)。

・真言宗では場合によってトゲのある植物を使うこともある。また六種供養の考え方から花は忍辱を表すという教えもある(真言宗:色摩真了さん)。

・敬意を込めて物や行いを捧げ奉仕すること、またその善果を回向することの一環として捉えていました(浄土宗:伊藤竜信さん)。

・花は種から芽を出して暑さや寒さに耐えて花を咲かせることから、耐え忍ぶことを表しています。また、花を見る者の怒りを鎮める役割もあります。つまり、仏花を供えるということは耐え忍び、怒るなという教えにつながっています。六波羅蜜の忍辱です(真言宗:中村一善さん)。

それを踏まえて、大きく文章を変えず、より正しく表現すると以下のようになるでしょうか(もとの文案:天台宗:染川智勇さん)
仏花は仏さまにお供えするだけの意味ではない…ってご存知でしたか?
お供えを通して仏さまが説かれた「命あるものはいつか死ぬ」という命のはかなさを再確認させてらうために、生花を供えるのだともいえます。
仏花を見ることで、故人を想い生きている大切さを感じる。
仏花をお参りする人に向けて供えるのには、そんな意味もあるのです。


スーパーの店員さんに聞くと、この貼り紙はジェルフラワーという生花の会社が作ったものとのこと。
http://www.jelflower.com

連絡をとって色々とお伝えさせて頂いたので、そのうちより正確な内容に直っていて欲しいと願っています。

追記:花屋さんに連絡を取ると、この貼り紙を作った方は退職し、連絡の取れない状態とのことでした。どういった経緯で仏花について調べ、この文面を作ったかお聴きしたかったので残念でした。

追記2:禅の世界観では「美しい」と素直に感じた気持ちを尊重し、また「亡き方にお供えしたい」という素直な気持ちを大切にする。不立文字という言葉がある通り、説明より感覚を大切にする(臨済宗:藤尾聡允さん)

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雨の大阪行 その2 [その他色々]

1日目はこちら

そんなこんなで2日目。
台風は日本海側に抜けたものの、大阪は朝から大雨です。

そんな中、「御堂筋」の名称の由来となった浄土真宗の東西本願寺別院をお参りさせて頂きます。
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こちらは大谷派(お東)の難波別院、通称 南御堂
あまり段差のない平たい作りになっていて、その部分が北御堂と対照的です。平成30年7月現在は大掛かりな工事が行われていて、宿泊施設を兼ねた山門を建築しているとのことでした。

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こちらが昨晩も訪れた本願寺派(お西)の津村別院、通称 北御堂
南御堂に比べ上方向に建築されていて、写真では巨大さがイマイチ伝わらない本堂はエレベーターでも上がることができます。

両御堂をお参りした後は、以前からお参りさせて頂きたかった東大阪市 往生院六萬寺さま。こちらはお坊さんQ&A hasunohaで親交のある川口英俊さんが副住職を勤めるお寺です。

往生院六萬寺HP http://oujyouin.com
hasunoha 川口さんページ https://hasunoha.jp/users/16

有名な花園ラグビー場の最寄り、東花園駅まで車でお迎えを頂戴し、大阪を一望できる高台のお寺へ。
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こちらの往生院六萬寺さま周辺は、古くは修験道の修行場だったそうです。しかも、そういった山は女人禁制という場合が少なくありませんが、こちらは男女平等に修行ができる珍しい場所でした。

ごく最近(平成30年4月)に滝行場の跡と思われる台石が発掘され、そこから整備を行い、長い時を経て滝行のお寺として6月末に復活したばかり。
「せっかくですので」とお誘い頂き、私も人生初の滝行にチャレンジさせて頂きました。
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お寺の奥の高台から、さらに山中に踏み込んで10分ほど歩くと滝行場に到着します。
白いふんどしと白衣に着替え、川口さんを導師として読経。

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先に川口さんが見本を見せてくださいました。
大音声で真言を称えていらっしゃるので、雄々しい表情です。

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見よう見まねで私。
真言は知らないので、浄土真宗のお経「重誓偈」を称えますが、フタ空けっぱなしのコーラみたいな表情(笑)
自分が普段、どんな表情で読経しているのかが分かりました (^_^;) 

雨とはいえ蒸し暑い時期でしたので、始める前は「気持ち良さそうだな〜」と思っていましたが、やはりそこは山の水。思ったよりも冷たくて、打たれ続けながら声を出すのは少し難しいほどです。こういう時は、淡々とした読経よりも、声を張って真言を称える方が適しているのだな、と感じました。


ということで2日間の大阪行。
結局プランを立ててて訪れたのは全てお寺でした(笑)。

台風の接近で一時は訪問も危ぶまれましたが、なんとか無事に往復することができました。
ただ、翌日から西日本を中心に記録的な大雨の被害が広がり、多数の犠牲者が出ております。
衷心より哀悼の意を表します。

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W杯「他力本願」じゃいけない [その他色々]

久々の「いけない」シリーズ!

日本時間の2018年6月28日夜に開催されたサッカー・ロシアW杯。
日本のグループリーグ最終ポーランド戦を、「ああ、こりゃ明日のニュースは仏教用語の誤用が連発するだろうなぁ… (-_-;) 」と思いながら観ていました。

その仏教用語とは、『他力本願』
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翌日夜、Yahoo!ニュースのスポーツカテゴリーに限って「他力本願」を検索すると、62件の記事や写真がヒット。しかしよく見ると競馬や野球の話題も混じっているので、「他力本願 ポーランド」で検索しなおすと41件ヒット。これはほぼ全て、昨晩のW杯に関する記事のようです。

ほとんどの方がご存知と思いますが、4チーム中2チームが決勝ラウンドに進出できるという状況で、対戦国ポーランドに1点先制された日本が、他会場の試合の様子を見ながら、「1点差負けなら決勝ラウンド進出できそうだから、攻めずにパス回しをしよう」という戦術を選択しました。
他会場の試合の行方に自分たちの命運を賭けたその姿が「他力本願」と揶揄されているワケです。
(ちなみに、サッカーに詳しくない私はその戦術の是非についてとやかく言う気は全くありませんが、非難をする方の気持ちもわかりますし、逆に称賛する方の気持ちもわかります)


さて、ここで「他力本願」で辞書を引いてみましょう。
まずは大辞林。

①  〘仏〙 弥陀の本願の力に頼って成仏すること。
②  〔本来的な意味からはまちがった用法〕 他人の力に頼って事をなすこと。
①の最初の「仏」は「仏教用語」の意味です。そしてその言葉に複数の意味がある場合、最初に出てくる説明が本来の意味です。
けれどほとんどの人は、本来は誤用である②の意味で使っています。

次に世界大百科事典
阿弥陀仏が一切の衆生を救済しようとしておこした誓願。また浄土教で他力の弥陀の本願を頼むことをいう。
他力とはみずからの力によらないで,仏・菩薩の力によって救われること,とくに阿弥陀仏の四十八願,別しては第18願による救済をさす。
浄土教では浄土門・念仏行を他力とし,聖道(しようどう)門・余行を自力(じりき)とする。また他力を他力本願の意とし,本願によらないものを自力とする。
阿弥陀仏の本願力を名づけて他力とし,仏の本願力を頼む念仏を他力の念仏として,阿弥陀仏の本願力すなわち他力を頼んで,念仏による往生浄土を願うことを他力本願という。


なんだかややこしくなってきましたが、つまり本来の「他力本願」とは…
対象:他の誰かさんではなく、阿弥陀如来
目的:決勝ラウンド進出ではなく、成仏
この状況でのみ使うべき仏教の大切な言葉であって、野球とかサッカーとか政治とかで使ってほしくないんです!! (>_<)

とは言え、字面で誤解・誤用されてしまうのは仕方ないことだと思います。また辞書に複数の意味が載ってしまっている以上、誤用とも言い切れません。せめて昔のお坊さんが「阿弥陀力本願」とか「仏力本願」という言葉にしてくれていたら誤解も減らせたかもしれませんが、タイムマシンも無いので変えようがありません。

そこで「他力本願」の誤用を減らすため、新たな言葉を考えることにしました!
一般に願いごとをするのは神仏などです。
けれどサッカーの神さまなどいるのでしょうか…
Googleで検索すると…
pele.jpg
ペレ

ということで、今後はサッカーで「他力本願」という言葉を使いたい場合は…
「ペレ力本願」を使って頂けるようお願い申し上げます m(_ _)m

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伊豆正蓮寺さまで「適当」法話 [その他色々]

法友の渡邉元浄さんが住職を勤める、伊豆の国市の正蓮寺さまで、「いちごいちえの法話会」6月の法話を担当させて頂きました。
http://www.shourenji.or.jp
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ちなみに正蓮寺では世にも珍しい「双頭蓮」が芽吹き、地元の新聞やテレビが連日取材に訪れています。法話で訪れた日は、残念ながらまだまだ蕾でした。


半年ごとに計画してチラシを作る関係で、日程決めとともに講題を尋ねられたのが4ヶ月ほど前のこと。その時ふっと頭に思い浮かんだのは「適当」という文字。その勢いのままにテーマは「適当のススメをあなたに」と決まりました。

日が近づくにつれ、「なんでこんな講題にしちゃったんだろう」と頭を抱えつつ原稿を作ります。ここまで話はまとまらないのは珍しく、前日深夜まで悶え苦しんでいました (^_^;) 

当日早朝、まだモヤモヤしたまま新横浜から新幹線で三島、そこから在来線で韮山駅。
「お寺に着いたら時間があるから、もう一度話を組み立ててみよう…」と思っていたら、「おてらおやつクラブ」の発送作業に駆り出され、結局ほとんど考える間も無いまま法話の時間に… (>_<)
https://otera-oyatsu.club


そんな状態で話し始めたのですが、自分で言うのもアレですが意外とスムーズに話が繋がっていきました。何というか、勝手に組み上がっていくような不思議な感覚で、聴いている皆さんも頷きながら真剣に耳を傾けてくださり、私の背を押してくれているようでした。
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テーマが「適当」ということで、資料?の植木等さんと高田純次さん(笑)

終わってから色々な方と話すと、いつもの常連さん以外に「このテーマに興味を持って初めて参加」という方が多く、15回目の今回が最多人数だろうとのこと(台風が近づいてたのに…!)。

初参加のご婦人と話すと、「もっと肩の力を抜いて生きたい…」と涙ぐみながら仰っていました。詳しくは分かりませんが、何か背負うものが大きく重いのだろうな、と察せられました。
何の気なしに決まったテーマでしたが、こういった話を求めている方が多かったんだな〜と実感。これが「降ってくる」という状態なのかなと感じました。このテーマを、さらに練り上げてみたいと思います。

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法話が終わって、ホッとしての写真。
右側のイケメンが住職の渡邉元浄さんです。
イケメンで、センスがよく、真面目で熱意があるという何拍子も揃った方です。
何か弱点が無いかと探すのですが、今のところ見つかりません(笑)

2018年6月中旬に双頭蓮が咲く予定です。
珍しい花とナイスガイ住職に会いに、皆さんも伊豆まで足を運んでみてください (^人^)

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県民共済フレアさん写経2回目 [その他色々]

桜木町駅の目の前、県民共済フレアさんで2回目の写経会の依頼があり行って参りました。
1回目はこちら

梅雨入りしてしまったのでポツポツ雨が降っていますが、とても景色の良いお部屋。あまり人数が多くないとのことなので、思い立って席を窓向きにしてみました!
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なんということでしょう〜〜〜
写経に疲れた手を止め視線を上げると、そこには帆船の日本丸、みなとみらいコスモワールド、ランドマークタワーなどが一望できます!
時計を忘れた人も、観覧車を見れば正確な時刻もわかります。
なんて便利なのでしょう〜〜(笑)

3回目は9月5日ですが、残念ながら神奈川県民共済の組合員とその家族しか申し込めないのだそうです。
もし該当する方でご希望の方は、以下リンクをご覧ください (^人^)
http://www.kenminkyosai.or.jp/life/flare/koza/detail.php?courseid=2046

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後ろから、あんなタックルしちゃあいけない [その他色々]

日本大学と関西学院大学のアメリカンフットボールの試合で、非常に悪質なタックルがあったとして問題になっています。
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実は私、高校時代にアメフトをしていて、しかも問題になっているタックルをした選手と同じポジション(DL ディフェンスライン)でした。

アメフトはハードな接触のあるスポーツで、だからこそプロテクターを装着し、また様々なルールが設定されています。
タックルに関しては「ボールを持ってない相手には後ろからタックルしてはいけない」「ボールを持っている相手にはどこからでもOK」というルールがありますが、問題のシーンを見ると、花形ポジションのQB(クォーターバック)がボールをパスし、数秒後にDLが真後ろからタックルをしています。

QBがボールを投げた瞬間から、後ろからのタックルは禁止です。私も試合の時は、パスが投げられた瞬間に衝突を回避するように動いた覚えがあります。QBも自分が狙われているのは分かっていますから、投げ終わった直後は身体がまだ緊張状態にあります。しかし1秒も経てばもうタックルされないだろうと思って身体の力を抜きますし、映像でも脱力の様子は見て取れます。

だからこそ、今回の反則は非常に悪質です。しかも衝突の多いDLと機動力重視のQBとでは、防具の堅牢さが全く違います。重戦車と普通自動車ぐらい違います(適当)。
ですのでこの反則は悪質なだけでなく、非常に危険な行為でした。


では、この反則をした選手は悪質な反則をするならず者だったのでしょうか?
この選手がどんな選手かは知りませんが、選手が自発的にあれほど明確な反則をするのは考えにくいことです。憶測でしかありませんが、監督やコーチの指示があったのではないか、と思ってしまいます。

実は私も高校時代、強豪校と対戦する時、監督が「ツブすつもりでQBに当たれ」というような指示があった記憶があります。とは言ってもルールの中で全力で行け、という指示だったのですが、あの当時の監督やコーチと自分の関係性を考えれば「反則をしてでもツブせ」という指示があれば何をしていたか分かりません。

もし監督やコーチがその指示をしたとしたら、その人物はルール無視の無法者なのでしょうか。いえ、アマチュアとはいえスポーツの世界で、なんとかチームを勝たせたい、自分の手腕を認めさせたい、という思いが強まり過ぎてしまったのではないかと思います。


急に仏教の話になりますが、親鸞聖人のお言葉に「さるべき業縁のもよおせば、いかなる振る舞いもすべし」というものがあります。「人間は、色々な縁や条件が揃ってしまえば、どんな残酷で非道な行為でもしてしまう」という意味の言葉です。

今回の報道を見て、もし縁や条件が揃ってしまえば、あの凶悪なタックルをしていたのは自分だったのかもしれない、と思うと恐ろしくなります。

しかし縁や条件が揃えば、どんな素晴らしい行為でも出来るのが人間でもあります。
反則を受けた選手の回復を念じるとともに、反則をした側もしっかりと反省し、この経験を無にしないよう念じています。

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