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なごみ庵だより9月号 [和庵だより]

◇ 中学生の君へ ◇

昨年の夏、なごみ庵に中学生のSさんがいらっしゃいました。
Sさんの通う中学校では少し変わった取り組みをしていて、大学の卒業論文のように自分でテーマを決め、2年間かけて研究・発表しているとのこと。

彼女は、自分と同世代の悩みを抱えている人たちに何かかけてあげられる言葉は無いかと考えていた時に、新聞で「死の体験旅行」のことを知り、これがヒントになりそうだと感じたのです。
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もちろん協力をさせていただくことにしました。そして1年が経ち、「今、泣きたい気持ちでいる中学生の君へ」というパンフレットが届きました。そこに添えられていたSさんの手紙には…

このパンフレットには、私と同じ思春期を過ごす中学生の人たちに少しでも役に立ってほしい、という願いがこもっています。

私は死の体験旅行により、言葉の力を感じました。これを活かし、悩んでいる中学生に言葉の力で未来を疑似体験してもらえる内容にしました。浦上さんに教えていただいた「諸行無常」ということを私なりに表したつもりです。是非読んでいただきたいと思います。

…と書かれていました。自分自身が中学生の時を思い返してみると、友人たちが何か悩んだり苦しんだりしていないか、彼らに何かできないだろうか、なんてちっとも考えていなかったと思います。「後生畏るべし」また「後生頼もしい」と感じました。

夏休みが終わる8月31日、そして9月1日は若年層の自死が突出して多い日です。自死までには到らなくとも、悩みを抱えている若者は少なくないはずです。お子さんやお孫さんやご近所さんで、悩みを抱えていそうな若者がいたら、どうぞ優しく見守ってあげてください。またお寺に上記パンフレットがありますので、ご興味のある方はどうぞご連絡ください。


◎ お 知 ら せ ◎

◎NHK総合 ニュース シブ5時 8月29日(木)16時50分〜18時10分
NHKの夕方のニュース番組、シブ5時から現在取材を受けています。放送予定日が8月29日だそうですが、予定変更やカットの可能性もあるので、あまり期待せず、もしお時間があればご覧ください。

◎「死」を通して考える「生」~お坊さんのホンネ~ 9月14日(土)14時
「ユニコムプラザさがみはら」にて(相模大野駅隣接 bono相模大野サウスモール3階)
月に2回ほどのペースで、様々な分野の講師を招いて開催されている「オーサーズカフェ」にお招きいただきました。僧侶は初めての登壇とのことで、どんな話をしようか今から頭を悩ませています。

◎秋のお彼岸のご案内 9月23日(月祝)10時30分より
秋のお彼岸法要 〜親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え〜
坊守が朗読する絵本は、佐野洋子さん作・絵の『空とぶライオン』です。
ぜひ、ご家族・お子さん・お孫さんもお誘い、お参りください。

◎報恩講&宗教法人設立記念 12月8日(日)午後 東神奈川かなっくホールにて
今年の報恩講は、なごみ庵の宗教法人設立記念行事を兼ねて開催します。ご講師はNHKシブ5時でお馴染みの釈徹宗さんをお招きすることになりました!
しばらく先になりますが、どうぞ今からご予定いただければ幸いです。

◦神之木地区センター写経会 9月3日(火)・17日(火) 18時30分
◦死の体験旅行 9月18日(月) 19時 豊島区 金剛院
        9月26日(木) 18時30分 神奈川大学 生涯学習講座
◦自死遺族の集い 8月22日(木)・9月26日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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2019年8月号 [和庵だより]

◇ いのちの研修 ◇

以前から各地で開催させていただいているワークショップ(体験学習)「死の体験旅行」は、相変わらず一般の受講者も途切れることがありませんが、最近は研修として招かれる機会も増えてきました。看護師への研修、社会福祉士への研修、会社での研修と様々ですが、8月に埼玉のある施設からお招きを受け、とても嬉しくなりました。

そこは全国でも珍しいという、「在宅ホスピス施設」です。「ホスピス」は主にガンなどで終末期になった患者が、穏やかに最期を迎えるための施設やサービスのことを言います。その前に「在宅」が付くので、訪問看護などを利用しながら自宅でホスピスケアを受けるのが「在宅ホスピス」になります。では「在宅ホスピス施設」とは、いったいどういうものでしょうか?
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訪問看護などのサービスを利用したとしても、やはり自宅でホスピスケアをするのは大変なことです。患者の体調が急変すると、思わず救急車を呼んでしまったなどの話も耳にします。

そこで作られたのが「在宅ホスピス施設」で、具体的には終末期患者専用の賃貸住宅になります。患者はそこに住みながらホスピスケアを受けることができ、施設の雰囲気や食事なども病院とはだいぶ異なり、患者の意思を尊重した自由度の高いものになっているそうです。

「死の体験旅行」はそもそも、欧米のホスピスのスタッフ向けに始まったものと言われていますが、自分の生や死について考える必要性があるのは医療者だけではない、という思いで今まで続けてきました。けれど本来このワークショップを必要としていたホスピスで働く人たちのために開催できることは、まるで里帰りをするような気持ちになり、嬉しくなったのです。

少しでもお役に立てるよう、頑張ってまいります。


◎ お 知 ら せ ◎

◎お盆のご案内 8月11日(日)10時30分より
6月号に同封の法名(戒名)用紙をご利用ください。欠席の場合は、ご縁の方の法名やお名前をお書きいただき、FAXやメールなどでお送りください。

◎盆おどり大会のお知らせ 8月17日(土)18時・18日(日)19時
なごみ庵に隣接する平川町北公園では、毎年8月のお盆時期の土日に、町内会の盆おどり大会が開催されています。住職・坊守も毎年参加して踊っていますので、ご一緒しませんか?なごみ庵に荷物を置け、お手洗いもお使いいただけます。希望者は、坊守が浴衣の着付けもいたします。

◎秋のお彼岸のご案内 9月23日(月祝)10時30分より
別紙の通り、秋のお彼岸法要 〜親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え〜
をお勤めします。今回の絵本は佐野洋子さん作・絵の『空とぶライオン』です。
ぜひ、ご家族・お子さん・お孫さんもお誘いください。
空とぶライオン.jpg

◎報恩講&宗教法人設立記念 12月8日(日)午後
今年の報恩講は、なごみ庵の宗教法人設立記念行事を兼ねて開催します。特別な行事ですのでご講師も特別! NHKシブ5時でお馴染みの釈徹宗さんをお招きすることになりました!
場所は東神奈川駅/京急仲木戸駅に隣接する「かなっくホール」です。
しばらく先になりますが、どうぞ今からご予定いただければ幸いです。

◦神之木地区センター写経会 8月6日(火)・20日(火) 18時30分
◦死の体験旅行 8月19日(月) 19時 豊島区 金剛院
        9月26日(木) 18時30分 神奈川大学 生涯学習講座
◦自死遺族の集い 7月25日(木)・8月22日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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2019年7月号 [和庵だより]

◇ ありがとう、ありがとう ◇

父のように慕っていた恩師の七回忌法要をお勤めさせていただきました。
私と同じく一般家庭出身で僧侶になったからか、私のことを気にかけてくれ、相談に乗ったり なごみ庵の法話会に駆けつけたりしてくれた方でしたので、なごみ庵が宗教法人化したことを報告するような気持ちで読経をいたしました。
笑い文字 ありがとう.jpeg

恩師の奥さまは川柳の先生をなさっていて、夫が亡くなり6年経ち同じ89歳になった今でも現役で指導をなさっています。川柳は俳句と同じ五・七・五の形式ですが、季語を用いるなどの約束事が無く、またシルバー川柳やサラリーマン川柳などコミカルなものも多くあります。

法要の際、ご自身の作品が掲載されている川柳の雑誌を頂きました。掲載されたそれぞれの作家の句が五首ずつほど掲載されていますが、奥さまの作品は全て七回忌を詠んだものでした。

その中で印象に残ったのは「七回忌 あなたの命 信じたい」という句です。あなた=夫は6年前に亡くなっていますので、その「命を信じたい」というのはどういうことでしょうか。

察するに、長く連れ添った「佳き人」との時間や思い出などを暖かく前向きなものとして捉え、また命を終えたあとに再会する世界があり、さらに亡き方が仏さまとなって見守ってくださっているという気持ちを表したものだと拝察をしました。


もう一句、「七回忌 ひたすらありがとう ありがとう」も印象的です。夫と連れ添った今までの歩み、子どもや孫たち、言葉にはしきれぬ数多くのものへ感謝を捧げているように感じられ、中句をあえて字余りにしているのが、感謝の深さ大きさを示しているようです。

「ありがとう」は「有ること難し」という涅槃経の言葉がもとになっています。こんな自分に良くしてくださって、という謙虚さと知恩の気持ちが形になったものです。法人化に際し、恩師や皆さまへの「有り難う」の気持ちを胸に、これからも歩んでまいります。


◎ お 知 ら せ ◎

◎宗教法人化のご報告と御礼
別紙の通り、なごみ庵が無事に宗教法人として認可をされました。
今年の報恩講はその記念行事を兼ねての開催としようと考えております。
12月8日(日)、場所は東神奈川駅/京急仲木戸駅に隣接する「かなっくホール」を予定しております。しばらく先になりますが、どうぞ今からご予定いただければ幸いです。

◎お盆のご案内 7月14日(日)・8月11日(日)両日とも10時30分より
6月号に同封の法名(戒名)用紙をご利用ください。欠席の場合は、ご縁の方の法名やお名前をお書きいただき、FAXやメールなどでお送りください。

◎盆おどり大会のお知らせ 8月17日(土)18時・18日(日)19時
なごみ庵に隣接する平川町北公園では、毎年8月のお盆時期の土日に、町内会の盆おどり大会が開催されています。住職・坊守も毎年参加して踊っていますので、ご一緒しませんか?
なごみ庵に荷物を置け、お手洗いもお使いいただけます。
希望者は、坊守が浴衣の着付けもいたします。

◦神之木地区センター写経会 7月2日(火)・16日(火) 18時30分
◦死の体験旅行 7月22日(水) 19時 豊島区 金剛院
        9月26日(木) 18時30分 神奈川大学 生涯学習講座
◦自死遺族の集い 6月27日(木)・7月25日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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2019年6月号 [和庵だより]

◇ 時代はめぐる ◇

平成の時代が終わり、新しく令和の世が始まりました。
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昭和から平成の時は天皇陛下の崩御とともに、でしたのでお祝いの雰囲気ではありませんでしたが、今回は10日間もの連休(お寺は休めませんが…)とも相まって祝賀ムードに包まれました。テレビを見ていると、大晦日のように蕎麦を食べつつ5月1日を迎える方もいらして、外国の方にはなかなか理解しにくいだろうな、と感じました。

外国といえば、世界規模でのやりとりは国際暦(西暦)を使うのでしょうが、あちこちで固有の暦が使われています。なごみ庵だよりの右上にも西暦とともに「仏暦」が記してありますが、これはお釈迦さまが亡くなったとされる年(または翌年)を元年としており、東南アジアの仏教国では公的に使用されているようです。

西暦と仏暦とあってややこしく感じますが、日本の元号は天皇陛下の代替わりとともに変わりますので、ややこしさは仏暦の比ではありません。令和元年は平成だと31年、昭和だと94年、大正だと108年、明治だと152年になります。過去帳や位牌などは元号で記録するので法事の年数を数えるのが非常に大変です。

日本もいっそ西暦だけにという意見もあって、それはとても便利なのでしょうが、何か味気ないような気もします。そう感じてしまうのは「古い」とされるのかもしれませんが、昭和生まれの私はすでに3つ目の元号ですので、古くて当たりまえなのかもしれません。

仏教も2500年を超えて続いているので「古い」どころではありませんが、その教えは決して色あせずに必要とされ続けています。お寺としては「新しい」なごみ庵も、この「古い」教えを令和の世でもしっかり伝え続けていきたいと思っています。


◎ お 知 ら せ ◎

◎おてランチ 〜語らい&味わい〜 6月4日(火)11時より 参加費1000円
語らいと食事を楽しむひと時、「おてランチ」。
最近あった楽しいことや悲しいこと、驚いたことなどを話したり耳を傾けたりして、その後は皆さんで美味しいカレーをいただきます。どうぞお気軽にご参加ください!
準備の都合上、出欠のお知らせをお願いします。

◎高座バトル★ルーキーズ 6月8日(土)16時〜17時30分 チケット3000円
会場:恵比寿 寺子屋ブッダ・書坊にて(東京都渋谷区東3−23−3 恵比寿駅 徒歩4分)
2016年11月に住職が出演させていただいた高座バトル(中目黒 正覚寺)。
同じ「お題」で落語家さんと僧侶が話の共演をするという人気イベントですが、今回は恵比寿の寺子屋ブッダ・書坊さんで開催されることになりました。
住職の対戦相手は落語家の春風亭昇々さん(とってもイケメン)、お題は未定。
インターネット検索で申し込めますが、苦手な方はお寺までご連絡ください。
定員は少なめの30名ですので、お早めのお申し込みをお願いします。
https://shobo190608.peatix.com/

◎お盆のご案内 7月は14日(日)、8月は11日(日)に法要をいたします。
暑い季節ですので、両月とも10時30分からの法要です。
同封の法名(戒名)用紙をご利用ください。欠席の場合は、ご縁の方の法名やお名前をお書きいただき、FAXやメールなどでお送りください。

◦神之木地区センター写経会 6月4日(火)・18日(火) 18時30分
◦死の体験旅行 6月19日(水) 19時 豊島区 金剛院
        9月26日(木) 18時30分 神奈川大学 生涯学習講座
◦自死遺族の集い 5月23日(木)・6月27日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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2019年5月号 [和庵だより]

◇ 還る場所 ◇

また1人、恩師がこの世の縁を終え、浄土にお還りになりました。
16年前、私が築地本願寺の東京仏教学院で学んでいた際、「伝道と教養」という数人のご講師が順に講義をされる授業があり、最初のS先生からは「都市開教」について教わりました。文字通り都市部で新しく寺院を開く活動についての授業で、新しくお寺を開くなんてことができるんだ! と非常に驚いた記憶があります。後にそのS先生から個人的に都市開教について詳しくご指導いただき、徐々に構想を練っていきました。

2人目のご講師が、今回お亡くなりになったT先生です。第一印象は、なんとも大らかな方だなぁ、というもの。聞くと北海道のお寺のご出身で、若い頃は海外開教使としてカナダで仏教を広めていたとのこと。北海道もカナダも大地が広い土地柄です。広い土地で育まれた人は、心も大らかになるのだな、と感じたことを覚えています。お寺に伺うと、関西出身の明るい坊守さまと一緒に迎えてくださり、お二人の人柄が醸し出す居心地の良さを感じました。

最初のS先生から都市開教について色々と伺ったものの、なかなか踏ん切りはつきません。その時にT先生のお寺を尋ね相談すると、「どちらにしても住まいを借りるんだから、ちょっと頑張って借家を借りて、一室を本堂にしてみたらいいじゃない。それでダメだったら場所を移っても、やめてもいいんだし」と朗らかに言葉をかけていただき、悩みがスコーンと突き抜けたように感じ、布教所を開く決心がつきました。

T先生のお寺は「奏庵(かなであん)」。音楽が好きで「奏でる」と、カナダにご縁があったので「カナディアン」とかかっていて洒落ています。それにならい私たちも「なごみ庵」と名付けました。最近はお目にかかる機会がなかなか無いままの別れになったことが悔やまれますが、私もいつか浄土に還った時、しっかりお礼とご報告をさせていただこうと憶念しています。


◎ お 知 ら せ ◎

◎お芝居『脚光を浴びない女』4月17日(水)〜24日(水)下北沢ザ・スズナリ
坊守出演のお芝居『脚光を浴びない女』、4月21日の観覧ツアーは満席になりましたが、別の日はまだ空きがある回もあります。ご希望の方はお寺までお申し込みください。

◎寺社フェス「向源」 5月4日(土)・5日(日)目黒 五百羅漢寺・蟠龍寺
毎年ゴールデンウィークに開催される寺社フェス「向源」ですが、今年は5月4日・5日に
目黒の2つのお寺で開催されます。詳細は「向源」で検索ください。

◎三浦霊園 合同墓 倶生の碑 合同参拝バスツアー 5月15日(水)9時30分 東白楽駅集合
今年も気候が良いであろう5月の中旬に、合同墓のお参りに出かけます。
まだお席に空きがありますので、ご希望の方はどうぞお問い合わせください。

◎高座バトル 6月8日(土)16時 恵比寿 寺子屋ブッダ 書坊にて
2016年11月に住職が主演させていただいた、高座バトル(中目黒 正覚寺)。同じテーマで落語家さんと僧侶が話の共演をするという人気イベントですが、今回は恵比寿の寺子屋ブッダラボ・書坊さんで開催されることになりました。住職の対戦相手(?)やテーマなど、詳細は次号以降でお知らせいたします。

◎お盆のご案内 7月は14日(日)、8月は11日(日)に法要をいたします。
詳細は次号でお知らせいたします。

◦神之木地区センター写経会 5月7日(火)・21日(火) 18時30分
◦死の体験旅行
5月29日(水) 19時 豊島区 金剛院
5月23日(満席)・9月26日(木) 18時30分 神奈川大学 生涯学習講座
◦自死遺族の集い 4月25日(木)・5月23日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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2019年4月号 [和庵だより]

◇ 3.11から8年 ◇

自分自身の生や死について深く考えるワークショップ(体験学習)「死の体験旅行」は、毎月池袋の真言宗 金剛院さまをお借りして開催させていただいています。その日程を決める時、3月はあえて11日にしました。そう、東日本大震災の日です。

以前は死の話題は「縁起でもない」と避けられるものでした(ちなみに「縁起」本来の意味は、全ての事象には原因と条件があって結果が出る、というものです)。しかしあの大震災があって、死の話題をしようが避けようが、いつ突然にそれはやってくるのか分からない。ならば時には考えておかなくてはならない。日本人の多くがそう考えるようになったのだと思いますし、だからこそ「終活」という言葉も一般に広まりました。

また、メディアでも「死」はよく取り上げられるようになりました。「死の体験旅行」もやはり3.11の影響か取材も多く、3月5日発売のサンデー毎日、3月11日放送のNHKひるまえほっと、3月16日発売のDIMEと続きました。

仏教は最初の段階から、死から目を背けず見つめなさい、と説いてきました。なにしろお釈迦さまご自身の出家の動機のひとつは、葬列を目にしたことだと言われています。そして…
・明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかわ(親鸞聖人)
・まずは臨終のことを習うて、後に他事を習うべし(日蓮聖人)
・朝には紅顔ありて、夕べには白骨となれる身なり(蓮如上人)
・生のみが我らにあらず、死もまた我らなり(清沢満之)
などなど、僧侶の死に関する言葉は数多くあります。いえ、仏教だけでなく、ありとあらゆる宗教・哲学で「死」を問題にしているのです。皆さんも「縁起でもない」と避けず、時にはじっくりと考えてみてはいかがでしょうか。


◎ お 知 ら せ ◎

◎春のお彼岸法要 〜親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え〜
3月17日(日)13時より なごみ庵
お彼岸法要では、読経の後、坊守による絵本の朗読があり、続けてその絵本の内容に関する法話をいたします。どうぞお子さんやお孫さんもお連れになり、ご参加ください。
なお、茶話会のお菓子の準備などもありますので、できるだけ出欠と人数をお知らせいただければ有り難いです。

◎観劇ツアー『脚光を浴びない女』 4月21日(日)14時 下北沢ザ・スズナリ
坊守出演のお芝居『脚光を浴びない女』、一緒に観に行きませんか? ツアー日のほか、4月17日(水)〜24日(木)まで公演があります。お寺までお申し込みください。

◎寺社フェス「向源」 5月4日(土)・5日(日)目黒 五百羅漢寺・蟠龍寺
毎年ゴールデンウィークに開催される寺社フェス「向源」ですが、今年は5月4日・5日に目黒の2つのお寺で開催されます。詳細は「向源」で検索ください。
会場の1つである五百羅漢寺は、平成27年10月の合同バス旅行で訪れた、特徴的な本堂のお寺です。またもう1つの蟠龍寺は、山手七福神の弁財天が祀られています。

◎三浦霊園 合同墓 倶生の碑 合同参拝バスツアー 5月15日(水)
今年も気候が良いであろう5月の中旬に、合同墓のお参りに出かけます。
詳細は別紙をご覧ください。

◦神之木地区センター写経会 4月2日(火)・16日(火) 18時30分
◦死の体験旅行
 4月22日(月) 19時 豊島区 金剛院
 5月23日(木)・9月26日(木) 18時30分 神奈川大学生涯学習講座
◦自死遺族の集い 3月28日(木)・4月25日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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2019年3月号 [和庵だより]

◇ 七回忌 ◇

1月の末、長崎は島原まで行ってまいりました。
50歳の若さで亡くなった先輩僧侶の七回忌法要です。
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とても慕われていた方で、全国の僧侶7名でお参りに伺いました。

2日間の法要にはご家族や檀信徒さんたちがお集まりになり、伝道を大切にしていた先輩を偲び、7名の僧侶全員が20分ずつリレー法話をさせていただいたのです。


話は少し遡りますが、2012年12月の報恩講は、なごみ庵のご本尊の入仏法要を兼ねた大切なご縁でした。この時にご法話をいただいたのが、この先輩僧侶でした。余命を宣告されている状態で治療のために上京していたので、急遽お願いをしたのです。

「皆さま、長崎からまいりました○○と申します。皆さんとお会いできるのは、今生でこれが最期になると思います」と口を開くと、状況をご存知ない皆さんは一瞬きょとんとされます。続けてご本人の口から事情が説明されると、その場は緊張感に包まれました。

日本はまだまだ遅れていますが、世界各国の病院では宗教者が、患者の苦悩に耳を傾けるために職員として出入りしています。先輩僧侶は日本での先駆者として、ご自身もがんに蝕まれながら、九州の病院で中学2年生の女性がん患者を担当することになりました。

何度も訪問を重ね、そして最期の面会の際、彼女から「○○さん、先に往ってるね」と声を掛けられたことを声を震わせながらお話しになり、お堂にはすすり泣きの声が静かに響きました。

先輩は最後、こう私たちに問いかけてくださいました。大切な問いであると思います。皆さんも一緒にお考えになっていただければ、有り難く存じます。

「自分がどこから来て、どこに還っていくのか。何者であるのか、何のために生きているのか、何を大事に生きているのだろうか。そういったことを半年に1回、いえ、年に1回でも結構です。1人になって、自分自身に問いかけてみてください」


◎ お 知 ら せ ◎

◎春のお彼岸法要 〜親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え〜
3月17日(日)13時より なごみ庵
お彼岸法要では、読経の後、坊守による絵本の朗読があり、続けてその絵本の内容に関する法話をいたします。どうぞお子さんやお孫さんもお連れになり、ご参加ください。
なお、茶話会のお菓子の準備などもありますので、できるだけ出欠と人数をお知らせいただければ有り難いです。

◎観劇ツアー『脚光を浴びない女』 4月21日(日)14時 下北沢ザ・スズナリ
坊守出演のお芝居『脚光を浴びない女』、一緒に観に行きませんか?
詳細は別紙の通りですが、4月17日(水)〜24日(木)まで公演があります。

◎寺社フェス「向源」 5月4日(土)・5日(日)目黒 五百羅漢寺・蟠龍寺
毎年ゴールデンウィークに開催される寺社フェス「向源」ですが、今年は5月4日・5日に
目黒の2つのお寺で開催されます。詳細は「向源」で検索ください。
会場の1つである五百羅漢寺は、平成27年10月の合同バス旅行で訪れた、特徴的な本堂のお寺です。またもう1つの蟠龍寺は、山手七福神の弁財天が祀られています。

◎三浦霊園 合同墓 倶生の碑 合同参拝バスツアー 5月15日(水)
今年も気候が良いであろう5月の中旬、15日にご希望の皆さんと合同参拝に出かけます。
詳細は次号でお知らせいたします。

◦神之木地区センター写経会 3月5日(火)・19日(火) 18時30分より
◦死の体験旅行 3月11日(土) 19時 豊島区 金剛院 / 3月23日(土) 14時 なごみ庵
◦自死遺族の集い 2月28日(木)・3月28日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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2019年2月号 [和庵だより]

◇ 聖なる歌 ◇

昨年12月23日、代官山ノエルというクリスマスイベントに協力をしてきました…と書くと私が宗旨替えをしたかと驚かれるかもしれませんが(笑)、もちろんそうではありません。超宗派の仲間の僧侶と共に、プロテスタントの本多記念教会を中心とした行事に参加をしたのです。

まずは「牧師さん&お坊さんと話そう」というコーナー。普段なかなか接する機会のない僧侶や、それ以上に見かける機会の少ない牧師さんと話ができるというもの。雑談だったり、質問だったり、真剣な悩みだったり、色々な方がいらっしゃいます。私も、これからの進路に悩む青年の言葉に耳を傾けさせていただきました。

そして楽しみだったのは、無数のキャンドルでライトアップされた教会での声明公演。声明(しょうみょう)とは歌のようなお経のことで、幻想的な雰囲気の中、僧侶5名による誦経の声が響き渡りました。
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イベントの最後は、屋外でのゴスペル&読経の公演。寒い中ですがライトアップされた広場に、多くの人だかりの輪が広がります。そこでまず、僧侶たちによる声明で厳粛な雰囲気が作り出され、続く地元高校のブラスバンド演奏で徐々に場は盛り上がっていきます。そして大人数のゴスペル隊が登場し、「Oh happy day」など耳にしたことがある曲を、体を揺らし、手拍子と共に歌います。僧侶たちも思わずノって手拍子を叩きながら、私は『天使にラブソングを』という映画が好きだったことを思い出しました。

教会であってもお寺であっても、そこは厳粛な宗教的空間です。しかし厳粛なだけではなく、時には楽しみを共有する機会も大切なのだな…と、2つの聖なる歌が響く夜空の下、ヒントを頂けたような気持ちになりました。


◎ お 知 ら せ ◎

◎春のお彼岸法要 〜親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え〜
3月17日(日)13時より なごみ庵にて

お彼岸法要では、読経の後、坊守による絵本の朗読があり、続けてその絵本の内容に関する法話をいたします。
今回選ばれた『おじいさんなら できる』は、おじいさんが大好きな孫の少年と、手先が器用で手芸が得意なおじいさんの、心暖まる可愛らしいストーリーです。
どうぞお子さんやお孫さんもお連れになり、ご参加ください。

なお、茶話会のお菓子の準備などもありますので、できるだけ出欠と人数をお知らせいただければ有り難いです。
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◎寺社フェス「向源」 5月4日(土)・5日(日)目黒 五百羅漢寺・蟠龍寺にて
毎年ゴールデンウィークに開催される寺社フェス「向源」ですが、今年は5月4日・5日に目黒の2つのお寺で開催されます。
会場の1つである五百羅漢寺は、平成27年10月の合同バス旅行で訪れた、特徴的な本堂のお寺です。
またもう1つの蟠龍寺は、山手七福神の弁財天が祀られています。

◎三浦霊園 合同墓 倶生の碑 合同参拝バスツアー 5月15日(水)
今年も気候が良いであろう5月の中旬、15日にご希望の皆さんと合同参拝に出かけます。
詳細は次号以降でお知らせいたします。

◦神之木地区センター写経会 2月5日(火)・19日(火) 18時30分よ
◦死の体験旅行 2月23日(土) 18時 豊島区 金剛院 / なごみ庵 2月9日 満席
◦自死遺族の集い 1月24日(木)・2月28日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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2019年1月号 [和庵だより]

◇ 2018年の漢字 ◇
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毎年、京都の清水寺の貫主さまが揮毫される今年の漢字が「災」になりました。たしかに災害が多い年でしたが、なにもそんな字を選ばなくても…と思ったものの、公募で決まった字が書かれるそうなので、貫主さまも仕方なく書かれたのでしょうね。

起こってしまった災害を無かったことにはできませんが、せめて元号も新しくなる2019年は「災い転じて福となす」という一年になってほしいと願うばかりです。ですがこの「福」というのも、なかなか難しいものがあります。なぜなら、福・幸せとは他者と比較の上に、相対的に成り立つものだからです。


人間の幸福感の研究によると、人は最低限の衣食住が満たされると大きな幸福感を感じるが、その衣食住が高価になることで得られる幸福感は小さいのだそうです。

例にあげられていたのは、アメリカの中間層(立派なマイホーム)とインドの人力車引き(壁がビニールシートの簡素な家)でしたが、両者が感じる「幸福度」は同等でした。


現代の私たちの生活と、親鸞聖人の生きた平安鎌倉時代を比べれば、アメリカとインドより差は大きくなります。電気はある、エアコンはある、車も飛行機もある。昔と比べれば現代人は夢のような豊かで便利な生活をしています。しかし誰もが幸福感に充ち満ちて生きているわけではないことは、皆さんもご承知の通りかと思います。

この先、どれだけ医学や科学が発展しても、物質的な充足を追い求める方向性では幸福感が満たされきることは無いでしょう。仏教で説かれる「足るを知る」「己を知る」道、つまり精神的な充足を求めることこそが、「災い転じて福となす」への近道になるのではないでしょうか。



◎ お 知 ら せ ◎

◎自死者追悼法要「いのちの日 いのちの時間 東京」無事終了しました
毎年12月1日に築地本願寺で行われる大法要、今年は過去最多の200名以上のご遺族が参集し、厳かに法要が執り行われました。

◎なごみ庵 報恩講法要 無事終了しました
参加者が大勢となったため、東神奈川の会議室をお借りして無事に開催いたしました。

◎代官山ノエル「お坊さん・牧師さんと話そう」協力 12月23日(日)13時〜
代官山の本多記念教会(キリスト教)主催で行われるクリスマスイベント「代官山ノエル」に協力します。正確には人種や宗教を越えたイベントとのことですが、「ノエル」という言葉そのものが「クリスマス」を意味し、主催も教会になっています。

私はヒルサイドプラザという場所で「お坊さん・牧師さんと話そう」というブースにおります。また15時と18時にはゴスペルや声明(歌のお経)のコンサートもあります。
街を上げての華やかなイベントですので、お時間のある方はぜひ遊びにいらしてください。

◎二歳参り 12月31日(月)22時ごろより
今年も大みそかの夜10時ごろから「二歳参り(ふたとせまいり)」を行います。
のんびりとご歓談いただき、年越しの時間はお経とお念仏で過ごします。
準備の都合上、ご参加の方はご連絡ください。

◦神之木地区センター写経会 1月から第1火曜日・第3火曜日の月2回に戻ります。ただ1月の第1火曜日は元日ですので、第2火曜日の8日と第3火曜日の15日になります。時間は18時30分より。
◦死の体験旅行 1月16日(水)19時 豊島区 金剛院/なごみ庵 1月以降 日程未定
◦自死遺族の集い 12月27日(木)/1月24日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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2018年12月号 [和庵だより]

◇ おてらおやつクラブ グッドデザイン大賞! ◇

お寺へのお供えものを、お子さんのいる生活困窮家庭におすそ分けし支える活動、「おてらおやつクラブ」が、なんとグッドデザイン賞、しかも最優秀である「大賞」を受賞しました!
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グッドデザイン賞といえば、優れたデザインの製品に送られる歴史ある賞、という認識でしたが、ここに「おてらおやつクラブ」が応募をしたと聞いた時には、頭の中に?マークが浮かびました。よくよく聞くと形のある製品だけでなく、優れたデザインの「仕組み・活動」も選考対象なのだそうです。

今年度の応募総数は4789件。その中から1353件がグッドデザイン賞を受賞し、さらにそこからベスト100が選ばれますが、「おてらおやつクラブ」はそこに残っていました。

特別賞や大賞が東京ミッドタウンで発表されることになり、私も足を運びました。様々な特別賞が発表される中、なんと大賞候補のベスト6に残っています! 他の候補はソニーの犬型ロボットAIBOや富士フイルムのポータブルレントゲンなど、一流企業の渾身の製品が並びます。

そして……「大賞は、『おてらおやつクラブ』!」
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会場に集まった報道陣は「まさかお坊さんが!?」とどよめき、そこに居合わせた私たち僧侶も完全に浮き足立ちました(笑)。大賞をお坊さんが取るのはもちろん初、製品でない仕組み・活動が取るのも初、企業ではなくNPOが取るのも初という、異例の初物づくしだったそうです。

大きな賞を取っても活動内容が変わるわけではありません。なごみ庵もこれまで通り、毎月第2水曜日に神奈川区の社会福祉協議会にお菓子をお持ちしてまいります。お供えはなるべく日持ちの良い、個包装のものをお願いします。


◎ お 知 ら せ ◎

◎おてランチ 〜語らい&味わい〜 11月20日(火)11時より 参加費1000円
「ひとり暮らしの会」の名称を変え「おてランチ」といたしました。
語らいと食事を楽しむひと時、どうぞご参加ください。
準備の都合上、参加の人数をお知らせください。

◎自死・自殺に向き合う僧侶の会 自死者追悼法要 12月1日(土) 築地本願寺にて
例年どおり、自死者追悼法要を開催いたします。詳細はどうぞお尋ねください。

◎なごみ庵 報恩講法要 12月9日(日)13時より ※別会場にて ※要申し込み
お申し込みの人数が、コンパクトな当庵に入りきれない数になりましたので、今年は別会場での開催となります。

◎死の体験旅行 in なごみ庵 12月24日(月・祝日)14時より 受講費3000円
今まで平日夜に池袋の寺院で開催してきましたが、各方面から要望を頂き、なごみ庵でも今後開催していくこととなりました。定員9名、要予約になります。

◎二歳参り 12月31日(月)22時より
今年も大みそかの夜10時から、「二歳参り(ふたとせまいり)」を行います。
のんびりとご歓談いただき、年越しの時間はお経とお念仏で過ごします。

◦神之木地区センター写経会 12月4日(火)18時30分
◦神之木地区センター笑いヨガ 12月10日(月)10時30分
◦死の体験旅行 12月12日(水)19時 豊島区 金剛院/12月24日(月・祝日)14時 なごみ庵
◦自死遺族の集い 11月22日(木)/12月27日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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